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【恐怖】教員同士のいじめやパワハラ・セクハラの嫌がらせのリアル過ぎる話

最近ようやくニュースになってきた教員同士のトラブルについて、現場で働く先生にアンケートを取った結果・・・恐怖のコメントを沢山もらいました。

正直読んでいて震えるばかりですが、現場の事実というものを知ってもらおうと思い敢えて後悔することにしました。

やはり学校は閉じられた世界であり、実際の現場ではこんなことが起きています。

 

目次

実際に現場で起きている教員同士のトラブルの実例

 

障害児クラスでの教員同士のセクハラ

2年前から教師をしています。

田舎の小学校(1学年1〜2クラスほどの規模)

担当学年
1年目 2年生
2年目 4年生

専門は家庭科ですが、学校ではクラス担任に加え音楽と書道と家庭科を持っています。

1年目の当時は自分は23歳で社会人一年目として赴任しました。先生が少ないため多くの教科を担当することになりました。

新任として赴任した小学校で一年目は2クラスある2年生の担任をすることになりました。
生徒数は30名ほどで2名障害を持つ子がいました。

もう1クラスの先生は50代の男性のベテラン先生でした。

最初は順調にこなせていたのですが、障害を持つ1人が癇癪を起こし一日に2回は大暴れすることが多くなりその子を押さえつけるため怪我をすることも増えました。

他の先生方も手一杯のため手伝ってくれる方もおらず毎日毎日その子を無理やり押さえつける日々でした。

しばらくすると隣のクラスの男性の先生が手伝ってくれる時に押さえつける際ボディタッチ?と思うような触り方をさりげなくしてくるようになりました。

最初は気にしないようにしていましたがだんだんとエスカレートしてきて、すれ違う時も肩をぽんぽんしてきたり頻繁にボディタッチをしてくるようになりました。

他にも会話の中でプライベートについて聞いてくることが多く特に男性関係について聞いてくるようになりました。

休みの日もLINEが来るようになり食事や一緒に登山しようと誘ってくるようになりました。
毎回他の先生方もいらっしゃるならとさりげなく断っていたのですがしつこく何度もラインしてきました。

新任だったこともあり強く断れなかったこともありだんだんエスカレートしていったんだと思います。その男性の先生が結構怒りっぽいところもあり、そこが怖くてはっきりと答えることができなかった自分も悪かったと思います。

 

対策

まず二人きりにならないように努めました。

ミーティングのためにや、授業の進め具合について話し合いたいとよく他の場所へ行こうと誘われたのに身の危険を感じたので他の先生方の目があるところを探してそこでミーティングを行うようにしました。

あと他の先生方と仲良くなるように飲み会に参加したり、土日出勤をしたり仕事をたくさんこなすことで信頼を得るように頑張りました。

半年たって校長先生と面談する機会があり、これだ!と思い正直に(オブラートにつつんでですが)プライベートを誘うLINEが頻繁にきて断りづらく困っているなどについて相談をしました。

とりあえず半年は頑張ってくれた言われたので、仲の良い女性の先輩に相談をしてその人に盾になってもらうように頼んで半年なんとかうまく避けて過ごしました。

その翌年問題だった男性の先生は別の小学校に赴任することとなり、無事ことなきを得ました。

その後も何度かLINEで連絡が来ましたがスタンプの見返すなどあからさまな塩対応を続けたところ今は連絡が来なくなりました。一応また同じ職場になるかもしれないと思いブロックは既読無視するのはやめておきました。

今後は悩んでから半年も我慢したというのは無駄な期間だったと思うので早めに他の方に相談したり、自分からはっきりとプライベートと仕事は分けているのでと初めから強い態度でいけばしつこくされることもなかったのではないかと思いサバサバときっぱりした態度を心がけています。

