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【赤裸々告白】英語科の中学教師の多忙な1日の実態レポート!

こんにちは。

現役中堅教員です。英語科の教員をしています。

担任を持ち、運動部の主顧問をして10年少しになります。

今日は私の一日をお知らせしたいと思います。

楽しいこともあり、辛いこともあるのが学校の先生。

義務教育機関の難しさも併せて伝わればいいかなと思っています。

目次

【実体験!】中学教師の一日はこうして過ぎていく

 

1.1日の流れを大公開!

 私の一日は以下の通りです。だいたい平日はこんな感じです。

 私:30代 中3担任、運動部主顧問、教務主任、学年主任

  • 5:00 起床
  • 5:30 自宅 出発
  • 6:30 職場 着 
  • 7:00 朝練
  • 8:00 朝練終わり、職員室で時間割確認、教頭と打合せ
  • 8:30 教室にて学活
  • 8:50 午前の授業開始
  • 12:40 昼休み(うちの学校は給食があるので教室にて昼食)
  • 13:30 午後授業
  • 15:20 放課後、クラブへ
  • 18:00 クラブ終わり、生徒下校
  • 18:20 教頭と打合せ、明日の行事確認
  • 18:40 明日の授業の用意、学年間での打合せ 等
  • 21:00 退勤
  • 22:00 自宅 着

 ちなみにこの時間に帰るともちろん子供は寝ています 笑

 ここに土曜・日曜は部活動が入ってきます。(どちらかはOFFにしていますが)

2.午前中はイベントがたくさん!

 

まずは起床 笑

 朝練があるので、急いで着替えて家を出発。

 まだ全員が寝ています。

 

 私の地域ではいかなる理由があろうと車での通勤が禁止されています。

 街中にある学校はそうだと思いますが、駐車料金って結構かかりますよね、1時間400円か。

 学校内に停めると当然タダなんですが、

「学校の教師だけタダで車を停めるのはおかしい」というクレームが教育委員会にあり、車通勤がなしになったのだとか。

 

 ということで電車で職場に向かいます。

 

 駅に向かう途中には朝ごはんとおやつを購入。

 昼食は給食なので生徒と一緒に。なので不要。(給食は給料から天引き…!!)

 自宅付近のコンビニでないと、生徒や保護者に出会う確率が高くなります。

 そうすると仕事モードにならないといけないので、出来るだけ立ち寄らないようにしています。

 

 学校に到着し、メールのチェック。

 私の勤務している地区では、インターネットに接続されているPCは職員室で1台のみ。

 情報漏洩の観点から、らしいのですが、メールのチェックだけで待ち時間が発生…。

 U〇Jか、ディ〇ニーのように1時間近く待つことも!!

 待ち時間の間は、教材研究や印刷をして過ごします。

 (私の学校の教育補助は全校で1人だけなんです)

 

 7時になると朝練の生徒が登校を始めます。

 今はコロナウイルス感染防止の観点から、正門で検温。

 誰がって?もちろん先生たちですよ 笑

 朝練の時間まで検温をし、朝練へ。

 

 7時半~8時まで朝練をし、職員室へ。

 先生方の勤怠を確認し、生徒の出欠確認、そして教頭と今日の業務の打ち合わせ、学年担任のミーティングを行います。

 その後、朝の学活をしに、携帯電話と出席簿を持って教室へ!!

 

 え…?携帯電話は何のためにって?

 それは、欠席している生徒に家庭連絡をするためです。

 欠席や遅刻の確認をしに職員室に戻っている間、教室はガラ空きでしょう??

 そんな時に何かあれば、責任を問われるのは私たち教師です。

 

 ですので、その場でいない生徒には電話をし、出欠の確認をします。

 (1クラスにだいたい2~3名程度いない生徒はいます)

 

 それが終われば職員室に戻り、いざ授業です!

 

 

3.授業中の先生方はこう動いている!

