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全部出します!これが中学教務主任の辛い仕事内容だ!!

こんにちは。
今回は中学校での分掌業務についてお話したいと思います。

今日のテーマは【教務】です。

普通に生活している中で、教務なんて聞きなれないですよね?

また、教員志望の方でも、実際に教職に就かないと聞かない名称だと思います。

生活指導!!とか、進路!!などはよく聞きますけどね…。

さて、そんな教務という仕事について、今日は書こうと思います。
教職志望の方は必見の内容です。よろしくお願いします。

目次

学校教務の仕事の種類について

 

【教務】とは、学校運営の根幹になるものです。

もうむしろ、教務がいないと学校なんて成り立たないのですよ 笑
とりあえずイメージをつかんでもらうため、代表的なものを挙げて説明したいと思います。

行事予定の作成

どんな企業・会社にも「年間予定表」というのがあるかと思います。
学校のそれを作成しているのが我々教務です。

例年通りの行事から、◯◯周年行事や市長の来校イベントなど、突発的に近いのものあります。
年間を作りつつ、生徒や保護者に配布する月間の予定表も作成します。

おそらく、学校便りなどももらってきたかとは思いますが、あれを作成するのは我々教務なんですよ。

時間割の作成

1時間目は体育で、2時間目は国語で…など、各クラスで決めている時間割。
これを作成するのも教務なんです。

今は科目によっては習熟度別授業もありますので、それに合わせて授業を組んだりもします。
非常勤の先生方などで時間割の指定がある場合は、それも考慮して…。

移動教室がある場合はそれも考えて。

例えば、家庭科室で授業をした後は掃除のために1時間空ける、など…。

様々な条件のもとに時間割は完成しているのです。

ですので、「体育の後に数学なんて!眠くなるだけだ」

というクレームを聞いたりもしますが、それは色々な要素が絡んでそうなっているんですよね。

テストの取り仕切り

学生の最大の悩みである定期テスト。

このテストを取り仕切っているのは教務です。

テスト時間割の作成からテストの保管、成績表の配布まで事務作業的なものはほぼ全て教務です。

ちなみに私の学校では、中間テストで初日の科目は期末試験で最終日になるよう調整しています。

採点の都合ですね。

で、年間を通してバランスを取れるよう配慮しています。

行事の取り仕切り

学校には様々な行事があります。

入学式から卒業式、体育祭や文化祭などなど。

運営自体は学年や先生が中心になって行いますが、案内文の配布や当日の司会など、ここでも雑務を中心に教務が行います。

当日に動くこと、というよりは、どちらかと言えば前日までの用意が割と大変な気がします。

卒業式文書の作成自体は学年から出してもらいますが、テンプレートの作成は教務で行い、お花の注文や会場の設営の会場図テンプレートの作成や備品の確認などは学校事務さんと相談しながら私の学校では教務管轄になります。

教務主任の仕事は激務!責任が重いのに手当なし

次は教務主任についてのお話です。

主任とは一般企業で言うところの部長職というところでしょうか。
私は現任校で主任をして三年目になりますが、主任としての仕事をご紹介できればと思います。

責任が重く失敗できない雑務が多い

教務主任は、いわば教務の責任者です。

ですので、様々な連絡のプリントに名前が載ることになります。

名前が載るということは、それを見た保護者から学校に電話がかかってきたときに、電話に呼ばれる人間になってしまうということです。

まずそれが一つ。

そして、主任=責任者だということは、当然、「責任」がのしかかってきます。
先ほども述べたように、教務というのは雑務が多い部署です。

言い換えれば、業務過多になりやすく、それでいてミスができない部署なんです。

例えば、始業式や終業式の日程は教育委員会で決定しますが、その下りてきた日程を勘違いして保護者に伝えたとします。

間違えたことに気づいたのが直前の場合、ご家庭の予定も狂うことになります。

なので、教務からの書類をリリースする場合は、最大限の注意を払って出すようにしています。

ちなみに、今までで一番大きなミスは、試験日程を間違えて連絡していたことです…。(1回の試験で数学が2回あるという…)

気づいたのが1週間前で、生徒からの報告でわかりました。

(事前にわかったので大事にはなりませんでした…。)

