教育実習のお礼状の書き方とマナー!感謝が伝わる例文と失礼のない5つのポイント

教育実習、本当にお疲れ様でした!毎日慣れない授業準備や指導案の作成に追われて、正直「やっと終わった……」とホッとしている人も多いんじゃないでしょうか。でも、実習が終わって一息つく前に、絶対に忘れてはいけない大切なミッションがあります。

それが「お礼状」です。お世話になった先生方や学校に感謝を伝える最後の大仕事ですが、「何を書けばいいの?」「マナーが分からなくて不安」と手が止まってしまいますよね。

この記事では、現役学生の皆さんが自信を持って出せるお礼状の書き方を、どこよりも詳しく丁寧に紹介します。読み終わる頃には、あなたの感謝がしっかり伝わる素敵な手紙が書けるようになっているはずですよ。

目次

教育実習のお礼状を出す前に!押さえておくべき基本マナーと送付時期

教育実習のお礼状を出す前に!押さえておくべき基本マナーと送付時期

実習が終わった解放感で、ついつい後回しにしたくなるお礼状。でも、お礼状には「鮮度」があるって知っていましたか?どんなに立派な文章を書いても、届くのが遅すぎると「マナーがなっていないな」と思われてしまうかもしれません。

まずは、失礼にならないための最低限のルールをチェックしていきましょう。

実習校の先生方は、あなたの指導のために貴重な時間を割いてくれました。その感謝を形にするのがお礼状です。

形式を整えることも大切ですが、まずは「早く出すこと」と「丁寧に書くこと」の2点を意識してみてくださいね。これができているだけで、あなたの誠実さは十分に伝わりますよ。

それでは、具体的な時期や道具の選び方について、詳しく見ていきましょう。

感謝を伝えるなら「実習終了後2〜3日以内」がベスト

お礼状を出すタイミング、迷いますよね。結論から言うと、実習が終わった翌日か、遅くとも2〜3日以内にはポストに投函するのが理想的です。

早ければ早いほど、あなたの「感謝の気持ち」が熱いうちに届くので、先生方の印象もぐっと良くなりますよ。

送付時期の目安

  • 理想は翌日
  • 最遅でも3日
  • 土日を挟む時

実習終了直後は疲れもたまっていると思いますが、この2〜3日が勝負です。時間が経つほど記憶が薄れ、文章を書くのが億劫になってしまうので、勢いで書き上げるのがコツですよ。

週末を挟む場合の投函タイミング

もし実習が金曜日に終わった場合、土日に書いて月曜日の朝一番に出すのが現実的ですよね。でも、できれば土曜日のうちに投函しておくと安心です。

郵便局の窓口が開いていない時間でも、ポスト投函ならいつでも可能です。先生方は月曜日の朝に職員室でお礼状を受け取ることになるので、「週末のうちに準備してくれたんだな」と、あなたの迅速な対応が評価されますよ。

1週間以上遅れてしまった時の考え方

もし何らかの事情で1週間以上過ぎてしまったら、「今さら出しても失礼かな」と悩んでしまいますよね。でも、出さないのが一番の失礼です。

遅れてしまった場合は、文頭で「お礼が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます」と一言添えるようにしましょう。遅れたからといって諦めず、誠意を持って今の感謝を伝えることが、教職を目指す者としてのマナーですよ。

縦書きの白便箋と封筒を選ぶのが正式なマナー

お礼状を書く道具選びも、マナーの重要なポイントです。最近は可愛いレターセットがたくさん売っていますが、教育実習のお礼状は「公的な文書」に近い扱い。

基本的には、ビジネスやフォーマルな場面で使われる「白の縦書き便箋」を選ぶのが正解です。これ、意外と間違えやすいので注意してくださいね。

用意する道具リスト

  • 白の縦書き便箋
  • 白の和封筒
  • 黒の万年筆

キャラクターものや派手な色の便箋は、親しい友人への手紙なら良いですが、実習校宛てには不向きです。無地の白、あるいは薄く罫線が入ったシンプルなものを選んでくださいね。

万年筆やゲルインキボールペンの選び方

お礼状を書く時は、黒の万年筆かゲルインキボールペンを使いましょう。油性ボールペンでもダメではありませんが、少し事務的な印象を与えてしまいます。

ゲルインキの方が、文字がはっきりと濃く書けるので、誠実さが伝わりやすいですよ。また、太さは0.5mm程度が標準的で読みやすいです。

間違っても、消せるボールペン(フリクションなど)は使わないようにしてくださいね。熱で文字が消えてしまうリスクがあるため、正式な書類にはNGなんです。

茶封筒はNG!白封筒を選ぶ理由

封筒選びでやりがちな失敗が、事務用の茶封筒を使ってしまうこと。茶封筒は主に請求書や資料送付に使われるもので、お礼の気持ちを伝える手紙には適していません。

必ず「白の二重封筒」を用意しましょう。二重封筒は「喜びが重なる」という意味もあり、お祝いやお礼の場面で使われる縁起の良いものです。

文房具店や100円ショップの事務用品コーナーではなく、レターセットのコーナーで探すと見つけやすいですよ。

心を込めた「手書き」が最も感謝が伝わる理由

今の時代、パソコンで打った方が早くて綺麗ですよね。でも、教育実習のお礼状に関しては「手書き」が絶対的なルールです。

なぜなら、手書きの文字には、その人の人柄や熱意がそのまま表れるからです。先生方は、あなたが一生懸命にペンを走らせた時間を想像して、温かい気持ちになってくれるはずですよ。

