「教育実習って、結局何週間行くことになるの?」と不安に思っていませんか?教員免許を取るために避けては通れない道ですが、期間が分からないと予定も立てにくいですよね。実習は大学の講義とは違い、現場で子供たちと向き合う濃密な時間になります。
この記事では、校種別の期間や法律の決まり、スムーズに乗り切るコツを詳しくお伝えします。読み終わる頃には、実習への心の準備がバッチリ整っているはずです。
私は”現役大学生が迷わず準備できる”視点でまとめます。
教育実習の期間は何週間?校種別の一般的な長さと日数の目安

教育実習の期間について、まずは結論から言い切ります。私は教職を目指す皆さんには、小学校なら4週間、中学校なら3週間を基準に計画を立てることをおすすめします。
なぜなら、この期間が現場で「先生」としての動きを身につけるための最短かつ最適な長さだからなんです。大学の掲示板などで「2週間」という文字を見ることもあるかもしれませんが、それはあくまで一部の例外だと考えておきましょう。
実習期間は、取得したい免許状の種類(校種)によって明確に分かれています。自分がどの校種を希望しているかによって、大学の夏休みや秋の予定が大きく変わってくるので注意が必要です。
まずは、一般的な校種別の期間について詳しく見ていきましょう。ここを理解しておかないと、後で「こんなに長いの?」と驚くことになってしまいますよ。
幼稚園・小学校は「4週間」が基本
幼稚園や小学校の免許を取りたい場合、実習期間は4週間(約1ヶ月)になることがほとんどです。これは、全教科を担任が教える小学校の特性上、多くの授業を経験する必要があるからなんですね。
1ヶ月間、朝から夕方まで子供たちと一緒に過ごすのは、体力的にハードですが、その分絆も深まりますよ。
- 全教科を経験する
- 行事と重なる
- 給食指導がある
この3つの要素があるため、小学校実習は4週間という長期間が設定されています。特に全教科の授業準備を経験するには、このくらいの期間がないと足りないんです。
子供たちとの信頼関係を築くのにも、1ヶ月という時間はちょうど良い長さですね。
1ヶ月という期間が設定されている理由
小学校では国語から算数、体育まで幅広く教える必要があります。それぞれの教科で授業の進め方が違うため、2週間程度では「やり方を知る」だけで終わってしまうんです。
4週間あることで、前半は観察、中盤は部分受け持ち、後半は全日受け持ちというステップアップが可能になります。この段階的な経験が、将来の自信に繋がるんですよ。
実際に4週間を経験して気づいたこと
私の友人は「4週間は長い」と最初は嘆いていました。しかし、終わってみると「3週間目からやっと子供の本音が見えてきた」と言っていたんです。
最初の1〜2週間は子供たちも「お客様」として接してきますが、3週間を過ぎると本当のクラスの一員として認めてくれます。この「心の距離が縮まる瞬間」を味わえるのが、4週間の醍醐味だと言えますね。
中学校は「3週間」が一般的
中学校の免許取得を目指すなら、3週間という期間が一般的です。小学校より1週間短いのは、専門教科に特化して指導を行うからですね。
しかし、3週間という時間は意外とあっという間に過ぎてしまいます。1週目は見学、2週目から授業開始、3週目には研究授業と、スケジュールはかなり過密になると覚悟しておきましょう。
- 教科指導の充実
- 部活動への参加
- 学級経営の体験
中学校の実習では、これら3つの軸を3週間で経験することになります。教科の専門性を磨くだけでなく、思春期の生徒たちとどう向き合うかも大事な学びです。
部活動指導にも顔を出すことになるので、1日の拘束時間は長くなる傾向にありますね。
教科指導に集中できる3週間の価値
中学校実習の肝は、やはり自分の専門教科をどう教えるかです。3週間あれば、1つの単元を最初から最後まで担当させてもらえるチャンスがあります。
導入からまとめまでを自分で構成し、生徒の反応を見ながら修正していくプロセスは、3週間という期間があるからこそ深く学べるんです。専門知識をどう噛み砕くか、試行錯誤の連続になりますよ。
