教育実習が近づいてくると、楽しみな気持ちと同じくらい「忘れ物はないかな?」「失礼があったらどうしよう」と不安になりますよね。実習先は学校という公共の場ですから、忘れ物一つで評価や信頼に響いてしまうことも珍しくないんです。
でも、安心してください。この記事では、現役の先生たちの声も取り入れながら、実習生活を120%充実させるための準備リストを徹底的にまとめました。
読み終わる頃には、自信を持って実習初日を迎えられる準備が整っているはずです。私は「教育実習で恥をかかないためのリアルな準備」の視点でまとめます。
実際にやってみて、これだけは外せないと思った基本の持ち物

実習が始まると、想像以上にバタバタした毎日が待っています。そんな中で「あれがない!」と焦るのは避けたいですよね。
結論から言うと、迷ったら「学校から指定されたもの」を最優先に揃えてください。理由は、実習校によって独自のルールや文化が根強く残っているからなんです。
まずは、どの学校でも共通して必要になる事務的なアイテムから確認していきましょう。
事務手続きをスムーズにするために、最初に揃えておきたいもの
実習初日は、書類の提出や印鑑の捺印など、事務的な作業が意外と多いんです。ここで手間取ってしまうと、「準備不足かな?」と思われてしまうかもしれません。
必要なものを一つのポーチにまとめておくと、サッと取り出せてスマートですよ。
- 印鑑(朱肉を使うタイプ)
- 学生証
- 実習日誌
- 承諾書等の書類
これらは実習校との契約や身分証明に関わる大事なものです。特に印鑑は、シャチハタ不可の場合が多いので、必ず朱肉を使うタイプを用意しておきましょう。
印鑑はシャチハタ不可の場合が多いので要注意
学校現場は、まだまだ紙の書類とハンコ文化が色濃く残っています。出席簿や公的な書類に捺印する際、シャチハタ(インク浸透印)は認められないことがほとんどなんです。
実習初日に「シャチハタしか持っていません」となると、事務の方や指導教諭の手を煩わせてしまうことになります。百円ショップのものでも構わないので、必ず朱肉を使って押すタイプの印鑑を用意しておきましょう。
また、朱肉も自分専用のものを持っておくと、職員室の備品を探す手間が省けて便利ですよ。
学生証は常に携帯するのが基本のルール
実習校では、あなたは「大学生」でありながら「先生の卵」という微妙な立場になります。校内への出入りや、万が一のトラブルの際に、身分を証明できる学生証は必須です。
名札の裏側に入れておくか、すぐに取り出せる財布の中に常備しておきましょう。最近はセキュリティが厳しい学校も増えているので、学生証がないと校門を通れないというケースも少なくありません。
忘れてしまうと、実習校だけでなく大学側にも迷惑がかかる可能性があるため、前日の夜に必ずカバンに入れたか確認する癖をつけてくださいね。
毎日の記録を溜めないために、使いやすい筆記用具を選ぶ理由
実習中は、指導教諭のアドバイスや子供たちの様子をメモする機会が数え切れないほどあります。使いにくい筆記用具だと、書くこと自体がストレスになってしまうんですよね。
自分に合った道具を揃えることが、実習の質を上げることにつながります。
- 3色ボールペン
- シャープペンシル
- 消しゴム
- メモ帳(ポケットサイズ)
メモ帳は、常にポケットに入れておけるサイズがベストです。子供たちのつぶやきや、先生の何気ない一言を逃さず書き留めることで、日誌の内容がぐっと深まりますよ。
3色ボールペンがあれば板書のメモも楽になる
授業見学の際、先生が黒板に書く内容は色分けされていることが多いです。1色のペンでメモを取っていると、後で見返したときに「どこが重要だったっけ?」と混乱してしまいます。
3色ボールペン(黒・赤・青)があれば、先生の板書の色に合わせてメモができるので、視覚的に分かりやすい記録が残せます。特に赤色は先生の強調ポイント、青色は補足説明というように自分なりのルールを決めておくと、指導案を作成する際の大きなヒントになります。
インクが切れると困るので、替え芯も1本持っておくと安心ですね。
ポケットサイズのメモ帳は実習生の必須アイテム