アドバイス

社会に出たら今までとは違いたくさんの人と出会うと思います。その中で自分とは合わない人、やばい人、たくさんいます。

確率的にしょうがないことであり大体それは先輩だったり上司だったりします。

だからといってこちらが打たれ続けなければならないということは全くないのです。

強気な態度で自分を守りましょう。上司にはもっと上の上司が必ずいます。

人を頼りましょう。そういったいわゆるやばい人は必ず今回だけでなく過去にも何が問題を起こしているはずです。上司の上司が頼りない場合は信頼できる周りの方から攻めましょう。

味方になってくれる方が必ずたくさんいます。それでもダメなら逃げていいのです。そんな職場はあなたがいるべき場所ではありません朱に交わると赤くなるという言葉は本当です。さっと身を引来ましょう。

素敵な方々沢山いる場に必ず出会えるはずです。せっかく辛い実習や試験を乗り越えてきたのだから、努力が報われるところへ自分を連れ出してください

 

提出物の遅れといやがらせ

九州の方で、小学校に勤務しています。小学校ですので、様々な学年を担当し、特別支援学級の担任も経験してきました。問題のあった当時は、30代半ばで、教務主任をしていました。

学校規模は小さく、職員数も少なく、ある意味家族的な職場環境ではありました。

しかし、高齢の職員は校長や教頭よりも年長で、校長の指示や職員会議で決まった業務スケジュールを守らない方がいました。

そのような中で、教務として学校行事の進行や教育委員会への提出書類の事前確認の日程等の調整をしていました。

 

年配の先生の中に、委員会提出書類の提出期日を守れない方がいました。

校長の指導を受けてもなかなか改善されません。その方の処理能力に問題があることは、職場の人たちは理解していました。

業務の補助や交代を教頭が申し出ることも、たびたびありました。

しかし、そういった申し出をなかなか受け入れてはくれません。結局期日に間に合わず、委員会からの問い合わせに、教頭が答えたり、私が対応したりすることがありました。

年下の職員が自分の不足点を補填していることが気にくわなかったのだと思います。

教頭には何も言えない分、教務の私の方への風当たりが強くなりました。提出書類の伝達時期や、書類作成期間の短さを、「教務のせいだ」と言い始めました。

学校で作成する書類や提出期日は、おおかた決まっています。

例年同じ時期に提出を求められることが多いので、長く勤務している人ほど、そのことは理解しているはずです。また、書類作成のノウハウも、普通は身に付けています。

でも、そうではない職員もいます。委員会から届いた書類は、校長の決済後、時間をおかずに配布していましたので、これ以上早く届けることはできませんし、書類作成期間も提出期日の前日を設定し、早く作成が完了したときはでき次第すぐに提出していただくように、全職員にお願いしていました。

そのため、その年配の職員の言動が理不尽なものであることを職員は、皆わかっていたと思います。

ことあるごとに教務の行事提案に反対されるのには閉口しました。そして卒業式の提案の際、6年生の希望で卒業式の式歌だけを変更する旨を話したところ、このことにその先生が反対されました。

その先生はピアノ演奏にだけは自信をお持ちで、毎年式歌の伴奏をしていました。その先生と6年生との式歌変更についての相談は済んでいるとのことだったので、提案文書に式歌の曲名を昨年のものから6年生の希望曲に変更して提案しました。

すると、曲名を教務が勝手に変更しているので、自分はこの曲の伴奏はできないと言って、会議を止めてしまいました。

その後6年生の式歌練習にも加わろうとはなさいませんでした。式歌は普段の音楽の授業とは違い、伴奏を簡易伴奏やCD 音源に変えるわけにもいかず、困りました。少人数の学校なので、ピアノが堪能な教師がいなかったのです。

対策

 