手書きが大切な理由

  • 誠実さが伝わる
  • 熱意が伝わる
  • 温かみがある

字に自信がない人もいるかもしれませんが、上手い下手は関係ありません。「丁寧に書こう」という姿勢が伝わることが何よりも大切なんです。

一文字ずつ、ゆっくりと心を込めて書いてみてください。

字が下手でも「丁寧さ」は伝わる

「自分の字は汚いから、パソコンの方がマシかも……」なんて思わないでください。先生方は、あなたの綺麗な字を見たいのではなく、あなたの「感謝の心」を受け取りたいと思っています。

ゆっくり丁寧に書かれた字は、たとえ形が少し歪んでいても、読む人に「一生懸命書いてくれたんだな」という安心感を与えます。逆に、パソコンで印刷された無機質な手紙は、どこか形式的で寂しい印象を与えてしまうこともあるんです。

あなたの今の気持ちを、あなたの文字で届けてくださいね。

筆記用具の予備と下書きの重要性

手書きで一番怖いのは、書き損じですよね。最後の一行で間違えた時の絶望感は計り知れません。

それを防ぐために、必ず別の紙に「下書き」をすることをおすすめします。文章の構成をしっかり固めてから、清書に臨みましょう。

また、手が疲れてくると字が乱れやすいので、適度に休憩を挟みながら書くのもコツです。一気に書き上げようとせず、一番良いコンディションの時に、一番綺麗な字を書くように意識してみてくださいね。

修正液はNG!間違えたら最初から書き直すのが鉄則

お礼状を書いている途中で、一文字だけ間違えてしまった……。そんな時、修正液や修正テープを使いたくなりますが、これは絶対にNGです。

正式な手紙において、修正跡があるのは大変失礼なこととされています。面倒かもしれませんが、間違えたら潔く最初から書き直しましょう。

それが、相手への敬意の表れです。

書き直しの心得

  • 修正液は封印
  • 予備の便箋を
  • 一文字に集中

「バレないかな?」と思って修正テープを使っても、光の加減ですぐに分かってしまいます。先生方は多くの書類を見ているプロですから、小さな手抜きも見逃しません。

誠実さを見せるチャンスだと思って、書き直しましょう。

ミスを減らすための「鉛筆下書き」テクニック

どうしても書き損じが心配な人は、便箋に鉛筆で薄く下書きをしてから、その上をペンでなぞるという方法があります。ペンが完全に乾いた後で、優しく消しゴムをかければ、綺麗な仕上がりになりますよ。

ただし、筆圧が強すぎると紙に跡が残ってしまったり、消しゴムでインクが滲んでしまったりすることもあるので、力加減には注意が必要です。このひと手間をかけるだけで、書き直しのリスクをぐっと減らすことができますよ。

予備の便箋を多めに用意しておく安心感

お礼状を書く時は、便箋を多めに用意しておきましょう。10枚入りなら2パック買っておくくらいの余裕があると、精神的に楽になります。

「あと1枚しかない」と思うと緊張して手が震え、余計に間違えやすくなるものです。「何度間違えても大丈夫」という心の余裕が、結果的に綺麗な字とお礼状の完成に繋がります。

文房具代をケチらず、万全の体制で臨むのが、お礼状作成の隠れたコツと言えるかもしれませんね。

感謝が伝わる!教育実習お礼状の基本構成と「失礼のない5つのポイント」

感謝が伝わる!教育実習お礼状の基本構成と「失礼のない5つのポイント」

マナーが分かったところで、次は具体的な中身について考えていきましょう。お礼状には、決まった「型」があります。

この型に沿って書くだけで、失礼のない、かつあなたの想いがしっかり伝わる文章になりますよ。特に大切な「5つのポイント」を意識しながら、構成を組み立てていきましょう。

文章を書くのが苦手な人も大丈夫です。いきなり完璧な文章を目指すのではなく、まずは構成をパーツごとに分けて考えてみてください。

それぞれのパーツで何を伝えるべきかが分かれば、あとはパズルのように組み合わせていくだけです。あなたの実習中のエピソードを思い出しながら、読み進めてみてくださいね。

それでは、基本の5ステップから順番に解説していきます。

基本の5ステップ:頭語・時候の挨拶から結語まで

お礼状の構成は、大きく分けて5つのブロックで成り立っています。この順番を守ることで、文章のリズムが整い、フォーマルな印象を与えることができます。

初めて書くときは難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば一生使えるスキルになりますよ。

お礼状の構成ステップ

  • 頭語と時候の挨拶
  • 実習のお礼
  • 具体的な学び
  • 今後の抱負
  • 結びの挨拶と結語

この流れに沿って書けば、内容が散らかることはありません。特に「具体的な学び」の部分は、あなたにしか書けないオリジナリティが出る場所なので、しっかり書き込みたいポイントですね。

