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塾講師は何歳までできる?シニアでも一生続けられるのか不安な人へ

今回は塾講師の年齢制限についてです。募集案件をみると年齢問わずシニア枠でも募集もあるのですが、現実は結構厳しく、職場によっては若い大学生や年下の室長とかみ合わずにすぐにやめてしまう人も多いです。

また、現役の塾の先生も40代半ば、50代になるとかなり待遇が悪くなり、場合によってはリストラの可能性すらあり得ます。

本当に一生できる仕事なのか?

生活面も含めてきちんと考えておきましょう。

目次

塾講師の年齢制限はない体力や体調不良の限界がある

まず、塾講師の年齢制限ですが、現役の講師が年齢を理由に一方的な解雇という例はそこまで多くないです。

元気に50代、60代までやっている人もいますが、いくつか条件があります。

 

  • 教室長など運営側の立場に上がる
  • 個別指導塾で受け持つ生徒数が多くない
  • 体力や気力面で中高生についていける
  • 専門知識があり大学受験などに対応できる

こういう条件が重なれば、定年までずっと働き続けられると思います。大体の出世コースは教室長なので、ここまで行ければ安定はします。

ただ、大手の集団指導塾よりも個別指導塾の場合が多く、進学大手は30代40代が中心となって運営されています。

体調不良でも基本塾は休めない

年を取ってくるとだんだん体調不良になって風邪をひく確率が増えていきます。

特に受験生はストレスがたまるために風邪をひきやすく、集団で生徒が集まる部屋で講義をしていると、のどを痛めてそのまま高熱発生なんていうケースが多いです。

学生は体力があるので、少しぐらいの風邪なら塾に通学してきますが、普段運動不足でこもりがちな塾の先生は、年を取ると四六時中風邪をひいているなんて言う人もいます。

ただ、先生が休んでしまうと授業が全部なくなってしまうので、代行が見つからない限り休むことができません。

公立学校では「休校と自習」が生徒のお楽しみだったりしますが、高い月謝を払っている塾は保護者の手前、自習で終わりなどいうことはほぼできません。

 

副業で週に2~3回程度の補習塾講師はシニアも楽しめる

体調と仕事のバランスを考えつつ、週に2~3回ぐらい補習塾で働くというのであれば、シニアの方は結構楽しめると思います。

実際に小学校の低学年から補習塾に通ってくる子は学力向上だけではない親の目的も多いです。

 

  • 自宅に親が帰るまでの居場所
  • 学校の宿題のお手伝い
  • 最低限の漢字や四則演算の定着

こんな目的で塾に通わせているケースもあるので、生徒の話を聞いてあげて勉強の苦手意識をなくしてあげてください。

高齢でも人気の塾講師はこういう人

基本的に塾の講師というのは20代~30代に人気が集まります。そのあたりがピークです。

みなさんも中高生時代に若手とシニアのどちらに習いたいか?と聞かれたら「年齢の近い方」と答えるはずです。

年齢近ければ話題もあいますし、やっぱり容姿だって若い方が子供には人気名なのです。

ただ、一方シニア枠で入った方でも人気がある人がいます。

 

  • とにかく話をよく聞いてくれる
  • 説教臭くなく何でも受け入れてくれる
  • 成功談より失敗談を話して安心させてくれる
  • 社会経験を元に受験情報に詳しい
  • 保護者との間に入って関係を向上させてくれる
  • 年下の講師に対しても謙虚な態度で接してくれる

若さならではのエネルギーで引っ張るよりも落ちついて、話を聞いてくれる先生は人気です。

塾の限られた時間内で成績向上を求めるような保護者は大体進学大手やプロ家庭教師を付けます。

高齢者採用枠の塾というのは生徒募集と運営のポジションが違うのです。

スタンスとしては若手講師のサポート的なポジションで入ると良いと思います。

自分の教え方や習ったことが学校とズレていることもありますので、きちんと学校の教科書を読み、受験に対する知識を仕入れておくことは重要です。

シニアになってもキャリアアップしたい人は資格も必要

一方シニアになってからもキャリアアップして、一生講師として食っていきたい人は資格取得を積極的にし、客観的に見える形で自分の売りを作っておくことが重要です。

 

  • 定年後に大学院に行って国家資格を取得
  • 英検やTOEICの高得点保持者になる
  • プログラミングを身につけICT教育に対応する
  • 早めに予備校に行きキャリアを積む
  • 書籍や参考書などを出版してみる

60代、70代も現役で働き続けるのであれば、「若手と違う何か」を持ち差別化する必要があるかと思います。

キャリア×資格は最強ですね!

小規模塾の経営なら一生稼ぐことは可能

他にも、自分が現場に立つのではなく、小規模の塾を経営してしまうのであれば、一生稼ぐことは可能です。

ただし講師募集・生徒募集を自分でやるのは難しいので大抵はフランチャイズの大手に入ります。

塾の経営は立地が大きく作用しますし、フランチャイズは初期費用も手数料も高いですが経験を元に独立などの道も残されており、可能性はあると思います。

学習スペース経営は将来性がある

私が個人的に注目しているのがコワーキングスペースです。

カフェでの長時間の学習が禁止されている所もおおく、都内は学習スペースが慢性的に不足しており、場の提供だけでも価値が生まれています。

交流の場を自ら持つことで、不動産のような価値も出ますし、カフェ経営に比べ初期費用も掛からないのでシニアにこそお勧めしたいですね。

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シニアが教える仕事は塾以外にも沢山ある

年齢を問わず教える仕事なら塾講師以外に沢山あります。

  • 職業訓練士
  • 学童保育の先生
  • 伝統工芸などの講師
  • 語学講師
  • 楽器インストラクター
  • 各種セミナー講師
  • 登山や釣りの講師

 

実際に趣味を活かしてそのまま起業した例も多く、興味関心からスタートしても良いかと思います。

今の時代少しだけwebの技術があるとさらに有利にです。

動画や文字コンテンツの発信で読者自分の特技を伝えて行き、少しずつ生徒を募集していくだけでも十分ビジネスになります。

大切なのは自分で主体的にキャリアプランを描き、情報発信していくことです。

人生はまだまだ長い!年を取るごとにつまらなくなるなんてもったいないです。是非とも積極的に自分の可能性を広げてください!



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