生徒との距離感に悩む時期の乗り越え方
中学生は小学生ほど素直に甘えてはきません。実習の2週目あたりで「生徒と何を話せばいいかわからない」と壁にぶつかる実習生は多いんです。
でも、3週間という期間があれば、焦る必要はありません。部活動や休み時間の何気ない会話を積み重ねることで、最終週には生徒から「先生、行かないで」と言われるような関係性が築けるはずです。
高等学校は「2週間」が最短
高校の免許だけを取得する場合、実習期間は2週間で済むケースがあります。これは校種別で最も短い期間です。
ただし、注意が必要なのは「2週間で本当に足りるか?」という点です。高校は授業内容が高度なため、教材研究に膨大な時間がかかります。
期間が短い分、1日あたりの密度は他よりも濃くなると考えておいたほうがいいでしょう。
- 高い専門性重視
- 進路指導の観察
- 自律した生徒達
これら3つの特徴があるため、期間が凝縮されています。生徒の生活指導よりも、教科の専門的な知識をどう伝えるかに重きが置かれることが多いんです。
2週間という短期間で、いかに質の高い授業を提供できるかが勝負になりますね。
2週間というスピード感への備え
高校実習は、始まったと思ったらすぐに終わってしまいます。1週目の後半にはもう研究授業の準備を始めなければならないことも珍しくありません。
このスピード感についていくには、実習が始まる前に教材研究を完璧に終わらせておく必要があります。現場に行ってから「何を教えよう」と悩んでいる暇は、2週間の実習には1秒もありません。
短いからこそ求められるプロ意識
高校生は実習生を「年上の先輩」としてだけでなく、「専門知識を持った人」として見ています。2週間という短い期間で信頼を得るには、圧倒的な知識量と誠実な授業態度が必要です。
期間が短いから楽だと思わず、むしろ「短期間で結果を出さなければならない」というプロ意識を持って臨むことが、成功への近道になりますよ。
複数の教員免許を同時に取得する場合の期間
最近は「中学と高校の両方」など、複数の免許を同時に取る人が多いですよね。その場合、期間はどうなるのでしょうか。
基本的には、長い方の校種に合わせた期間、または両方の校種で実習を行う必要があります。例えば中高両方なら、中学校で3週間実習を行えば、高校の免許に必要な実習も兼ねることができるのが一般的です。
- 中高セットが基本
- 小学校+中学校
- 特別支援+校種
この3つのパターンがよく見られます。特に小学校と中学校の両方を取りたい場合は、それぞれの校種で実習が必要になるため、合計で7週間(4週+3週)もの期間を実習に費やすこともあります。
これはかなりタフなスケジュールになるので、大学の単位履修計画を慎重に立てる必要がありますね。
中高共通実習のメリットと注意点
中学と高校の免許をセットで取る場合、多くの大学では「中学校で3週間」の実習を推奨しています。これで両方の要件を満たせるからです。
ただし、将来「絶対に高校の先生になりたい」と思っているなら、あえて高校で実習を行う選択肢もあります。ただし、その場合は高校の2週間だけでは中学校の免許が取れないこともあるので、大学のアドバイザーに必ず確認してくださいね。
実習を2回行く場合のメンタル管理
小学校と中学校の両方に行くなど、実習が2回にわたる場合は、モチベーションの維持が大変です。1回目の実習で燃え尽きてしまい、2回目が疎かになってしまう人を何人も見てきました。
実習は「点」ではなく「線」として捉え、1回目で見つけた課題を2回目で克服する、という前向きな姿勢を持つことが大事です。体力温存も立派な戦略ですよ。
さて、校種別の期間が分かったところで、次は「なぜその期間が必要なのか?」という法律的な裏付けについて見ていきましょう。ここを知っておくと、実習の重みがより理解できますよ。
教育実習の期間を定める法律と単位数の仕組み