「拝啓」で始まり「敬具」で終わるセット

手紙のルールとして、最初に入れる「頭語(とうご)」と、最後に入れる「結語(けつご)」はセットで決まっています。最も一般的なのは「拝啓(はいけい)」で始まり、「敬具(けいぐ)」で終わる組み合わせです。

これは「謹んで申し上げます」という意味から始まり、「謹んで申し上げました」という敬意で締める、非常に丁寧な表現です。たまに「前略」を使う人がいますが、これは「挨拶を省略します」という意味なので、目上の人へのお礼状には不適切。

必ず「拝啓・敬具」のセットを使いましょう。

時候の挨拶で季節感を添える

拝啓のすぐ後には、季節を表す「時候の挨拶」を入れます。これがあるだけで、手紙がぐっと風流で丁寧な印象になります。

例えば6月なら「入梅の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」といった具合です。難しく感じるかもしれませんが、時期に合わせた定型文があるので、それをそのまま使えば大丈夫ですよ。

後のセクションで月別の例を紹介するので、自分の実習時期に合うものを選んでみてくださいね。

ポイント1:宛名の敬称(様・御中・先生)を正しく使い分ける

お礼状で最も目立つのが、封筒や文頭の「宛名」です。ここを間違えてしまうと、中身を読む前に「マナー不足だな」と判断されてしまうかもしれません。

学校という組織に対して出すのか、個人に対して出すのかによって使い分けが必要なんです。正しい敬称を使って、相手への敬意を示しましょう。

正しい敬称の選び方

  • 学校全体へは御中
  • 個人へは先生
  • 役職名には様

特に「〇〇先生様」のように、敬称を二重に使ってしまうミスが多いので注意が必要です。「先生」自体が立派な敬称なので、その後に「様」を付ける必要はないんですよ。

指導教諭へは「〇〇先生」が最も自然

一番お世話になった指導教諭(担任の先生)宛てに書く場合は、「〇〇 〇〇 先生」とフルネームで書くのが最も丁寧で一般的です。ビジネスシーンでは「様」を使うのが基本ですが、学校現場では「先生」という呼び方が最大の敬意を表す言葉として定着しています。

封筒の宛名も、手紙の書き出しも「先生」で統一して問題ありません。あなたの親しみと尊敬の気持ちが、一番ストレートに伝わる呼び方ですよ。

校長先生や教頭先生への宛名の書き方

校長先生や教頭先生などの役職者に宛てる場合は、「校長 〇〇 〇〇 先生」とするか、「校長 〇〇 〇〇 様」とします。役職名の後に名前を続け、その後に敬称を付けるのがルールです。

もし「校長先生」と呼びたい場合は、名前を入れずに「校長先生」とするのも間違いではありませんが、お礼状としてはフルネームに敬称を添える方がフォーマルで好印象です。学校のホームページなどで、漢字の間違いがないか再確認してから書くようにしてくださいね。

ポイント2:定型文だけでなく「具体的な学び」を自分の言葉で添える

お礼状が「どこかで見たような文章」ばかりだと、先生方の心には残りません。大切なのは、実習中にあなたが何を感じ、何を学んだかという「あなただけのエピソード」を盛り込むことです。

ほんの些細な出来事でも構いません。自分の言葉で書くことで、感謝の深さが何倍にもなって伝わりますよ。

エピソード選びのヒント

  • 失敗した時の指導
  • 生徒との会話
  • 先生の背中から学んだこと

これらの具体的な思い出を添えることで、先生は「ああ、あの時のことか」とあなたの顔を思い浮かべてくれます。定型文はあくまで骨組み。

肉付けはあなたの体験で行いましょう。

授業準備や指導案での苦労を振り返る

例えば、「指導案の作成で何度も書き直しをご指導いただいた際、一つの授業にかける先生の情熱を肌で感じることができました」といった内容は、指導教諭にとって非常に嬉しい言葉です。自分が苦労したことと、それに対して先生がどう関わってくれたかを結びつけて書くと、感謝の具体性が増します。

あなたが実習中に必死にメモしたノートを見返して、心に響いたアドバイスを引用してみるのも素敵ですね。その一言が、先生にとっての「指導のやりがい」にも繋がるんです。

生徒との交流から得た気づきを伝える

「休み時間に生徒たちが駆け寄ってくれた時の喜びは、一生忘れません」といった、生徒との交流エピソードも欠かせません。先生は、あなたが生徒とどう向き合っていたかを温かい目で見守ってくれていました。

生徒との関わりを通して、「教育の難しさと素晴らしさを同時に学んだ」というあなたの成長を伝えることで、実習を受け入れて良かったと思ってもらえます。具体的な生徒の名前は出さず、「〇年生の皆さんと過ごした時間は……」と表現するのがマナーですよ。

ポイント3:今後の抱負を伝え、教職への意欲を示す

実習校の先生方にとって、実習生が「教師になりたい!」という気持ちを強く持ってくれることは、何よりの喜びです。お礼状の後半では、実習での学びを今後どう活かしていきたいか、という前向きな決意を伝えましょう。

