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教師は若くして出世するといじめられる!?県職・主任・教頭は要注意!!

教員の世界のブラックな一面として出世がらみのいじめがあります。最近は若い力を活用して早くから市職や県職を経験させ、教務主任や教頭に出世させる動きもありますが、それが全然うまくいっていない事実を知っていますか?

民間企業から校長職を採用しても全く機能しないのには根本的な原因があるのでそれを解説します。

普通なら喜ぶべき出世が教員の世界ではマイナスに働くこともあるので要注意です。特に地方の旧体質が残っている学校は要注意です。

目次

教職で出世絡みのいじめが起きる4つの原因

まず、教員の世界で出世絡みのいじめが起きてしまう根本的な原因をお話しします。すべては教員や政治の採用システムに問題があると思います。

  1. 教師は人事権が上司になっても与えられない
  2. 公務員法で守られた年配講師が反発する
  3. 校長や教育長が変わると庇護が消え去る
  4. 地域重視の学歴派閥が未だに残る

1.上司になっても人事権はなし

教員の世界において一般企業と一番大きな違いは責任ある立場の教員に対して人事権が与えられないことです。

課長・部長にあたる、学年主任や教頭職についても校舎内の教師を自由に移動させることなどできません。

どんなに仕事ができない後輩が入ってきても人選に直接関与することはできないのです。

人事異動権が与えられていない、仕事の割り振りも決められないのに仕事の量は恐ろしいくらい増えていきます。

ここが一番世間の評定とかけ離れている所です。

多少の居酒屋トークであったとしても公式の評定の場などはまずないです。

2、法律で守られた先輩講師の嫉妬と反発がある

一般企業で上司に逆らい続けたら、普通は異動かクビです。欧米などではあからさまですが、国家公務員法で守られた教員をクビにするのは容易ではありません。

そのため、部下になった年配講師から嫉妬絡みの反発を受けることが多々あります。

権力がないところにポジションだけ与えられても若者はどうすることもできません。

「運営よりも授業が全て」と思っている教師も多く「授業もろくにできないくせに偉そうだ・・」という嫌みを言われることが多々あります。

とくに年功序列で育った年上の講師から叩かれます。

3、若手を抜擢した上司が変わると力を失う

若手を抜擢した校長や教育長・委員会の人事も、自分たちの意思とは違った政治がらみの人事異動が起こるのが教職の世界です。

目をかけてくれた上司が移動すると、途端に力を失ってしまうのです。

若手で出世コースにいても、異動できた新しい校長や委員会、PTA会長などと反りが合わず病んでしまう教務主任・教頭は多いのです。

4、地方によっては学閥がある

地方公務員はまだまだ学閥が残っており、地元の国立卒業で教師を固めているような学校があります。

そこに若手で高学歴・なおかつ優秀な人が入ってきてもはねのけられてしまう現実があります。若い先生は最新の技術を取り入れようと提案しても受け入れられないということも多々あります。

選ぶときに学校の出身大学比率を見ればよくわかります。これは地方公務員もある程度共通していますね・・。

教員上がりの市長や議員が多いところはコネばかり

地域によっては教員がまとまって選挙活動をしており、市長および市議会議員にどんどん元教員を送り込みます。

学校改革と言いながらも、実は政治がらみの黒いコネがあり、その路線から外れた行動をとる教師は目の敵にされます。

特に若手で出世頭というのは目を付けられやすい存在です。

教員採用にも政治のコネはよくある話

直接外に出てきませんが、教員採用に関してもそもそもコネで作られている地域もあります。

  • 元校長の親族関係
  • 議員の息子や娘
  • 教育委員会絡みの親戚
  • 学校経営者関係の親族
  • 県職の重要ポストある立場の子供

一次試験ではなく、二次の面接でなぜか地域に優遇されて試験に合格し、そのまま出世コースを歩ませるなんてことは公務員についていればよく聞く話です。

今の政治家がそもそも二世・三世議員が多い中、本当に平等に市場の評価を受けて、教務主任や教頭職へと若手が駆け上がることが難しいという大きな壁が立ちふさがっています。

教職の環境を変えようと組合に入ったら出世は終わり

若い教師の中にはこのような歪んだ世界を変えようと、労働組合で職場環境を変えようと頑張る人もいます。

これが学内政治に目を付けられ、出世のコースを閉ざされる原因になってしまいます。下の立場からの草の根運動というのが意外とできない構造になっているんですね・・・。

出世絡みのいじめで良い教師から順番に辞めていく

半沢直樹ほど極端だとは言えませんが、出世絡みのいざこざは法で守られた教職の世界にははびこっています。

そのせいで、若手で本当に力もあり、学校改革を成し遂げられるような教師が「馬鹿らしくなって真っ先に別業界に転職してく」という現実があるのです。

これは本当に悲しいですね。

教職の平均年齢は若干下がっているものの、40代後~50代の教師が多く、なおかつ若手は非常勤講師・臨時講師で採用しなかなか常勤で経験がつめないという現実が続くと、ますます公立学校の問題が増えていくと思います。

若手の政治参加不足も学校問題の一つの原因

ここで全てを老害として片づけるだけではだめだと思います。

実際にこのような仕組みを変えるために若手が行動するか?

というとそうではない面もあります。

  • 市議会選挙にはまずいかない
  • 候補者の教育理念など興味がない
  • クレーム先は直接学校のみに行く

実際教育には問題があると思いながらも、市長の名前も知らなければもちろん教育長や市議会のメンバーさえ知らない人が大半ではないでしょうか?

国会議員の人数を即答できない教師だってほんとうに多いですよ?_

そうなるとやっぱり組織票で動く教職の世界を簡単には変えられないと思います。

中年教師の参加が運命を分ける

私個人は20代の教師の絶望がすごくよくわかります。

国勢調査結果等による人口ピラミッドより(年齢5歳階級別男女別人口・平成27年)

今の問題に危機感をもち、政治で意見を述べても、40代以降の1割が20代の反対意見を持ったら多数決で圧倒的に負けてしまいます。

定年退職している1~2割程度が、若手現役教師全員の意見に反対しても多数決で通らない少子化の構造は日本を滅ぼすかもしれないと本気で心配しているのです。

このような構造において果たして公務員のまま何も行動せずに仕事をやり続けることには懐疑的です。

若い人は気力があり、飼い殺しさられるまえに将来性のあるスキルを身につけるべきだと思います。

私はきちんと評価され出世できる仕組みを持つ業界に私は転職しましたが、本当に今自分の人生を見つめなおす時期に来ているのではないでしょうか?



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