主任手当がつかなくて辛い

私の自治体では、主任自体に手当てがつくことはありません。

仕事量が増え役職が上がるような立場でも学校は手当がつかないのが辛いです。

言わば、ただ責任というものだけがついている平社員…といったところでしょうか。

ただ、私は「指導教諭」というポジションでもありますので、その分で雀の涙ほどは頂いています。

ちなみにこの指導教諭というポジション、都道府県によって呼び名が違うようです。

例えば、神奈川県では「統括教諭」と呼ばれているそうです。

神奈川県はご丁寧に一般教員と統括教員の給与表を公開しています。

(引用:27年職員給与報告)。

それによると、だいたい40000円~80000円ぐらい月額給与での違いがあるようです。
もちろんそのふり幅も各自治体によって違いがありますので、よくご確認くださいね!

主任のやりがいはあるのか?

次に、教務としてのやりがいについてお話ししますね。

教務はどちらかと言えば事務方になりますので、作業量は多いわりに担任で得られるような目に見えた達成感や子どもたちとの喜び、みたいなものは少ないかもしれません。

しかし、その中でも得られるものは多くあります。そのあたりをご紹介できればと思います。

行事が円滑に進むことがやりがい

何より教務のやりがいは個々だと思います。

裏方としての特性が強い教務ですので、何事もなく・無難に事が終わるというのが一番達成感を得られるかもしれません。

私も長く教員をしていますので、進路や生活指導も経験をしてきました。

このあたりの業務は対生徒の部署ですので、生徒の顔を見ながら仕事ができる分、教員的な達成感は多いことでしょう。

教務は特性の全く違う部署である(むしろテストとか管轄してるから迷惑がられる)ので、そういう達成感はありません。

前述したように、始業式がミスなく終わる、とか、行事予定表にミスがなかった、試験で何も大きな問題がなかった、など、何事もなく終わることに大きな達成感が出ます。

とても小さなことですが、それが一番のやりがいではないでしょうか?

なので、達成感を得やすい部署なのかもしれません 笑

教務主任で一番大変でストレスがかかること

さて次は教務主任をやっていて大変なことです。

教務は他の部署とは全く性質の違う部署ですので、その分ストレスのかかり方も他とは違います。

どちらかと言えば企業さんでもこんなストレスがあるかもしれませんね 笑

同僚が仕事を理解していない。

例えば、「テストの2日前には作成をしておき、封入する」というルールがあるとします。
わかっているのにテストができていない…。

→教務が催促すると、「そんな話聞いてないよ!!」や、「もうすぐできます!!」の声。
こんなことしょっちゅうなんです…。

意外に思われるかもしれませんが、学校の先生って割と時間にルーズだったりするじゃないですか。

私の勤務校もそうですが、職員室の雰囲気は比較的【ゆるやか】だと思います。

教務は時間を守ってもらったりだとか、割ときっちりしていかなくてはならない所なので、よく先生間で衝突が起こります 笑

 

先生が期日を守ってくれない

他にも、最終的なチェックをする仕事が教務主任なのですが・・・ルーズな先生に対応するのは結構きついです。

  • 生徒の原簿(個人情報の塊)を作成する期日を守らない
  • 成績通知表から学校保管用への転記の期日が遅れる

基本的には〆切を守れないオトナが出てくると私たちは苦労します

他には行事運営の流れを頭に入れておられない先生がいるとこれはこれで苦労します。たいていは新任の先生か転任されてきた先生に多いパターンです。

これも要は【出されたものを読んでいない】のです。

例えば、始業式要項に、【始業式前に、体育館に演題とマイクを設置する 担当○○】と書いておくとします。

新任の先生or転任の先生であれば、「◇◇先生、マイクってどこにありますか?」などという質問があってもよさそうなものですが、当日の生徒を目の前にするイメージばかり先行して行事が頭に入っていないんです。

 

そしていざ生徒が体育館に入ってから、
「あれ…?マイクは…?」などということが起こったりします。

このように、生徒や保護者のミスではなく教師の凡ミスがすごくストレスになりますね 笑

まとめ

いかがでしたか?
教務という仕事が少しはおわかりいただけたでしょうか?
まとめると

  • 教務はどちらかと言えば事務方である。
  • 行事の進行などは教務で仕切ることが多い。
  • 教務に逆らう(笑)先生が意外と多い。

ということになります。

みなさんは〆切を守って仕事をしましょうね!



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