あなたの教職への意欲が、先生方への一番の恩返しになりますよ。

抱負に込めるべき要素

  • 大学での学習目標
  • 目指す教師像
  • 教採への意気込み

「実習で学んだことを糧に、必ず立派な教師になります」という力強い言葉は、読む人を元気づけます。今の素直な気持ちを、飾らない言葉でぶつけてみてくださいね。

大学に戻ってからの具体的な学習計画

「実習を通して、自分の教材研究の甘さを痛感しました。大学に戻ってからは、専門科目の知識をさらに深めることはもちろん、教育心理学の講義にもより一層注力して取り組むつもりです」というように、具体的なアクションプランを添えると、あなたの真剣さがより伝わります。

ただ「頑張ります」と言うよりも、何をどう頑張るのかを明確にすることで、実習での学びを自分なりに消化できていることをアピールできるんです。先生も、あなたの成長を心から応援してくれるようになりますよ。

教師という夢への再確認を伝える

実習は楽しいことばかりではなかったはずです。大変な思いもしたからこそ、「それでもやっぱり教師になりたいと思った」という言葉には重みがあります。

「子供たちの笑顔を見て、この道に進む決意が揺るぎないものになりました」といった一文は、先生方の心に深く刺さります。あなたが実習を通じて、一人の「先生の卵」として一歩前進したことを報告しましょう。

それが、指導にあたった先生方に対する最高のお礼になるはずです。

ポイント4:封筒の書き方(表面・裏面)と切手のマナー

中身が完璧でも、封筒の書き方が乱雑だと台無しです。封筒は手紙の「顔」。

第一印象を左右する大切な部分です。住所の番地を略さず書く、文字のバランスを整えるなど、細かな部分まで気を配りましょう。

また、貼る切手にもちょっとしたマナーがあるんですよ。

封筒作成のチェック項目

  • 住所は略さない
  • 名前は中央に大きく
  • 切手はまっすぐ貼る

切手は、派手な記念切手よりも、落ち着いたデザインの普通切手を選ぶのが無難です。また、金額が足りないなんてことがないよう、郵便局の窓口で重さを量ってもらってから出すのが一番確実ですよ。

表面の住所と宛名のレイアウト

表面の住所は、封筒の右端から一文字分くらい下げたところから書き始めます。都道府県から省略せずに書き、番地も「1-2-3」ではなく「一丁目二番三号」と漢数字で書くのが正式なマナーです。

学校名は住所よりも少し大きく、中央よりやや右寄りに。そして宛名(先生の名前)は、封筒のど真ん中に、最も大きな文字で堂々と書きましょう。

文字が右に寄ったり左に寄ったりしないよう、あらかじめ薄く鉛筆でセンターラインを引いておくと、バランス良く書けますよ。

裏面の自分の住所と「〆」の印

裏面には、自分の住所と名前を左側に寄せ、封筒の継ぎ目の左側に書くのが一般的です。もちろん、自分の住所も番地を略さず丁寧に。

そして、封を閉じた後には、継ぎ目の真ん中に「〆(しめ)」と書きましょう。これは「確かに封をしました」という証拠であり、途中で誰にも開けられていないことを示す大切な印です。

「×」と書いてしまう人がいますが、これは間違いなので注意してくださいね。また、糊付けは剥がれないようにしっかりと、でもベタベタとはみ出さないように美しく仕上げましょう。

ポイント5:二重封筒や白無地の封筒でフォーマルな印象を与える

先ほども少し触れましたが、封筒の「種類」も重要です。教育実習のお礼状は、あなたが社会人としての一歩を踏み出すための練習でもあります。

マナーに則った封筒を選ぶことで、「この学生はしっかりとした常識を身につけているな」と信頼してもらえるようになりますよ。

選ぶべき封筒の条件

  • 白の和封筒(長形4号)
  • 二重構造のもの
  • 郵便番号枠あり/なし

郵便番号の枠はあるものでも構いませんが、真っ白な無地の封筒の方がよりフォーマルな印象を与えます。中身が透けないように中紙が入っている「二重封筒」をぜひ選んでみてください。

二重封筒が持つ「お祝い・お礼」の意味

二重封筒は、その名の通り封筒が二重になっているもので、主に慶事(お祝い事)やお礼の際に使われます。「良いことが重なりますように」という願いが込められているため、実習のお礼状には最適なんです。

逆に、弔事(お葬式など)では「悲しみが重ならないように」と一重の封筒を使うのがルール。このように、封筒一つにも日本の伝統的なマナーが隠れているんですね。

こうした細かい気配りができる学生は、現場の先生方からも「気配りができる先生になりそうだな」と好意的に受け止めてもらえますよ。

便箋の折り方と封入の向き

便箋を封筒に入れる時にも、実は決まりがあります。縦書きの便箋の場合、まずは下から3分の1を折り上げ、次に上から3分の1を折り重ねる「三つ折り」が基本です。

封筒に入れる時は、手紙の書き出し(右上の部分)が、封筒を裏から見て右上にくるように向きを揃えましょう。開けた時にすぐに読み始められるような配慮、というわけです。

こうした小さな「読み手への思いやり」の積み重ねが、あなたのお礼状をより価値のあるものにしてくれますよ。

そのまま使える!相手別の教育実習お礼状例文・テンプレート

そのまま使える!相手別の教育実習お礼状例文・テンプレート

「書き方は分かったけど、やっぱり具体的な文面が思い浮かばない……」という人のために、そのまま使えるテンプレートを用意しました。相手に合わせて内容を少しアレンジするだけで、あなたらしいお礼状が完成します。