教育実習の期間は、実は大学や実習校が勝手に決めているわけではありません。すべては「教育職員免許法」という法律に基づいています。
この法律によって、教員になるために必要な「単位数」が定められており、その単位を修得するために必要な日数が逆算されているんです。つまり、実習期間は「法的な義務」を果たすための時間でもあるんですね。
結論から言うと、法律で定められた単位を満たすためには、最低でも2週間以上の実習が不可欠です。多くの大学がそれ以上の期間(3〜4週間)を設定しているのは、単に法律を守るだけでなく、教育現場での実践力を養うために必要だと判断しているからなんです。
それでは、具体的な法律の仕組みを紐解いていきましょう。
教育職員免許法に基づく「教育実習」の定義
教育職員免許法では、教員免許を取得するために必要な科目が細かく指定されています。その中の一つが「教育実習」です。
法律上、実習は単なる「職場体験」ではなく、大学の授業の一環として位置づけられています。そのため、実習校での評価だけでなく、大学側での事前・事後指導を含めて初めて単位として認められる仕組みになっているんです。
- 実践的な指導力
- 教職への適性確認
- 使命感の育成
この3つが、法律が実習に求めている役割です。現場で子供たちと触れ合い、実際に授業を行うことで、教科書では学べない「教師としての資質」を養うことが目的とされています。
だからこそ、一定の期間をかけてじっくり取り組むことが求められているんですね。
法律が定める「実習」の重み
教育職員免許法は、昭和24年に制定された歴史ある法律です。その中で実習は、教員としての専門性を担保するための最重要項目とされています。
私たちが実習校で「実習生」として受け入れられるのも、この法律という後ろ盾があるからこそです。法律で守られていると同時に、高い倫理観と責任感が求められる立場であることを忘れないようにしたいですね。
大学のシラバスと法律の関係
大学のシラバス(授業計画)を見ると、教育実習には数単位が割り振られているはずです。この単位数は、文部科学省が定める基準に準拠しています。
法律が変われば実習のあり方も変わるため、大学は常に最新の法令に基づいてカリキュラムを組んでいます。皆さんが受ける実習は、国が認めた「教員への正当なステップ」そのものなんですよ。
免許状取得に必要な「単位数」と実習期間の関係
教員免許を取るには、校種ごとに必要な「教育実習の単位数」が決まっています。一般的に、小学校は5単位以上、中学校は5単位以上、高校は3単位以上が必要です(大学によって構成は異なります)。
この「単位」を時間数に換算すると、必然的に2週間〜4週間という期間が導き出されるわけです。ちなみに、1単位は45時間の学習を基準としています。
- 5単位:4週間
- 3単位:2週間
- 事前事後:1単位
実習そのものだけでなく、実習前後の指導も単位に含まれるのが一般的です。例えば「実習4単位+事前事後1単位」で合計5単位、といった形ですね。
実習期間が長ければ長いほど、より多くの単位として認められる仕組みになっています。単位が足りないと免許は発行されないので、期間の短縮は基本的にはできないと考えましょう。
なぜ「時間」ではなく「単位」なのか
大学教育において「単位」という言葉を使うのは、それが学習の成果を測る物差しだからです。単に学校に「いた時間」が重要なのではなく、その時間を通じて何を学び、どのような成果を得たかが問われます。
実習日誌や指導案の作成も、この単位を構成する重要な「学習時間」に含まれているんですよ。だからこそ、放課後の作業も手を抜けないんです。
他大学との違いに驚かないために
SNSなどで「隣の大学の友達は3週間なのに、うちは4週間だ」という話を聞くかもしれません。これは、大学が独自に「より手厚い指導が必要」と判断して、法律の最低ラインよりも多い単位数や期間を設定しているからです。
期間が長いということは、それだけ大学が皆さんの実践力を重視しているというメッセージでもあります。前向きに捉えて頑張りましょう!