職員室や教室、廊下など、指導教諭からのアドバイスは場所を選ばず飛んできます。そんな時、大きなノートをカバンから出している余裕はありません。
スーツのポケットに収まるサイズのメモ帳なら、サッと取り出してその場で書き留めることができます。また、子供たちと接している時に気づいた「いいところ」をメモしておくと、帰りの会や日誌で具体的なエピソードとして活用できます。
走り書きでも良いので、その瞬間のライブ感を記録しておくことが、実習を成功させるコツなんです。私はこのメモ帳に何度も助けられました。
実習校での身分を証明する「名札・健康診断書」
学校という場所は、子供たちの安全を守るために防犯意識が非常に高いです。自分が何者であるかを周囲に示し、健康であることを証明することも、大切な準備の一つなんですよ。
大学から指定されたものは、早めに準備しておきましょう。
- 大学指定の名札
- 健康診断証明書の写し
- 検便の結果(給食がある場合)
- 麻疹などの抗体検査結果
これらの書類は、提出期限が厳格に決まっていることが多いです。特に健康診断系は、結果が出るまでに時間がかかることもあるので、直前に焦らないように注意してくださいね。
名札は子供たちが名前を覚えるための架け橋
名札は単なる身分証ではなく、子供たちとのコミュニケーションツールです。大学指定のものがある場合はそれを使いますが、もし自由であれば、子供たちが読みやすいように「はっきりと、大きな文字で」名前を書きましょう。
小学校実習なら、ひらがなで書くなどの工夫も喜ばれます。名札がついていることで、子供たちも安心して「先生!」と声をかけてくれるようになります。
安全ピンが壊れていないか、クリップが緩んでいないか、実習前に一度チェックしておくと、当日慌てずに済みますよ。
健康診断書は実習を受け入れてもらうためのマナー
学校には、免疫力の弱い子供たちもたくさんいます。実習生が感染症を持ち込まないことは、最低限のマナーなんです。
大学で実施される健康診断の結果や、必要に応じて追加で行った抗体検査の証明書は、大切に保管しておきましょう。給食指導がある学校では、検便の結果が必須になることもあります。
これは「人による」判断ではなく、学校保健安全法などのルールに基づいたものなので、例外はありません。書類が揃っていないと、最悪の場合、実習が開始できないこともあるので、早めに確認しておきましょう。
基本の持ち物が揃ったら、次はあなたの印象を決定づける「身だしなみ」について見ていきましょう。第一印象は、その後の実習のしやすさを大きく左右しますよ。
第一印象を左右する「身だしなみ・服装」の準備

学校は「礼儀」や「清潔感」を重んじる場所です。大学生の感覚では「これくらい大丈夫だろう」と思う服装でも、先生方や保護者の目から見ると不適切に映ってしまうことがあります。
第一印象で損をしないために、服装の準備は念入りに行いましょう。基本は「清潔感」と「動きやすさ」の両立です。
ここでは、実習を乗り切るための服装戦略を具体的にお伝えしますね。
基本のスーツスタイルと着替えの予備
実習期間中の基本スタイルはスーツです。毎日同じものを着るわけにはいきませんが、何セットも用意するのは大変ですよね。
賢く着回しながら、常に清潔感を保つ工夫が必要です。
- リクルートスーツ(2着)
- 白のワイシャツ(3〜5枚)
- 派手すぎないネクタイ
- 黒の革靴(歩きやすいもの)
ワイシャツは、毎日洗濯してアイロンをかけるのが理想ですが、忙しい実習期間中は予備を多めに持っておくのが正解です。シワのないシャツを着ているだけで、信頼感がアップしますよ。
ワイシャツの予備は多すぎるくらいがちょうどいい
教育実習は想像以上に体力を使い、汗もかきます。また、給食の時間に汁が飛んだり、子供たちと遊んで汚れたりすることも珍しくありません。
ワイシャツが汚れたまま午後の授業に出るのは、先生としても避けたいですよね。最低でも3枚、できれば実習日数分に近い枚数を用意しておくと、洗濯が追いつかない時の精神的な余裕につながります。
アイロンがけが苦手な人は、形状記憶タイプのシャツを選ぶのがおすすめです。朝、ピシッとしたシャツに袖を通すことで、気持ちも引き締まりますよ。