あくまで「例文」なので、自分の体験談をプラスすることを忘れないでくださいね。それでは、相手別の例文を見ていきましょう。

例文を参考にするときは、自分の状況に合わせて言葉を置き換えてみてください。例えば「算数の授業」を「体育の授業」に変えたり、「緊張して声が小さくなったこと」を「板書に時間がかかってしまったこと」に変えたりするだけで、ぐっとリアリティが増しますよ。

先生方は、あなたの等身大の言葉を待っています。

まずは、学校の代表である校長先生宛ての例文からです。

【校長先生宛】学校全体への謝意を伝える例文

校長先生へのお礼状は、実習を受け入れてくれた学校全体に対する感謝を伝える役割があります。個人的なエピソードよりも、学校の教育方針や、学校全体の雰囲気から感じたことなどを中心に、少し硬めの言葉で書くのがポイントです。

学校という組織への敬意を忘れずに書きましょう。

校長先生宛の構成ポイント

  • 受け入れへの感謝
  • 学校の印象
  • 将来への決意

校長先生は学校の責任者ですので、実習生がその学校で何を学び、どのような成長を遂げたのかを報告することが、最も丁寧なお礼になりますよ。

校長先生宛の例文テンプレート

拝啓 〇〇の候、校長先生におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。さて、先日は三週間にわたる教育実習において、貴校の諸先生方、並びに生徒の皆様に温かくお迎えいただき、心より感謝申し上げます。

実習中、校長先生からいただいた「教師は常に学び続ける存在である」というお言葉は、私の胸に深く刻まれております。貴校の活気あふれる教育現場で過ごした日々は、私にとってかけがえのない財産となりました。

この貴重な経験を糧に、大学に戻りましてもより一層精進し、貴校の先生方のような情熱ある教師を目指す所存です。末筆ながら、貴校の益々のご発展と、校長先生のご健勝をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。

敬具

学校全体の雰囲気に触れる一言

校長先生宛ての手紙では、「貴校の生徒さんたちが、廊下ですれ違うたびに明るく挨拶してくれたことが非常に印象的でした」といった、学校全体の良さに触れる一言を添えると喜ばれます。校長先生は、自分の学校の生徒が褒められることをとても嬉しく感じるものです。

また、「先生方が一丸となって子供たちを支えている姿に感動しました」というように、組織としての素晴らしさを伝えるのも良いですね。これにより、あなたが学校全体の教育活動をしっかりと観察していたことが伝わりますよ。

【指導教諭(担任)宛】個人的な指導への感謝を伝える例文

最も多くの時間を共に過ごし、直接的な指導をしてくださった担任の先生へのお礼状は、一番心を込めて書きたいものです。例文をベースにしつつ、先生から言われて嬉しかった言葉や、一緒に悩んだ思い出などをたっぷり盛り込みましょう。

ここが、あなたの感謝が最も伝わる見せ場ですよ。

担任の先生宛の構成ポイント

  • 具体的な指導への礼
  • 学んだ教えの引用
  • 自身の変化・成長

先生との距離感が近い場合は、少し柔らかい表現を使っても構いませんが、あくまで「教え子から師への手紙」としての節度を守るようにしましょうね。

担任の先生宛の例文テンプレート

拝啓 〇〇の候、〇〇先生におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。実習中は、ご多忙の中、私のために多大なるお時間を割いてご指導いただき、本当にありがとうございました。

特に、研究授業の準備で悩んでいた私に、「子供たちの表情をよく見てごらん」とアドバイスをくださったこと、今でも鮮明に覚えています。先生の温かい励ましがあったからこそ、最後までやり遂げることができました。

先生の授業を間近で拝見し、一人ひとりの個性を尊重する姿勢に、教育の真髄を見た思いです。大学に戻りましても、先生からいただいたご指導を忘れることなく、教員採用試験合格に向けて全力で取り組んでまいります。

またいつか、成長した姿で先生にお会いできる日を楽しみにしております。敬具

先生の「プロの技術」への感動を伝える

指導教諭は、自分の指導が実習生にどう響いたかを気にしています。「先生が授業の冒頭で生徒の関心を一瞬で引きつける姿を見て、プロの技術の凄さを実感しました」というように、先生の具体的なスキルに対する感動を伝えてみてください。

自分では当たり前にやっていることが、実習生の目には輝いて見えたと知ることは、先生にとっても大きな励みになります。あなたの尊敬の念をストレートに伝えることで、先生との絆がより深まるお礼状になりますよ。