校長とも相談し、地域にお住いのピアノ演奏のできる方に協力をお願いすることにしました。

でも皆さん、年齢が高く、地域行事ともいえる卒業式での演奏は引き受けてくださりません。

また、地域の方に相談すると、小学校の中の職員の非協力的な勤務態度が、たくさんの人たちに広がってしまう可能性があります。

私は、そうなっても仕方がないのではないかと思っていましたが、校長は学校管理者として、また職員の不利益は極力避けたいという意向でした。

穏やかな、人間性の温かい校長でしたので、この校長ならこういう判断をするのは自然なことだと思いました。

でも、卒業式の式歌は、6年生の担任や6年生の子どもたちが歌いたいと思って選んだ曲を歌わせてあげたいと思いました。ほんとうに困ってしまいました。

しかし、式歌の伴奏をしてくれる人が見つかりません。小学校の職員内で起きていることを、正直に話したならば、子どもたちのために協力してくださる方がおられたかもしれませんが、校長の気持ちを考えると、それもできません。

卒業式まで、それほど時間はありません。そこで、6年生の子どもたちのために私がどうしても式歌の伴奏をしてあげたいのだが、ピアノの演奏が不得手で困っていることにし、地域にお住いのピアノ演奏の堪能な方に、ピアノを教えてもらうことにしました。

ピアノに不得手な職員が子どもたちの門出に何かしてあげたくてピアノを弾いているとなれば、伴奏が簡易伴奏でも、上手に演奏できなくても、みなさん笑顔で見守ってくださるのではないかと思いました。

それから練習をして、卒業式で演奏しました。

年配の職員が、卒業式当日、6年生の式歌を、急に弾くと言ってくれないかと期待していたのですが、その願いはかないませんでした。

私が伴奏をし始めると、とても驚いた顔をされましたが、そのあとはそっぽを向いてしまわれました。

 

アドバイス

人間関係でのトラブルは、なくなりません。でも、トラブルの大きさを小さくすることはできます。それは、一人で作業をしないということです。誰かと仕事のスケジュールを合わせながら働くことです。

進捗状況を明るく報告しながら、相手が自分よりも仕事が進んでいたら素直に相手を称賛します。もしも、自分の方が仕事が進んでいた場合は、自分の仕事に何か見落としやミスがあるかもしれないと相手に話し、相手にプレッシャーかけずに頑張ってもらえるように接します。

学校の職員の仕事は、基本的に、一人で考え、一人で処理するものがほとんどです。それぞれの職員が、専門性をもって、自分の責任で作業を進めます。

小学校では子どもたちの評価については、専科の先生方の力量を信頼しているからこそ、担任は専科の先生の評価をそのまま受け入れます。

評価の方法や内容についてはお任せするとして、評価を完了するまでのスケジュールは共有できます。

一緒に働いているという実感を持つことができれば、職員間の適度な距離感を保つことができると思います。困ったことを相談するのは、ハードルが高いものですが、一緒に設定したスケジュールからあなたが遅れがちな場面というのは、ベテランの教師や、仕事のさばける教師が、自然にアドバイスしやすい状況です。

そんな時、本当は落ち込んでいるのかもしれませんが、子どもたちに見せているような笑顔で、アドバイスを聞いていただけたらと思います。

教師は、元来、人に教えることが好きな人が多いので、話しやすい環境があれば、いろいろなことを教えてくれるはずです。

臨任教師を見下す正規職員

  • ペンネーム…あさがお
  • 所属学校…中学校
  • 担当学年や教科…養護教諭(保健室の先生)
  • 当時の年齢、ポジション…30代前半、臨時教諭

元々看護師の免許を持っており、某教育大学の別科に入学し、教育に関することを学びました。
卒業後は養護教諭の資格をとりましたが、地元の教育委員会では正規の採用枠での採用が叶わず、臨教で就職しました。

 

高校卒業→大学→教員、となったわけではなく、看護師として3年ほど勤務してから別科に入って卒業したので、教員になった時点で一般的な新任教員としては年齢を重ねていました。