法律で定められた最低限クリアすべき「実習日数」のルール
法律や文部科学省の通達では、単位取得のために必要な「最低実習日数」の目安が存在します。一般的には、1週間を5日として計算し、2週間なら10日、3週間なら15日、4週間なら20日の実習日数が確保されている必要があります。
祝日などで日数が足りなくなった場合、土曜日に登校したり、期間を延長したりして調整することもあるんですよ。
- 祝日が重なる
- 台風等での休校
- 本人の体調不良
こうした事態で規定の日数を下回ってしまうと、単位が認定されないリスクが出てきます。特に秋の実習はシルバーウィークなどの連休と重なりやすいため、あらかじめ余裕を持った日程が組まれることが多いです。
日数のカウントについては、大学側が非常に厳密に管理しているので、指示にはしっかり従いましょう。
欠席がもたらす致命的な影響
実習期間中の欠席は、単なる「休み」では済みません。法律で定められた日数を満たせなくなる可能性があるからです。
もし1日でも休んでしまった場合、多くの大学では「補習実習」として別の日に追加で実習に行くことを求められます。最悪の場合、その年の免許取得を諦めなければならないこともあるため、体調管理は文字通り「死守」すべき項目なんです。
実習校の独自カレンダーに注意
学校によっては、創立記念日や運動会の振替休日などで、一般的なカレンダーとは異なる休みがある場合があります。こうした休みも、実習日数にはカウントされません。
実習が始まる前に、実習校の年間行事予定表を確認し、自分の実習期間中に何日の「登校日」があるかを把握しておくことが、トラブルを防ぐ秘訣ですよ。
大学によって実習期間に細かな違いがある理由
ここで、候補として考えられる「社会人向けの短縮コース」についても触れておきます。一部の通信制大学や特例プログラムでは、実務経験を考慮して実習期間を短縮できる仕組みがありますが、一般的な大学生である皆さんには適用されません。
そのため、この記事ではあえて詳細を省き、通常の「2〜4週間」という枠組みを優先して解説しています。
大学によって期間が違うのは、主に「カリキュラムの設計思想」が異なるからです。教育学部を持つ国立大学などは、附属学校での実習を前提に、より長い期間を設定する傾向にあります。
一方で、一般学部の教職課程では、他科目の履修との兼ね合いから、法律の最低限に近い期間を設定することもあります。どちらが良い悪いではなく、大学の方針の違いなんですね。
- 附属学校の有無
- 事前指導の密度
- 実習校との契約
これらの要因によって、同じ「中学校免許」でもA大学は3週間、B大学は4週間といった差が生まれます。大事なのは、自分の大学が定めた期間を「自分に必要な時間」として全うすることです。
参考リンク
教育職員免許法(e-Gov法令検索)
「長いほうが有利」という説の真実
教員採用試験において「実習期間が長いほうが有利」という明確な基準はありません。しかし、現場での経験値という意味では、やはり長いほうが得られるものは多いです。
面接などで実習のエピソードを語る際、長期間じっくり取り組んだ経験は、話の深みや説得力に繋がります。期間の長さは、自分の「ネタ」を増やすチャンスだと考えましょう。
実習校からの要望で期間が変わることも
稀なケースですが、実習校側の行事の都合で「この期間で来てほしい」と指定されることがあります。例えば、3週間の予定が学校行事の関係で4週間に延びる、といったパターンです。
これは大学と学校の信頼関係で成り立っていることなので、柔軟に対応する姿勢が求められます。自分の予定を詰め込みすぎず、ある程度の余裕を持っておくのがスマートですね。
法律的な背景が分かると、実習がどれだけ公的な意義を持つものかが見えてきますね。では次に、実際に実習がいつ行われ、どのようなスケジュールで進むのか、具体的な流れを確認していきましょう。
教育実習が行われる時期と年間スケジュールの流れ

教育実習の時期は、大きく分けて「春(5月〜6月)」と「秋(9月〜10月)」の2つのピークがあります。どちらの時期になるかは、大学の指定や実習校の受け入れ状況によって決まります。
実は、実習そのものよりも、その前の「準備期間」のほうが長くて大変だったりするんです。1年以上前から準備が始まっていることを知っていましたか?