【実習生一同の場合】連名で出す際の書き方と注意点

同じ時期に複数の実習生がいた場合、連名でお礼状を出すこともあります。この場合、誰が代表で書くのか、名前の順番はどうするのかなど、連名ならではのルールがあります。

個人の手紙とは少し勝手が違うので、仲間と相談しながら丁寧に作成しましょうね。

連名で出す時のルール

  • 名前は右から順に
  • 代表者が清書する
  • 「一同」とまとめる

基本的には、一人一通出すのが最も丁寧ですが、学校側からの指示や慣習で連名にする場合は、以下の例文を参考にしてみてくださいね。

実習生一同の例文テンプレート

拝啓 〇〇の候、諸先生方におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。この度は、〇週間にわたる教育実習において、私たち実習生一同を温かくご指導いただき、誠にありがとうございました。

未熟な私たちに対し、先生方は常に親身になって寄り添い、教育の現場でしか得られない貴重な学びの機会を与えてくださいました。貴校で過ごした時間は、私たち全員にとって教師を目指す強い原動力となりました。

この感謝の気持ちを胸に、それぞれが理想の教師像に向かって、今後も精進してまいる所存です。本来であれば拝眉の上お礼を申し上げるべきところ、略儀ながら書中をもちまして、実習生一同より心からのお礼を申し上げます。

敬具

連名の場合の署名の書き方

連名で出す場合、手紙の最後(結語の次の行)に全員の名前を書きます。右から順に五十音順で書くのが一般的ですが、大学が異なる場合は大学ごとにまとめると分かりやすいです。

一番左側に「教育実習生一同」と添えると、まとまりが良くなりますよ。封筒の裏面には、代表者一人の住所と名前を書き、その横に「他実習生一同」と記載します。

全員の住所を書くスペースはないので、この形が最もスマートです。代表者は責任を持って、全員の想いがこもった綺麗な字で清書してくださいね。

【生徒宛】メッセージを添える場合の適切な伝え方

お世話になった生徒たちにもお礼を伝えたいですよね。ただし、生徒個人に手紙を出すのは、プライバシーや教育上の観点から原則NGとされている学校が多いです。

生徒へのお礼は、担任の先生宛ての手紙の中に「生徒の皆さんへのメッセージ」として同封するか、文中で触れる形にしましょう。

生徒へのメッセージのコツ

  • クラス全体に向ける
  • 分かりやすい言葉で
  • 前向きな応援を贈る

生徒たちは、あなたのことを「先生」として慕ってくれました。その気持ちに応えるような、温かくて勇気が出るメッセージを届けたいですね。

生徒向けメッセージの例文テンプレート

〇年〇組のみなさんへ。三週間、本当にありがとうございました!みんなと一緒に勉強したり、休み時間にお話ししたりした時間は、私にとって宝物です。

最初は緊張していた私に、みんなが明るく声をかけてくれたおかげで、毎日楽しく学校に来ることができました。授業で一生懸命に手を挙げてくれた姿、運動会に向けて練習に励んでいた姿、どれも本当にかっこよかったです。

私はこれから大学に戻って、みんなのような素敵な子供たちを支えられる先生になれるよう、一生懸命勉強します。みんなも、自分の夢に向かって、楽しみながら頑張ってくださいね。

ずっと応援しています!

先生に代読をお願いする際のマナー

生徒へのメッセージを書いた場合は、担任の先生へのお礼状の中で「もしよろしければ、生徒の皆さんにお伝えいただければ幸いです」と一言添えて、別紙で同封しましょう。先生は学級通信に載せてくれたり、帰りの会で読んでくれたりするかもしれません。

あくまで「先生のお手を煩わせるお願い」であることを忘れず、謙虚な姿勢で依頼するのがマナーです。生徒との個人的な連絡先の交換などは絶対に厳禁ですので、こうした公的な形での感謝に留めておきましょうね。

季節に合わせて選ぶ「時候の挨拶」一覧(5月・6月・9月・10月)

手紙の冒頭を飾る「時候の挨拶」。これがあるだけで、手紙の品格がぐっと上がります。

でも、「候(こう)」とか「折(おり)」とか、普段使わない言葉ばかりで難しいですよね。ここでは、教育実習が行われることが多い時期に絞って、そのまま使える挨拶を紹介します。

自分の実習が終わった時期に合わせて選んでみてください。

時候の挨拶は、その時の天候や気温に合わせて選ぶのが粋です。例えば、まだ肌寒い日があるなら「新緑の候」よりも「春暖の候」の方がしっくりくることもあります。

暦の上での季節と、今の実感を組み合わせて選んでみましょう。難しく考えすぎず、季節の移り変わりを相手と共有する気持ちで選べば大丈夫ですよ。

まずは、春から初夏にかけての実習で使える挨拶から見ていきましょう。

5月・6月の実習終了時に使える初夏の挨拶

5月から6月は、新緑が美しく、少しずつ夏に向かっていく爽やかな季節です。実習の爽快感や、子供たちのエネルギーを感じさせるような挨拶がぴったりですね。

梅雨の時期に入る場合は、雨に触れる挨拶も風情があって素敵ですよ。

初夏の時候の挨拶例

  • 5月:新緑の候
  • 5月:若葉の候
  • 6月:初夏の候

「新緑の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます」と繋げるのが王道パターンです。爽やかな風が吹き抜けるような、清々しい書き出しを意識してみてください。