さらに臨教という立場でもあり、自分より若い正規採用枠で入った先生達や、先輩教員でも正規採用枠で長く過ごしている方達からは、「この年齢で臨教?」みたいに軽くあしらわれることが何度もありました。

養護教諭は校内に私だけでしたので、同じ教科や同じ学年を担当している先生達とのつながりはもともとなく、職員室に形だけの席はありましたが、保健室で過ごす時間が長かったので同じ空間にいる時間は短かったです。

ある日、保健室に親からの虐待で悩む生徒が来ました。

体を確認するとアザなどを確認できたので、介入が必要だと担任に伝えたのですが、担任は最初に自分に担任に相談ではなく養護教諭に相談されたことが面白くなかったようでした。

「なにも臨教に相談しなくても…」
「生徒にしたら、どの先生も先生だから、正規の採用枠だろうがただの臨教だろうが同じに思われたのかな」

生徒自体もいじめを受けておりクラスで居場所がなく、保健室が避難場所となっていた面も否めず、いじめ+虐待という問題発生に担任は面倒臭い態度を見せるようになりました。

最終的には家庭訪問や児相に相談など、生徒のために動いては下さいましたが、児相の方に私を紹介するときに、「ただの臨教なので、なんの力もありませんから」と言っていて、同じ教員として悔しい思いをしました。

自分の気持ちは出さず、ただ生徒を守ることに集中したので解決へ向かって良かったのですが、校長や教育委員会などには「最初に担任の自分に当該生徒から相談があり、養護教諭を交えて対応した」と報告しており、疎外感を感じました。

対策

最終的に生徒は守られたので、その過程はどうであれ、良かったです。

自分の気づきがきっかけだったとか、自分の手柄とならなかったこととか、そんなのはどうでもいいのです。

ただ、「臨教というだけでこんなに見下されるというか、格差を感じた」ことが衝撃でした。
今後の予防策と言っても、だったら正規採用枠で入れるよう頑張れと思われるでしょうが、そもそも臨教という存在があることが問題な気がします。

病気休暇などの突発的な事情で、数か月だけ採用となるなどの理由があるならわかるのですが、少なくとも当時の私のまわりの臨教は、本当は正規採用枠で入りたかったけど採用人数の関係で入れなかった人ばかりでした(私を含めて)。

臨教として勤務しながら、翌年の採用試験に向けて勉強を続けていました。

私は担任や教科を持たない立場でしたが、担任を持っている臨教は部活を見なくてはいけなかったりで、負担が半端なかったです。

朝早く、帰りは遅く、部活が体育系だと土日返上で仕事をしていました。
それでいて給与や待遇は正規採用枠の先生より下がりますので、本当に仕事内容とお金が見合っていない立場に思いました。

確かに生徒や保護者から見たら、学校の先生はどの先生も同じに見えるでしょう。

文部科学省や政府などには、臨教という立場がどれだけ辛いかを伝えることができることが、今後の予防策になるかと思うのですが…。

各都道府県の教育委員会も、もっと臨教の立場に気持ちを寄せていただけたらと思います。

 

アドバイス

人間関係は教員だけではなく、どの職業にもあります。
教員になるためにものすごい努力を重ねてきた方達ばかりと思われますので、その努力が報われる職場に配属になれたらいいですね。

私の場合、周囲の理解が得られにくい環境でしたが、同じ臨教でも同僚に恵まれた先生も何人かはいらっしゃいました

特に校長などの上司に、臨教という立場に理解がある人がいるかいないかで、職場の雰囲気ががらりと変わります。

私の場合、専門上同じ教科や学年を担当する先生がいなかったので、職場では孤独を感じることが多く、相談できる方がいませんでした。

同じ職場に、ひとりでも話せる人がいるかいないかで気持ちはだいぶ変わります。

外部の相談できる場所に頼る(メンタルヘルス系の相談窓口がある)、苦手な先生が異動になるのをひたすら待つなど考えようはありますが、急極論としては、辛くて仕方がないなら自分が壊れる前に退職を考えても致し方ないかと。

