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小学生と中学生の理科教師はどっちが大変?教える難しさと向いている人

教職免許を取ろうと考えている大学生や、理科の教員免許を持っているけれど、小学校と中学校のどちらに行こうか迷っている人はいませんか?

小学校は専門科目以外、中学校は主に専門教科だけにはなりますが、どちらの仕事も難しい部分はあると思います。

そこで実際の現役の教師に仕事のやりがいと何が難しいのか?聞いてきたので紹介します!

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目次

小学校・中学校の理科教師の倍率と難しさについて

都道府県国語社会数学理科英語合計
東京10194129112146812
神奈川3723262529201
千葉105688477119587
埼玉4642384360333
大阪3547403942292
愛知4329414251300
北海道5149514364393
福岡4146353035272

このHTMLコードは、都心部にしぼり各都道府県で採用された中学校教師の主要科目別の総数を表す表です。

主要科目に絞り、技術・保体・音楽・美術・家庭科を抜かしてあります。なお合計は全てをいれてあります。

参考:平成30年教科別教員採用倍率

理数教師の不足が話題になっていますが、今は全体的に教員不足であり、なるのが難しいというわけではありません。

教員不足は今春の始業式時点で、小学校20・5%、中学校25・4%で生じていた。昨年4月時点では小学校14・6%、中学校19・8%で、いずれも5ポイント以上悪化していた。

 教員が不足する学校のうち小学校の6%、中学校の2・2%は、校長、教頭など管理職が担任を兼務してしのいでいた。自由記述で「オンラインを活用し、2クラス合同で授業した」との回答もあった。

公立小中学校の20%以上で教員不足、昨春より5ポイント悪化 読売オンライン2023年5月

大学受験に合格できるレベルであれば問題ないはずです。

センター試験の生物・化学・地学・物理が解ける学力が望ましいですが、教員不足も相まって偏差値は50を切るという状況もアリ、教育特化地域で親の学力と教師の学力が逆転するなんて言う現象もあります。

ただ、学校の教師というのは学力向上が全てではなく生活全般のサポートが課題になっていますし、必ずしも学力が高く、頭のいい先生が生徒から人気というわけではないです。

では実際に現場の先生は現在の理科の指導についてどう考えているのか?小学校・中学校に聞けたので紹介します。

小学校理科教師のやりがいと難しさ

教員年数は5年です。小学校教員で担当は3年生を担当しています。これまで特別支援学級や日本語教育2年生、5年生も経験してきました。

年収は500万ほどで愛知県に住んでいます。
講師を1年経験し、その後正規職員となりました。専門は理科教育です。

小学校の理科の教師を選んだ理由

小学校の先生を目指そうと思ったわけは、まず第一に子供が好きだからです。次に、人格形成の基盤となるこの時期に子どもへたくさんのことを学んでほしい、学ぶことの楽しさを知ってほしい、と思ったことがきっかけです。


そして自分自身、子供の頃理科が大好きで、特に実験を通して学ぶことが好きでした。現代は理科離れが進んでおり、理科への苦手意識が強い子どもが増えてきています。

そんな子供たちに理科の楽しさを知って欲しくて、理科を専門とした教員を目指しました。理科は実験だけでなく、実験に向かうまでの予想や実験後の考察で友達と話し合いながら考える時間がとても楽しいです。

どうしてこうなったのかな、次はどうなるだろう、とみんなで考え、学び合うことも楽しく、子ども達にそうした授業を通して楽しさを味わってもらいたいと思いました。

小学生への理科の教え方の難しさ

予想を立てさせる過程が難しいです。予想は知っている知識、経験、学んだことなど様々な情報から予想を立てていきます。中には当てずっぽうで自分の予想を立ててしまう子もいます。

そうした子は、理由を聞くと答えられません。予想を立て、さらにどうしてそのような予想になるのか、といった科学的で論理的な思考が身につくまでにかなり時間がかかります。

そこで指導する際は必ず予想を立てた後に理由を説明するという作業を行います。そうすることで次第に理由が必要だと理解し、説明も上手になっていきます。

その際つまずく子もいるので、キーワードを伝えるなどして、誰でも書きやすいように工夫していきます。どのような実験でも予想の時間をしっかりととり、実験に向かわせます。

理科教師の授業準備や勉強法について

普段は教科書をひたすら読み込む作業をしています。


この時間は何を学ばせたいのか、そのためにどんな手立てや実験、観察が必要なのか、目標をどのように設定するか、など日々の授業を組み立てるには教科書の内容をまずは教員がじっくりと理解することが重要だと考えます。

理科の指導法や実験の方法については、動画資料を見たり、教員向けの研修会なので学びます。

現在はYouTubeやNHKforSchoolなど豊富な資料を閲覧することができます。そうしたところで実際の動きを見て学ぶことはより深い理解につながります。


また他教員の指導方法を直接見たり聞いたりして学ぶこともしています。

経験の浅いうちは自分一人で指導法を学ぶのには限界があります。先輩教員の授業風景を観察して、真似をしてみたり、アドバイスをもらったりして、自分の自分の指導力の向上へと繋げます。

小学校の理科教師が向いている人は?

