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小学校の新任教員が先輩教員と合わないときの対処法

教師をしていると、誰でも必ず1度は悩む問題。同僚や先輩教師との人間関係。

 

相性がよい場合は、とても心強い存在で、プライベートでも親しくなるほど信頼し合えるようになることも。

 

しかし、1度関係を崩すと、なかなか修復できずに苦しむことも多いのが現状です。

教師という仕事をやりがいを感じつつ、明るい気持ちで続けていきたいのであれば、先輩教師との人間関係を良好に保つことは必須です。

この記事では、これから教師を目指す方や、現在先輩教師と相性が悪くて悩んでいる方に、先輩教師との関係を良好に保つ方法や、どうしても合わない場合にどうしたらよいのかをお伝えします。

目次

先輩教師と何が「合わない」のか理由を考えよう

ます、「合わない」理由を考えてみましょう。

一口に「合わない」といっても、いったい何が合わないか考えることも大切です。

もともと気質が合わない先生

生まれ持っての気質というものあります。意図して合わせなくてもとても気が合う人もいれば、どうしようもなく気が合わない人もいます。

気は感情から発せられるものなので、そのような人とは感情を抜きにした冷静な付き合いが必要です。できれば、距離を置きたい相手です。

どうしても教育の価値観が合わない先生

合わない人のなかに、価値観が合わない人がいます。普通の話をしている場合は、価値観はあまり気にはなりません。

しかし、何かが起こったときや同じことを一緒に行うときに価値観が合わない人がいると、物事が先に進まなくてたいへんな思いをします。

価値観が合わない先生と深い話をすると意見が合わなくなります。距離を置き、感情的な話や意見交換は避けた方が無難です。

ただ、そうはいっても職場にいる先輩ですからなんとか一緒に仕事をしていかなければなりません。

その場合のちょっとしたコツを紹介します。

先輩教師との関係を崩さないように付き合うコツ

先輩教師の指導法や仕事の様子から学ぼうとしている態度を見せる

多くの先輩教師は、長年自分が培ってきた指導法に自信をもっています。

長く教師を続けてきた方は、失敗や苦労を重ね、その度に自分の指導法を見直しつつ改善されてきた方がほとんどです。

だからこそ、自分の指導法には自信もあるし、認めてほしいと思っています。

また、教師になる人は、「人を育てたい」という意識が強いので、生徒だけでなく「後輩教師も育てたい」という思いがあるようです。

「あんまり合わないな」と思った先輩教師でも、よく観察してみると、その人なりの工夫やよさがあるはずです。「すごいな」と思うところを2~3個見つけてみましょう。

 

 

  • 跳び箱の指導が上手い
  • コメントの種類が豊富
  • クラスの係活動がおもしろく、子供が自主的に動いている
  • 使っているハンコやペンがいい感じ
  • 掲示物を作るのが上手い

本当にどんな小さなことでもいいので、先輩教師のよいところを見つけてみてください。

そして「○○先生の△△は素晴らしいですね。ぜひ、私もやってみたいので教えてください」「この間、ちらっと漢字指導の様子が見えたのですが、とても分かりやすくて素晴らしかったです。

もしよかったら今度授業見学に行ってもよいですか?」など、積極的に質問してみてください。

それで、悪い気になる先生は、ほとんどいないでしょう。

「後輩教師の手本になっている、自分の指導法が認められている」というのは、先輩教師からすると、とても嬉しいことなのです。

「合わないな」と思う先生でも、その先生のよさや特徴を少しでも知ることができれば、歩みよるきっかけになります。

「合わない」というのは、「相手のことをよく知らない」ということに原因がある場合があります。

関係性がまだそこまで悪化しておらず、歩み寄りたい気持ちがあるのであれば、ぜひ積極的に先輩教師のよさやすごいところを探してみてください。

先輩教師のクラスの子を褒める

小学校教師は、基本的に担任が1日を通してクラスの子を見ています。クラスの子への愛情と、「自分が育てている」という感覚がとても強いように感じます。

これは、先生になって実際の現場に足を踏み入れないとなかなか気づかないことなのですが、先生にとって「自分のクラスの子が褒められること」はものすごく嬉しいことなのです。