別の場所で自分が輝けるなら、それでもいいのではないでしょうか。

 

教員同士の学歴差別や校内暴力への対応

私が働いていたのは郊外にある私立高校、8割ほどの生徒は4年制の大学に進学、そのうち全国的に名の知れた大学に進学出来るのはスポーツ推薦のみ。

教師になって最初の2年間は副担任、3年目に担任を任され理科を担当、28歳の時に3年生の担任となり進路にも携わりました。

一般企業で働く人から、「学校でもパワハラやイジメはあるの?」と聞かれますが、その時に私が答えるのは「あるに決まっているでしょ」というもの。

一般企業で就活を行う際は、どこの大学を出ている?親の仕事は何?など差別に繋がることは聞いてはいけない傾向になりつつありますが、子供に教える立場にある学校では、この手の質問は日常茶飯事です。

就活の際でも、採用する学校から「どこの大学?」かは必ず聞かれる、生徒からも聞かれる、その保護者からも聞かれる、同僚教師からも聞かれるます。

一般企業で学閥があるように教育機関でも学閥はあり、私が勤めていた高校では、同じ大学の先輩後輩が結束する傾向がかなり強かったです。

先輩後輩の間柄が最も強いのが体育科教師、他の科と比べ体育科教師になれる大学は限られており、同じ体育科教師でも出身大学が違うと関係はギクシャクします。

うちの高校で最も力を持っていたのは〇〇体育大学出身の体育科教師、誰に対して力を持っているのか?それは、生徒に対してだけでなく、同僚教師や高校を運営している本部に対してもそうでした。

高校には思春期の生徒がおり校内で暴力事件などを起こすことは度々、その際に止めに入るのが体育科教師です。

高校生になると力もあるため、暴れる生徒を抑えるには力で抑え込むしかない、それが良いか悪いかは別として、力で抑え込まないといけないのが現実です。

力を持っている体育科教師と日頃から親しくしていると、生徒が問題を起こした時に助けてくれるのだが、日頃関係がギクシャクしていると、同僚教師が困っていても知らんぷり。

生徒は教師達の関係性を良く見ているため、A先生に対しては反抗的な態度を取るとマズイ、B先生なら舐めた態度を取っても大丈夫と分かっているのです。

みかじめ料を脅し取る輩と同じで、力のある体育科教師に楯突くようなことをすると、生徒に問題行動を起こさせ同僚教師を困らせることだってあります。

スポーツ推薦で進学したい生徒は、力のある体育科教師の点数稼ぎをする、この手の生徒は担任教師より力のある体育科教師の言うことを聞くため、クラスは荒れてしまうのです。