結論から言うと、実習を成功させる鍵は「1年前からの根回し」にあります。実習の数ヶ月前にいきなり母校に電話しても、断られてしまうケースが少なくありません。
教職を目指すと決めた瞬間から、実習に向けたカウントダウンは始まっているんです。ここでは、内諾から実習終了までのリアルなスケジュールを時系列で追っていきます。
実習時期は「4年生の5月〜6月」または「9月〜10月」がピーク
多くの大学生が教育実習に行くのは、4年生の時期です。春の5月〜6月に行くパターンと、秋の9月〜10月に行くパターンに分かれます。
春実習は、教員採用試験の直前になるため、試験勉強との両立が最大の課題です。一方、秋実習は採用試験が終わった後になるため、精神的には楽ですが、運動会などの大きな行事と重なりやすい特徴があります。
- 春:試験への熱量UP
- 春:勉強時間の不足
- 秋:行事経験が豊富
どちらの時期が良いかは一概に言えませんが、自分の学習スタイルに合わせて選ぶことが大事です。春に行くなら、3年生のうちに採用試験の勉強をかなり進めておく必要があります。
秋に行くなら、就職活動や卒論とのスケジュール調整が肝になりますね。多くの場合は大学が時期を指定しますが、選べる場合は慎重に判断しましょう。
春実習が採用試験に与える影響
5月下旬から6月にかけての3〜4週間を実習に充てると、直後の7月に行われる教員採用試験の筆記対策が全くできなくなります。これは正直、かなり大きなリスクです。
しかし、実習で得た「現場の感覚」は、二次試験の面接や模擬授業で圧倒的な武器になります。実習直後の熱い気持ちのまま試験に臨めるのは、春実習ならではの強みですね。
秋実習の行事ラッシュをどう乗り切るか
9月や10月の学校現場は、運動会や文化祭、合唱コンクールなどの行事で目が回るような忙しさです。実習生も当然、その準備に巻き込まれます。
通常の授業準備に加えて行事の指導も手伝うことになるため、睡眠時間は削られがちです。でも、行事を通じて子供たちの意外な一面を見られるのは秋実習の特権です。
お祭り騒ぎを一緒に楽しめる人には向いていますよ。
母校への「内諾」から実習開始までの準備ステップ
教育実習に行くためには、まず実習校から「受け入れの許可(内諾)」をもらわなければなりません。多くの場合は母校にお願いすることになりますが、これが実習の1年前、つまり3年生の4月〜6月頃に行う必要があるんです。
電話一本で済むと思ったら大間違い!正式な依頼状を持って挨拶に行ったり、面接を受けたりすることもあるんですよ。
- 大学の説明会出席
- 母校への電話連絡
- 内諾書への捺印
この流れをスムーズに進めるには、マナーが何より重要です。母校の先生方は忙しい中、後輩のために時間を割いてくれます。
電話をかける時間帯(授業中や放課後すぐは避ける)や、言葉遣いには細心の注意を払いましょう。第一印象で「この子なら任せられる」と思ってもらうことが、実習成功の第一歩なんです。
最初の電話で緊張しないためのコツ
「もしもし、卒業生の〇〇です」と電話するのは、誰だって緊張しますよね。おすすめは、話す内容をメモした「台本」を用意しておくことです。
自分の氏名、卒業年度、当時の担任の先生の名前、そして「教育実習のお願いをしたい」という要件を簡潔に伝えましょう。もし当時の先生がいなくても、教頭先生や教務主任の先生が丁寧に対応してくれますよ。
内諾後の放置は絶対にNG!