先生をしていると、「○〇先生のご指導が素晴らしいから」「○○先生のご指導のたまものですね」という言葉が頻繁に飛び交います。

なんでもかんでも、「ご指導のおかげ」とする風潮があるのが事実です。

実際には、先生の指導というより、その子本人の頑張りや、家庭での影響、もともともっている気質、友達関係などさまざまな要因が関係して子供は成長していくものです。もちろん先生の指導も関係することもありますが・・・。

実際に先生の指導のおかげかはさておき、「クラスの子が褒められる=自分の指導力が褒められている」と感じる先生が多いのです。

もし、先輩教師と良好な関係を保ちたいのであれば、先輩教師のクラスの子をどんどん褒めましょう。

 

  • 「先生のクラスの子は挨拶が素晴らしいですね」
  • 「先生のクラスの○○ちゃんが、みんなの靴をそろえていました」
  • 「先生のクラスの子は、清掃を一生懸命取り組んでいました」

 

子供のよい行動を、先輩教師と共有することは、子供にとってもプラスとなります。また、子供のよさを見つけることは、教師としてとても大切な力なので、先輩教師との関係性に関わらず、目を向けてみるといいでしょう。

困ったときは素直に相談する

日中子供がいる間におこったちょっとした出来事や、気になっていることを普段から話しておくとよいでしょう。

そして、今どんなことに困っているのかを伝えておきましょう。先輩教師のほとんどは、頼られることを嬉しいと感じます。

もちろん相談したからには、素直な気持ちでアドバイスを聞ききましょう。

実際、「合わない」と思っている先輩教師でも、頼る、頼られるの関係になると、自然と心を許し合える可能性があります。

もし、「合わない」と思っている先輩教師との関係が、そこまで悪化していないのであれば、自分の意見は一旦胸にしまって、素直な気持ちで相談してみるとよいでしょう。

どうしても学校の先輩と合わない場合

改善をはかったり、歩み寄るように努力したけど、やっぱり上手くいかないし、その先生との関係でストレスがあまりにも大きくなって、うつ病などの精神疾患の原因になることも。改善の余地がなさそうな場合、どうしたらよいのかを説明します。

信頼できる同僚や校長・教頭に相談する

どうしても先輩教師と会わず、悩んで仕事に支障をきたしそうな場合、信頼できる同僚や校長・教頭に相談してみましょう。

校長や教頭が事態を重くみた場合、相手の先生に話をしてくれたり、解決のために動いてくれたりする可能性もあります。

また、信頼できる同僚にも話してみてもいいでしょう。

しかし、ここで注意したいのが、ただの悪口にならないようにすることです。あくまでも「相談」という形で話しましょう。

相談内容が漏れてしまうと人間関係が悪化する可能性があるので、相手は「信頼できる人」であることが大切です。

距離をとって仕事をする

合わないと思う人とは、ある程度の距離を保って過ごすことが大切です。コミュニケーション不足は良くないですが、距離が近くなりすぎたことによって相手を苦手と感じる場合もあります。

同僚や上司ということを忘れず、しっかりと線引きをして付き合う方がストレスを減らせるでしょう。

学年を組んでいると、距離の取り方が難しいかもしれませんが、さりげなく教室で仕事をしたり、持ち帰って仕事をしたりすることで、適度な距離を保っていく必要があります。

異動願いを提出する

「ストレスに耐えられないけれど、転職はしたくない」という人は、10月・11月に毎年書いている異動調書にで異動希望を出しましょう。

異動調書とは、学校を変えてほしいと自ら希望することが可能です。異動であれば、学校を辞めずに合わない人と離れることができます。また、相手の先輩教師が異動する場合もあります。校長にもきちんと理由を伝えてみるとよいかもしれません。

 

別の業界に転職を考える

あまりにも抱えているストレスが大きくなったときや、環境を全く別のものに変えたい人は転職も視野に入れてみましょう。

学校を辞めても、子供と働く仕事はたくさんあります。ただし、人間関係でのストレスで転職をする際は、勢いで就職先を選ばないように注意が必要です。

まとめ

先輩教師との人間関係は、本当に悩みどころ。学校現場ならではの風習や雰囲気があります。どんなに学校の仕事が楽しくても、ここの人間関係が崩れてしまうと、一気につらくなります。

できる範囲で、合わない先輩教師と上手く付き合っていく方法をとりつつ、自分の考えも大事にして、教員という仕事に生きがいをもって取り組めるとよいでしょう。

人生は長いです。本当に自分にとって重要なことは何か?この機会にちょっと立ち止まって考えてみてはどうでしょうか?



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