いろいろなことに興味をもち、新しい情報に目を向けることが身についた、好奇心のある人が向いていると思います。


理科の教材は身の回りにたくさん転がっています。自然の中で起こる事象やそれに伴う情報は立派な教材になります。例えば地震などの災害、天気、生き物、石など日常で目にするものは活用できます。

これは授業で使えそうだな、説明するときに利用できそうだな、と思うものは取り入れていくと、日常生活と理科が結びつき、子どもの理解に繋がります。

つまり、そうしたアンテナを常に持っている人、そうした好奇心をもっている人は理科に向いていると思います。

さらに理科において科学的に探究してみようという気持ちはとても大切です。教員自身がそうした気持ちで前のめりに取り組む姿を子供たちに見せることができる人も向いていると思います。

中学校理科の理科教師のやりがいと難しさ

教員年数は、今年で、7年目に突入しました。もともとは、関東の中学校で採用されて、3年働き、その後東北に異動して、4年働いています。担当学年は、中学2年生です。

担当教科は、理科です。年収は、550万円ほどです。住んでいるのは、宮城県仙台市になります。ずっと、中学校の理科を担当しています。

中学理科の教師を選んだ理由

理科は、主要5教科の中で、一番五感をはたらかせる教科です。
例えば、実験を行うと、そこで起きた現象を、実際に「見る」ことができるし、はだ感覚で学ぶような場面がたくさんあります。

これが、社会や数学では、話を聞いて終わったり、手を動かしけれど、頭の中でイメージして進めなくてはいけないことが多々あり、理科は、様々な形で体験、学習ができると思います。これが、理科という教科の強みでもあると思います。


私が、理科の教員を目指そうと思った理由は、単純に教員を目指すには、理科の免許しか取りようがなかったからです。

中学校で働きたいという気持ちはあったのですが、実際に目指す、と決めたのは、大学3年でした。その時点で、大学の単位的に、理科の教員しか目指すことができず、理科教員の道に進みました。

中学生に理科を教える難しさ

理科という教科は、身近で、目に見える現象、と思われがちです。

一見するとその理解は合っているのですが、例えば、原子や分子といった、本質的な学習をしようとなった場合、途端に目には見えず、イメージが難しい話になってしまいます。見えそうで見えない、というところが難しさの原因かな、と思います。


教えるうえで、大切にしてることは、「これで教える」という型をいくつも用意しておくことです。

自分が分かりやすい、と思う説明が目の前の生徒にとって、分かりやすい説明とは限らなくて、さらに、隣どうしでも、同じ説明で分かるとは限らないものだからです。

これでダメなら、こちらの説明、というように、いくつも選択肢があることが大切です。

授業のための日々の普段の勉強について

ゼロから自分で授業を考えるのではなくて、YouTubeやブログなど、自分の担当教科の授業をあげている先生がいるので、その情報を探しあて、インプットをしています。

さらに、それを自分の授業として、アレンジしたり、対象となるクラスに合わせた授業をしたり、いくつか工夫を加えて、自分なりの授業をしてます。


時間を見つけて、授業づくりの書籍を購入し、その中で採用できそうなアイディアを見つけて、積極的に実践することも重要です。


また、授業に力を入れている先生の授業を、定期的に見学しながら、自分の授業について、上手く取り入れられるところはないか考えて、上手くインプットと、適度なアウトプットを行っている。このような実践を時間とのバランスを考えながら行っているいます。

中学理科の先生が向いている人は?

理科という教科は、まず生物分野、地学分野、物理分野、化学分野といった4つの分野があり、中学校段階では、この4分野すべての学習を、浅く広く学習していく。なので、広く知識を持っていることが大切なポイントだと思います。


さらに、五感を使うような、体験型の授業を好んで行ってみるような、探求心や好奇心が、人一倍あるような人も、理科という教科との相性が良いと思います。


ただし、それだけではなく、実験などの学習において、学習規律がしっかりと確立されていないと、実験などもできたものではないので、生徒に対して、学習規律をしつこく要求できるような、粘り強さと適度な厳しさを持ち合わせているような人が、適任であるように思います。



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