内諾をもらって安心し、実習直前まで学校に連絡しない人がいますが、これは非常に失礼です。年賀状や暑中見舞いを出したり、大学での学びを報告したりするなど、適度なコミュニケーションを保つのが理想的です。
特に、実習の1ヶ月前には「事前打ち合わせ」のために再訪することになります。その時に「あ、あの子ね」と思い出してもらえる関係性を作っておきましょう。
実習期間中の休日(土日)の扱いと1日のタイムスケジュール
実習中の土日は、基本的には休みです。しかし、「休み=自由時間」とはいかないのが実習の辛いところ。
月曜日からの授業準備や、溜まった実習日誌の整理で、土日の半分以上が潰れてしまうのは「実習生あるある」です。また、土日に運動会や部活動の試合がある場合は、出勤(登校)が求められることもあります。
その場合は平日に振替休日が設定されます。
- 07:30 登校・清掃
- 08:30 朝の会・授業
- 18:00 退校・教材研究
学校にいる時間だけが実習ではありません。帰宅後の「第2部」が本番だと言う人もいます。
翌日の授業の指導案を作り、教材を自作し、日誌を書く……。気づいたら深夜、なんてことも珍しくありません。
この過酷なスケジュールを乗り切るには、いかに学校にいる空き時間を有効活用するかがポイントになります。
給食と休み時間の過ごし方
実習生にとって、給食の時間や休み時間は「休憩」ではありません。子供たちとコミュニケーションを図る貴重な「指導」の時間です。
一緒にご飯を食べ、昼休みは校庭で全力で遊ぶ。これで子供たちの心を掴めるかどうかが決まります。
正直、ヘトヘトになりますが、ここで頑張ると授業中の子供たちの反応が劇的に良くなるんですよ。
放課後の「魔の時間」をどう使うか
子供たちが帰った後の放課後は、指導教諭の先生からアドバイスをいただく貴重な時間です。自分の授業のダメ出しをされるのは凹みますが、そこが一番の成長ポイントです。
先生方も自分の仕事がある中で時間を作ってくれているので、質問はあらかじめまとめておき、効率よく学ぶ姿勢を見せましょう。メモを取る姿は、先生からの信頼にも繋がります。
教育実習の期間を短縮・免除できる特例ケース
基本的には全員が行く教育実習ですが、実は法律上、期間を短縮したり免除したりできる「特例」が存在します。例えば、既に他の校種の免許を持っていて数年間の教職経験がある場合などは、実習の一部が免除されることがあります。
しかし、これらはあくまで「現役の先生が別の免許を取る場合」の話であり、初めて免許を取る学生には関係ありません。
- 現職教員の隣接免許
- 実務経験による検定
- 特例制度の利用者
この特例を知って「自分も短くできないかな?」と思うかもしれませんが、残念ながら近道はありません。むしろ、この期間を「教員としての基礎体力をつけるための必須期間」と捉えて、正面から向き合うことが、採用後の自分を助けることになります。
楽をしようとせず、しっかり期間を全うする覚悟を持ちましょう。
介護等体験と実習の違いを整理
よく混同されるのが「介護等体験」です。小中学校の免許を取るために必要な7日間の体験ですが、これは教育実習とは全く別のものです。
介護等体験を終えていないと実習に行けない大学も多いため、スケジュール管理には注意が必要です。実習の期間を短縮するものではなく、実習とは別に追加で必要な期間だと覚えておいてくださいね。
「実習免除」という言葉の落とし穴
ネットで「教育実習なしで免許が取れる」という情報を見かけることがありますが、それは非常に特殊なケース(特別免許状など)に限られます。一般的な教職志望者が「実習なし」で正規の免許を取得することは不可能です。
甘い言葉に惑わされず、着実に実習の準備を進めることが、夢への一番の近道ですよ。
スケジュールの全体像が見えてくると、少しずつ実感が湧いてきますね。最後は、この長丁場の実習を無事に、そして実りあるものにするための具体的なポイントを紹介します。
教育実習の期間を無事に乗り切るためのポイントと注意点