5月の挨拶:万緑や薫風を使って爽やかに

5月の実習終わりなら、「薫風(くんぷう)の候」という言葉もおすすめです。薫風とは、新緑の間を吹き抜けてくる爽やかな風のこと。

実習を終えた後の清々しい気持ちを表現するのにぴったりな言葉だと思いませんか?また、「万緑(ばんりょく)の候」は、あたり一面が緑に輝く様子を表します。学校の校庭の木々が青々と茂っている様子を思い浮かべながら使うと、より実感がこもった挨拶になりますよ。

こうした美しい日本語を使うことで、あなたの知的な印象もアップします。

6月の挨拶:入梅や長雨の時期の気遣い

6月は梅雨の時期。「入梅(にゅうばい)の候」や「長雨の候」といった言葉が使われます。

雨が続くと気分が沈みがちですが、手紙では「雨に濡れた紫陽花が美しい季節となりました」といったポジティブな一言を添えると、読み手の心が和みます。また、6月下旬なら「向暑(こうしょ)の候」として、これから本格的な夏に向かう時期であることを伝えるのも良いですね。

季節の変わり目なので、「体調を崩されませんよう」という気遣いの言葉との相性も抜群です。

9月・10月の実習終了時に使える秋の挨拶

9月から10月は、暑さが和らぎ、実りの秋へと向かう落ち着いた季節です。実習を通じて得た「学びの収穫」を感じさせるような、少し深みのある挨拶が似合います。

読書の秋、スポーツの秋など、学校行事も多い時期なので、それに絡めた一言も喜ばれますよ。

秋の時候の挨拶例

  • 9月:新涼の候
  • 9月:初秋の候
  • 10月:秋冷の候

秋の挨拶は、少しずつ涼しくなっていく空気感を大切にします。「秋涼の候、先生におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」といった、落ち着いたトーンで始めてみましょう。

9月の挨拶:秋の気配と残暑への配慮

9月の上旬はまだ暑さが残ることも多いため、「残暑の候」という言葉もよく使われます。一方で、朝晩の涼しさを感じ始める時期なら「新涼(しんりょう)の候」がぴったり。

新涼とは、秋になって初めて感じる涼しさのことです。実習が終わり、ふと立ち止まった時に感じる秋の気配を言葉に込めてみてください。

また、「白露(はくろ)の候」という言葉もあります。これは草花に露が宿る時期を指し、9月8日頃からの挨拶として使われます。

季節の移ろいを繊細に捉える姿勢が、手紙から伝わりますよ。

10月の挨拶:実りの秋と行事の話題

10月は「秋爛漫(あきらんまん)の候」や「菊花(きくか)の候」など、秋が深まったことを表す言葉が並びます。特に「清秋(せいしゅう)の候」は、空が澄み渡った秋晴れの様子を表し、運動会などの学校行事が多いこの時期にふさわしい爽やかな挨拶です。

もし実習中に運動会の練習などがあったなら、「爽やかな秋晴れの下、練習に励む生徒さんたちの姿が目に浮かびます」といった一文を添えると、より親近感が湧くお礼状になります。実り多い実習だったことを、秋の豊かな情景に重ねて伝えてみましょう。

どの時期でも使える「〇〇の候」以外の書き出し例

「〇〇の候」という表現は少し堅苦しすぎるかな、と感じる場合や、自分の実感をより込めたい場合には、もう少し柔らかい言葉での書き出しもOKです。いわゆる「口語体に近い時候の挨拶」ですね。

これらは親しみやすさと丁寧さを両立できるので、担任の先生宛てには特におすすめです。

柔らかい書き出しの例

  • 風薫る爽やかな季節
  • 空が澄み渡る秋晴れ
  • 日増しに暑くなり…

「拝啓 風にそよぐ若葉がまぶしい季節となりました。先生におかれましては……」といった具合に始めます。

あなたの目に映った景色をそのまま言葉にするので、より心がこもっているように感じられますよ。

自分の「実感」を挨拶に盛り込むコツ

定型文を少しアレンジして、「実習校の校庭の桜もすっかり葉桜となり、夏の訪れを感じる今日この頃です」というように、実習校の風景を盛り込むと、世界に一つだけの挨拶になります。先生も「ああ、あの校庭の木のことだな」と情景を共有できるので、心の距離がぐっと縮まります。

時候の挨拶は、単なる形式ではなく、相手と同じ季節の中にいることを確認するコミュニケーションツール。あなたが見た季節の欠片を、ぜひ文章の冒頭に添えてみてくださいね。

時候の挨拶を省略してはいけない理由

「時候の挨拶なんて面倒だし、本題から入ればいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、それは急に相手の家に土足で上がり込むようなものです。時候の挨拶は、相手の安否を気遣い、対話を始めるための「クッション」の役割を果たしています。

特に教育現場という礼儀を重んじる場所では、このクッションがあるかないかで、あなたの評価が大きく変わることもあります。手間を惜しまず、季節の言葉を添える心の余裕を持つことが、教職を目指す上での大切な素養の一つですよ。

教育実習のお礼状に関するよくある悩みとQ&A

お礼状をいざ書こうとすると、「こんな時どうすればいいの?」という細かい疑問が次々と湧いてきますよね。遅れてしまった時の謝り方や、メールで済ませてもいいのかといった、学生が陥りがちな悩みについて解決策をまとめました。

不安をスッキリ解消して、自信を持ってペンを握りましょう!