対応策

体育科教師が力を持っているのは、生徒を抑え込む力を有しているから。

生徒を抑え込む力とは暴力に繋がる腕力、私が教師になった頃は生徒の中には暴走族のメンバーもおり、そのような生徒を抑え込むには確かに腕力は必要とされていました。

しかし、子供たちの中でも暴走族はダサイ、群れるのはカッコ悪い、ツッパリより中性的な人間がチヤホヤされるようになると、校内での暴力事件は減少しています。

すると、力で生徒を抑え込んできた体育科教師のニーズは減少、それに伴い、生徒を腕力で押さえ付ける指導法が社会ではバッシングされるようになりました。

バッシングに大きく寄与したのがSNS、腕力で生徒を押さえ付ける様子を生徒がスマホで隠し撮り、それをSNSで公表されます。

すると、学校を運営する本部に保護者から苦情が入り、力で生徒を押さえ付けていた体育科教師は態度を改めることになりました。

高校には職員室以外に教師が集まる部屋があり、理科を担当していた私は理科準備室に居るようにしました。

理科準備室には同じ大学を出た先輩後輩の同僚教師がおり、いずれも力で生徒を抑え込んできた体育科教師には否定的な者ばかりです。

もちろん暴力は良くないです。その意見には賛成です。とはいえ具体的な対応策を積極的に取ろうとう教師は少ないのが現実。

否定的ではあっても腕力で体育科教師には敵わない、トラブルを避けるには距離を取るしかないのが現状です。

「話し合って、どうにかなる相手なら、とっくにどうにかなっている」と私に教えてくれたのはベテラン教師の発言でした。

野生の猛獣を相手に言葉が通じないように、力で何とかなると思い長年生きてきた者に言葉は通じません。

道を歩いていて前からチンピラが歩いて来たら距離を空けますよね、山を歩いていて熊に遭遇しても同じようなことをしますよね。

相手が人間であっても対処法は同じ、話が通じない相手の場合は距離を空けるしか身は守れない、話し合うために近付けばヤラれてしまいます。

問題から逃げているように見えるかもしれませんが、戦い方は人それぞれ、腕力が無くても人は生きなくてはならない、それを教えるのが教師の役目です。

アドバイス

人間関係が大変なのは企業でも学校でも同じです。私が勤めていた高校ではヤンチャな生徒の割合は1割未満、大半は普通の生徒、私のような気の小さい生徒は1割未満です。

同僚の教職員と関係が上手くいかなくても、生徒を味方に付けていれば、生徒が教師を応援してくれます。

生徒が味方なら保護者も味方になってくれる、数的には教職員より生徒や保護者のほうが圧倒的に多く、SNSでの反撃には有利となり得えます。

学校に関する口コミがネットには沢山あるし、そこに学校の問題を提起すれば良いのだとおもいます。

何も自身が誰だかを公表する必要はなく、生徒目線で公表すれば良いのです。

学校の評価に神経をとがらせているのは運営者の本部、本部の目に止まるようにSNS等に書き込めば、本部はほっとかなないでしょう。

私が働いた高校に限らず、今は昔と比べ学校内での暴力事件は減りました。

暴力事件が多いのはレベルの低い学校、簡単に言えば偏差値の低い学校、偏差値の高い進学校では、めったに暴力事件は起きないです。

なぜ、進学校では暴力事件は起きないのか?理由は簡単、受験勉強が大変で他人に関わる暇は無いからです。

学校のレベルが上がれば、それに伴い教師の質も上がります。

私が働いていた学校も進学に力を入れたことで、生徒のレベルは上がり、それに伴い力で生徒を押さえ付けてきた教師は立場を追われました。

企業でも学校でも、人間関係で悩むのは、悩みを解消するスキルが無いからです。

学校の面白いのは、生徒同様に教師も学ぶ事ができることです。

悩みがあるなら生徒に打ち明ける、すると、生徒が力になってくれます。

弱い部分をさらけ出す、恥ずかしいことだが、これが出来ると楽に生きられるようになるとおもいます。

弱い部分を見せると、相手も弱い部分を見せてくれるようにります。

これが出来ないと、他人を力で押さえ付けるようになるのです。

子供が生まれると、子供から学ぶことの多さに気付くように、教師も生徒から学ぶことは多いです。

教師なのだから、こうあるべき、と思っても、そんなこと生徒には知ったこっちゃないのです。

片意地張らず楽に生きる、嬉しい時には笑い、泣きたい時には泣く、人間らしく生きていれば、生徒もマネをするようになると思っています。

 

部活動での非常勤講師への差別

大学を22歳で卒業してから4年間ほど私立の中高一貫校で、非常勤講師として勤務しました。

進学に重きをおいている学校でしたが、体育コースも設けられており、文武両道を目指す校風でした。指導していた教科は国語で、高校1年生から3年生まで幅開く担当していました。部活のコーチも任されており、中学生の部活の指導も行っていました。

私が就職した当初、部活動には2人の顧問がいました。男性と女性が1人ずつでした。男性の方は部活動全体の監督で、女性の方は中学生を中心に指導する監督という立場でした。