教育実習は、多くの人にとって「人生で一番忙しかった時期」として記憶に残ります。それくらい精神的にも肉体的にもハードな期間です。
でも、安心してください。ポイントさえ押さえておけば、必ず乗り切ることができます。
むしろ、終わる頃には「まだ帰りたくない!」と思うほど充実した経験になるはずですよ。
結論から言うと、実習成功の秘訣は「完璧主義を捨てること」と「体調管理を最優先にすること」です。すべてを完璧にこなそうとすると、2週間持たずにパンクしてしまいます。
指導案が上手く書けなくても、授業で失敗しても、元気に笑顔で子供たちの前に立ち続けること。それが実習生に求められる一番の資質なんです。
具体的な注意点を見ていきましょう。
期間中の欠席や遅刻は厳禁!徹底した体調管理のコツ
実習期間中、何があっても守らなければならないのが「勤怠」です。遅刻や欠席は、実習校や大学に多大な迷惑をかけるだけでなく、実習中止の理由にもなり得ます。
特に、連日の睡眠不足で免疫力が落ちている時期に、子供たちから風邪をもらってしまうパターンが非常に多いんです。実習期間中だけは、自分の体を「超高級品」だと思って扱いましょう。
- 帰宅後の即うがい
- 最低5時間の睡眠
- 朝食を必ず食べる
この3つは、当たり前のようでいて実習中は疎かになりがちです。特に「睡眠時間の確保」は死活問題です。
指導案が終わらなくても、ある程度のところで切り上げて寝る勇気を持ってください。フラフラの状態で授業をするより、多少準備不足でも元気な先生でいるほうが、子供たちのためになるんですよ。
メンタルダウンを防ぐ「適度な手抜き」
実習中は、指導教諭からの厳しい指摘に心が折れそうになることもあります。そんな時は「自分はまだ修行中の身なんだから、できなくて当たり前」と割り切りましょう。
指摘されたことは真摯に受け止めつつも、過度に自分を責めないことが大事です。夜、お風呂にゆっくり浸かる時間を作るなど、自分なりのリラックス方法を持っておくと強いですよ。
万が一の体調不良時の対応マナー
どうしても熱が出て動けない……という時は、無理をして登校してはいけません。学校で倒れたり、子供たちに病気を移したりするほうが問題だからです。
その場合は、朝の早い時間(学校が動き出す直前)に必ず電話で連絡を入れましょう。その際、自分が担当する授業の資料がどこにあるかなども伝える必要があります。
日頃から整理整頓しておくことが、自分を助けることになりますね。
想像以上に時間がかかる「指導案」と「実習日誌」の作成
実習生の天敵とも言えるのが、毎日の「実習日誌」と、授業のための「学習指導案」です。特に指導案は、1時間の授業のために何時間もかけて作成します。
これを毎日のように書かなければならないため、時間の使い方が勝負を分けます。実は、白紙から書き始めるのではなく、過去の先輩の例やテンプレートを上手く活用するのがコツなんです。
- 空き時間に下書き
- 定型文を作っておく
- PC活用(許可あれば)
日誌は、その日の出来事をその都度メモしておけば、夜に思い出す苦労が減ります。指導案も、実習が始まる前に基本的な書式に慣れておくことが重要です。
最近はPCでの作成を許可してくれる学校も増えていますが、まだまだ手書き文化が根強い世界でもあります。自分の実習校がどちらのスタイルか、早めに確認しておきましょう。
指導案を「褒められる」ためのポイント
良い指導案とは、綺麗な文章で書かれたものではありません。「子供たちがどう動くか」が具体的にイメージできる指導案です。
予想される子供の反応を複数書いておき、それに対する自分の言葉がけ(発問)を丁寧に練ってみましょう。指導教諭の先生は、あなたの「子供への想像力」を見ています。
テクニックよりも、子供への愛が伝わる内容を目指しましょう。
日誌を「ただの記録」にしない工夫
「今日は〇〇をしました。楽しかったです」という日誌は、正直あまり意味がありません。
今日起きた出来事に対して、自分はどう感じ、明日はどう改善したいか。この「内省(振り返り)」が書かれている日誌は、指導教諭からも高く評価されます。