悩んでいる時間はもったいないです。マナーの基本は「相手を思いやること」にあります。

迷った時は、「どうすれば相手に一番失礼がなく、気持ちよく受け取ってもらえるか」を基準に考えてみてください。それでも解決しない場合は、以下のQ&Aを参考にしてみてくださいね。

あなたの不安を解決するヒントがきっと見つかるはずです。

まずは、一番焦ってしまう「出し忘れ」の悩みからです。

出し忘れて1週間以上過ぎてしまった時の対処法

「実習が終わってからもう10日も経ってしまった……。今さら出したら逆に失礼かも」と青ざめているあなた。

大丈夫、今からでも間に合います!大切なのは、遅れたことに対する誠実な謝罪と、変わらぬ感謝の気持ちを伝えることです。出さないままにするよりも、勇気を出して投函しましょう。

遅れた時のリカバリー術

  • 冒頭でお詫びを書く
  • 理由は簡潔に
  • 感謝の熱量を上げる

「お礼が遅くなり、大変申し訳ございません」という一文を、時候の挨拶のすぐ後に入れるだけで印象は変わります。遅れた理由を長々と書くと言い訳がましくなるので、潔く謝るのがポイントですよ。

「遅れた理由」をどう説明するか

遅れた理由については、「実習後の大学の課題に追われ……」などと正直に書く必要はありません。「不慣れなことゆえ、お礼状の作成に時間がかかってしまい、お送りするのが遅くなりました」といった、自分の未熟さを理由にするのが最も角が立たない表現です。

先生方は、あなたが実習でどれほど疲弊していたかを知っていますから、遅れても届いたこと自体を喜んでくれるはずです。ただし、2週間を過ぎると「遅すぎ」という印象が強くなるので、気づいたその瞬間に書き始めるようにしてくださいね。

遅れたからこそ、内容を充実させる

発送が遅れてしまった分、内容は誰よりも濃いものにしましょう。定型文をなぞるだけでは「遅れた上に手抜きか」と思われてしまいますが、びっしりと書かれた感謝の言葉と具体的なエピソードがあれば、「じっくり時間をかけて、丁寧に書いてくれたんだな」と好意的に解釈してもらえる可能性もあります。

ピンチをチャンスに変えるつもりで、一文字一文字に魂を込めてみてください。その熱意は、遅れをカバーするだけの力を持っていますよ。

お礼状はメールや電話で済ませてもマナー違反にならない?

最近は学校現場でもタブレットやメールが普及していますが、教育実習のお礼状において「メールや電話で済ませる」のは、基本的にはマナー違反、あるいは「略式」とみなされます。先生と個人的にLINEを交換している場合でも、それとは別に正式な手紙を出すのが社会人としての正しい振る舞いです。

手段の使い分けマナー

  • 手紙:正式なお礼
  • メール:取り急ぎの報告
  • 電話:緊急時のみ

「取り急ぎメールでお礼を伝え、後日改めてお手紙を出す」という形なら非常に丁寧ですが、メールだけで終わらせるのは避けた方が無難。手書きの手紙が持つ重みを大切にしましょう。

メールが「略式」とされる理由

メールは非常に便利なツールですが、送信ボタン一つで届くため、「手間をかけていない」という印象を与えがちです。また、学校の先生方は毎日膨大な数のメールを受け取っており、実習生からのメールが埋もれてしまったり、事務的な連絡として処理されてしまったりすることも。

一方、手紙は物理的に相手の手元に残り、封を切るという動作を伴います。その「手間」こそが、相手への敬意の証なんです。

教育という人間同士の関わりを大切にする世界だからこそ、アナログな手紙が最も信頼されるんですよ。

電話でお礼を伝える際の注意点

電話でお礼を伝えるのは、本来は手紙よりもさらに丁寧な方法ですが、学校現場ではあまりおすすめしません。なぜなら、先生方は授業や会議、生徒指導などで分刻みのスケジュールで動いているからです。

あなたの電話一本で、先生の大切な休憩時間や準備時間を奪ってしまうことになりかねません。「お礼を伝えたい」という自分の気持ちを優先するのではなく、相手の状況を思いやるなら、相手の好きなタイミングで読める手紙がベストな選択と言えます。

もしどうしても電話をするなら、放課後の少し落ち着いた時間帯を狙い、短時間で済ませるのが鉄則ですよ。

贈り物を同封するのは過剰?菓子折りなどのマナーについて

「本当にお世話になったから、何か菓子折りでも贈りたい」という気持ち、素敵ですね。でも、教育実習のお礼として金品や贈り物を送ることは、多くの学校や大学で「禁止」されています。公立学校の先生は公務員であり、個人的な贈り物を受け取ることはコンプライアンス上、問題になることもあるんです。

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