私がコーチに任命され、高校の女子を指導することになりました。非常勤講師だったので、校務は教科指導のみでした。なので放課後の会議はありません。

そのため、部活動は最初から最後まで見ることができました。常勤講師以上の教員は放課後もクラス対応や会議で時間がとられるので、ほとんど部活には顔を出せません

部活はほぼ私が毎日見ているという状況でした。学校の仕事が終わってから監督2人の元へ行き、当日のメニューを聞いて、生徒へと伝えるという方法をとっていました。

タイミングが合わず、監督2人に会えない時は、「休み時間を見計らって来るなど考えて」と言われました。休み時間には生徒の対応があるので、それは難しいと答えると「そんなん知らん」と返事がありました。

また、部活が無事に終えると毎回監督2人に連絡をしなければならないのですが、2人とも必ずと言っていいほど電話に出ません。

会議や他の仕事が長引いて学校内で会えないこともあります。私はこちらの学校以外にも塾でアルバイトをしていたので、連絡方法にはとても苦労しました。

部活終了時に監督と会えれば良いのですが、会えないときと電話が繋がらないときは、本当に困りました。

私の次の仕事が始まると勤務中は連絡は取れないので、それで怒鳴られたこともあります。

他にも、部活指導中に生徒に声かけをしなかったことで、「死んだ方がいいね。」とも言われましたし、女性の監督には「いる価値がない。」とも言われました。

対応策

監督同士の仲も悪く、私が間を取り持つこともしばしばありました。しかしストレスが重なり、生徒に心配されるほど私がやつれてしまいました。1年間で10キロほど体重が減り、元々は筋肉質でがっちりとしていた体型が、みるみる細くなってしまいました。

細くなったことで、女性の監督に嫌味を言われることがあったので、たくさん食べて太るように努力もしました。

2人の仲が良くなることはなく、生徒や私の前で大喧嘩することもあり、精神的にも辛くなってきたとき、退職を考えるようになりました。

部活の生徒の人数が増えたことで、もう1人顧問を増やすということになりましたが、専門分野の教員ではなかったので、部活にはほとんど顔を出すことはありませんでした。

顧問が1人増えたところで、今までとは何も変わりませんでした。嫌なことを言われても、受け流すこと。2人の機嫌を観察して、逆鱗に触れないようにすること。

2人が鉢合わせしないように、上手くその場を切り抜けること。などなど、私自身もそうですが、生徒に害が及ばないように気を遣って行動しました。

その甲斐あって、男性の監督の扱い方は徐々にわかってきました。必要以上のことを言わず、部活中は生徒と一緒に汗を流していると、特に何も言われませんでした。

女性の監督は途中から産休育休に入ったので、その間はとても平和でした。私も自身の結婚で退職せざるを得なかったですが、今後の予防策としては、必要以上な言動を避けることくらいです。

アドバイス

人間関係の悩みは尽きません。特に教師という職業は、対人援助職ということもあり、人との関わりに重きを置く職場です。

生徒との関わり、保護者との関わり、外部業者との関わり、他校の生徒や教師との関わりに加えて、教員同士との関わりがあります。

教育観や価値観などの相違が生まれやすいのもこの職場の特徴です。自分の理念を持って職を全うしている教師が多いので、人間関係のトラブルも絶えません。

公立高校だと短くて3年間で次の職場に異動できますが、私立は退職するまで同じ職場です。

その職場に自分の人間性や人柄がピッタリとハマれば、不自由なく仕事ができますが、居心地が悪いなど自分には合わないと思ったら、若い内に次の職場を探すのがベターです。

地域によりますが働き口はたくさんあるので、自分が合うところを見つけるのが良いと思います。

なかなか辞めづらい職場にいる人は、教員同士の関わりをなるべく少なくして、生徒といる時間を大切にするなど、本来の教師の役割を全うしてください。



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