日誌は先生との交換日記のようなものです。自分の悩みや発見を素直に綴ることで、より深いアドバイスがもらえるようになりますよ。
実習校の先生や児童生徒と信頼関係を築くための心構え
実習は「授業」だけではありません。むしろ、授業以外の時間の過ごし方のほうが、信頼関係に大きく影響します。
挨拶、掃除、給食の準備、休み時間の遊び……。こうした「学校の日常」にどれだけ主体的に関われるかが重要です。
先生方は、あなたの授業の技術以上に「人間性」や「教職への意欲」を鋭くチェックしていますよ。
- 誰よりも先に挨拶
- 率先して動く姿勢
- 子供の名前を覚える
特に「子供の名前を早く覚えること」は、信頼関係を築く最強の武器です。実習の最初の2〜3日で、クラス全員の名前を覚えましょう。
名前で呼ばれることで、子供たちは「この先生は自分を見てくれている」と感じ、授業中の態度も劇的に変わります。座席表を頭に叩き込み、休み時間に積極的に名前を呼んで話しかけてみてください。
職員室での立ち振る舞いマナー
職員室は、先生方にとっての貴重な休息の場であり、機密情報の宝庫でもあります。実習生は「お邪魔している」という意識を忘れず、隅の方で静かに作業をするのが基本です。
また、先生同士の会話から学べることも多いですが、聞き耳を立てすぎるのは禁物。常に謙虚な姿勢を保ち、何かをしてもらった時は「ありがとうございます」を欠かさないようにしましょう。
子供との「適切な距離感」を保つ
子供たちと仲良くなるのは良いことですが、「友達」になってはいけません。あくまで「先生」としての威厳を保つ必要があります。
特にSNSの交換や、個人的な約束は絶対にNGです。実習終了後にトラブルになるケースが後を絶ちません。
優しさと厳しさのバランスを保ち、子供たちにとって「憧れの、でも一線を画した存在」でいることが、プロへの第一歩です。
事後指導までが教育実習!実習終了後にやるべきこと
実習最終日、感動の涙でお別れ……。でも、そこで終わりではありません。
実習が終わった直後には、大切な「お礼」と「事後学習」が待っています。これを疎かにすると、せっかくの素晴らしい実習も画竜点睛を欠くことになってしまいます。
最後まで「先生」としてのマナーを貫き通すことが、あなたの評価を決定づけるんですよ。
- お礼状の送付
- 大学への報告書
- 実習の振り返り
特にお礼状は、実習終了後3日以内には投函しましょう。指導教諭だけでなく、校長先生や実習校全体に感謝を伝えるものです。
手書きで、丁寧に感謝の気持ちを綴ってください。また、大学で行われる「事後指導」の授業では、自分の実習経験を仲間と共有します。
失敗談も含めて言語化することで、経験が本当の「知恵」に変わるんです。
お礼状に書くべき「心に響く」内容
定型文だけのお礼状は、どこか寂しいものです。実習中に先生から言われて嬉しかった言葉や、子供たちとの具体的なエピソードを一つ盛り込んでみましょう。
「あの授業での失敗を励ましてくださったおかげで、教職への決意が固まりました」といった具体的な感謝は、先生方の心に深く残ります。あなたの成長を願って指導してくれた先生への、最高のご恩返しになりますよ。
実習の経験を「採用試験」に繋げる方法
実習が終わったら、記憶が鮮明なうちに「面接カード」の下書きをすることをおすすめします。「実習で一番苦労したことは?」「それをどう乗り越えた?」「子供から何を学んだ?」といった質問は、採用試験で必ず聞かれます。
実習中のリアルな感情や、子供たちの表情をメモに残しておけば、試験本番で自分の言葉として力強く語ることができます。実習の終わりは、教員への本当のスタートラインなんです。
教育実習の期間や仕組み、そして乗り切るためのコツまで、一通りお伝えしてきました。長いようで短い、短いようで濃密な数週間。
不安もあるかと思いますが、その先には子供たちの笑顔という最高のご褒美が待っています。この記事が、あなたの第一歩を後押しする力になれば嬉しいです。
応援しています!

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