 

 授業が始まれば、担当の先生方は一斉に教室に向かいます。

 残った先生は何もしない…はずがありません。

 まずやることは、

  1. 「教材の予習や用意」
  2. 「授業中の校内巡視」
  3. 「行事の打ち合わせ」

 の3点です。

 「授業中の校内巡視」とは、

  • 生徒がきちんと授業を受けているか。
  • 抜け出してさぼったりしていないか
  • 不審者はいないか。
  • 先生がきちんと授業ができているか。

 を、簡単に確認するものです。

 多くの学校で行われているものですので、驚くべきものではないでしょう。

 一般の方はあまりご存じないかもしれませんね。

 

 それを午前中4時間分、午後を1~2時間分こなせば放課になります。

 

 私は授業準備には割と時間を割いて今まで準備してきたので、ある程度の貯金で生活できています 笑

 ですのでそれにはあまり時間がかからない分、クラスで課題のある生徒を他クラスより多めに受け持っていますので、学校内巡視に多く時間が取られている印象ですね。

 

4.生徒の休みは先生の勤務??

 

 私の学校では4時間の授業後に昼休みとなります。

 給食を食べ、5時間目の休み時間まで自由に過ごすことになります。

 

 しかし、教師は休んでなんていられません。

 給食の配膳を手伝い、急いで給食を食べ(1食5分ぐらい)、

 教室内を巡視します。

 座って食べられる生徒はいいのですが、家庭であまり言われない生徒が多い私のクラスは立ち歩いたり、大きな声で話したり(コロナ禍おかまいなし!!)、動物園のようになってしまいます。

 

 そういう生徒を指導しながら無事に給食の時間が終了。

 自由時間は教室・選択教室・空き教室・グラウンドなどを見回り。

 もちろんトイレにも行きますよ。

 タバコ・いじめ・犯罪行為がないかどうかしっかりと見て回ります。

 

 うろうろしてると昼休みなんてあっという間に過ぎ去ってしまいます。

 

その後、5時間目、6時間目とこなして終学活そして部活動へと時間は進んでいきます…。

 

5.部活・会議・巡回…地獄の夕方が始まる

 

 6時間目が終わると、生徒は部活に向かいます。

 私の学校では部活動は強制ではありませんが、多くの生徒が入部しています。

 部活動は原則18時までになっていますので、その時間までは生徒も励みます。

 

 生徒が一生懸命頑張っていますので私たちも頑張りたいところですが、

 私たちの勤務時間は17時まで。18時までやると勤務時間オーバーです。

 しかしそこはブラックと呼ばれる所以。18時までサービス残業します 笑

 

 生徒の完全下校は18:30頃、そこから教師の本当の仕事が始まります。

 

 ちなみに、部活動がOFFの日があります。

 私の部活は月曜日がOFFなのですが、その日は早く帰れ…るはずもありません。

 

 月曜日には分掌(私なら教務)会議が入ったり、

 会議がなければ巡回に行かないといけません。

 

 巡回とは、近所のスーパーやゲームセンター、ショッピングモールに行き、寄り道をしている生徒がいないかとか、トラブルになっている、または巻き込まれている生徒がいないかなど、見て回ることを言います。

 

 まるで警察みたいなことをしていますが、これらすべて教師の仕事なのです。

 

 もちろん無給なんですよ。

 

6.完全下校後は本当の意味での【仕事】

  完全下校後、静かになった学校ですが、職員室の明かりはついています。

 教師の仕事、そう、明日の授業用意です。

 生徒がいる間にはなかなか授業準備はできません。

 そんな時間的猶予は上記を見ていただければあるはずがありません。

 

 ですので、完全下校後に授業の用意、教材研究が行われるのです。

 人にもよりますが、だいたい1時間半程度でしょうか。

 

 早ければ20時には学校を出ることができます。

 

 あ、そうそう。

 最近、【消毒】という新たなイベントが出来ましたので、帰りが1時間程度遅くなっていますね。

 

 ということで学校を出るのは21時。帰宅は22時頃です。

 子どもたちはもう寝る直前か、寝てしまった後。

 週末まで顔を合わせることもないというのも結構ありますよ。

 

7.まとめ

 これが教師の一日になります。

 

 これがごくまれな一日だといいのですが、

 残念ながら私たちの日常なのです。

 

 もちろん、生徒との触れ合いなど、楽しいことも多いのですが、

 現状ではそれに見合う報酬もない状態です。

 

 早く教師の待遇改善を願うばかりです。



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