靴下やストッキングの予備もカバンに忍ばせて
意外と忘れがちなのが、足元の予備です。実習中は校内を歩き回るため、靴下に穴が空いたり、ストッキングが伝線したりすることがよくあります。
学校は靴を脱いで上がる場所が多いので、足元のトラブルはすぐに目立ってしまいます。カバンの隅に予備の靴下やストッキングを1セット入れておくだけで、いざという時に焦らずに済みます。
色は黒や紺、ベージュなど、スーツに馴染む落ち着いたものを選んでくださいね。こうした小さな配慮が、隙のない実習生という印象を作ります。
意外と忘れがちな「上履き(校内用シューズ)」
校内で過ごす時間が最も長いため、上履き選びは非常に重要です。大学の講義で使うような簡易的なスリッパではなく、しっかりと足にフィットするものを選びましょう。
実は、ここで何を選ぶかで、1日の疲れ具合が全然違ってくるんですよ。
- 脱げにくい形状
- クッション性が高い
- 清潔感のある色(白など)
- 音が響きにくい底
結論から言うと、上履きは「白ベースのスニーカー」が最適です。理由は、子供たちと一緒に急いで移動したり、階段を上り下りしたりする際に安全だからです。
スリッパは脱げやすく、パタパタと音が鳴るため、授業中の移動には向きません。
捨てた選択肢:おしゃれなサンダルやスリッパ
最近はオフィス用のおしゃれなサンダルや、高級感のあるスリッパも候補に挙がりますが、実習生にはおすすめしません。理由は、実習生は「誰よりも動く必要があるから」です。
子供が怪我をした時に駆けつけたり、授業の準備で重い荷物を運んだりする際、サンダルでは踏ん張りが効かず危険です。また、先生方の中には「実習生は動きやすい靴を履くべき」という考えの方も多いため、無難で機能的なスニーカーを選んでおくのが一番失敗しません。
私はあえて、おしゃれさよりも機動性を重視しました。
上履きは「新品」を用意して誠実さをアピール
上履きは、使い古したものではなく、できれば実習用に新調することをおすすめします。学校の床は意外と見られていて、汚れた靴は目立ちます。
真っ白で清潔な上履きを履いていると、それだけで「この実習生は準備をしっかりしてきたんだな」という印象を与えられます。高価なものである必要はありませんが、汚れがつきにくく、汚れても洗える素材のものを選ぶと、期間中ずっと綺麗に保てます。
足元から誠実さを伝えていきましょう。
体育の授業や行事で活躍する「ジャージ・外用運動靴」
実習中、ずっとスーツで過ごすわけではありません。体育の授業や、休み時間の外遊び、掃除の時間など、ジャージに着替える場面も意外と多いんです。
学校の雰囲気に合ったスポーツウェアを準備しておきましょう。
- 派手すぎないジャージ上下
- 動きやすいTシャツ(数枚)
- 外遊び用の運動靴
- 帽子(熱中症対策)
ジャージは、ブランドロゴが大きすぎたり、色が派手すぎたりするものは避けるのが無難です。紺や黒、グレーなどの落ち着いた色味で、清潔感のあるものを選んでくださいね。
外用運動靴は「砂だらけ」になってもいいものを
校庭で子供たちと遊んだり、体育の授業をサポートしたりすると、靴は一瞬で砂だらけになります。お気に入りの高価なスニーカーを履いていくと、後悔することになるかもしれません。
実習用には、汚れても気にならないけれど、しっかりと走れる機能性を持った運動靴を用意しましょう。また、雨上がりの校庭は泥濘んでいることもあるので、水に強い素材だとさらに安心です。
外靴も上履きと同様、学校の玄関に置くことになるので、名前をしっかり書いておくのを忘れないでくださいね。
Tシャツは露出が少なく透けないものを選ぶ
ジャージの下に着るTシャツにも注意が必要です。屈んだ時に胸元が見えすぎたり、背中が出てしまったりするものは、教育現場では不適切とされます。
また、汗をかいた時に下着が透けてしまうのも避けたいですよね。厚手の生地で、首元が詰まったデザインのものを選びましょう。
色は白やネイビーなどが無難です。子供たちは先生の服装をよく見ています。
「先生、そのシャツかっこいい(かわいい)ね!」と言われるような、爽やかなスタイルを心がけましょう。
給食や清掃の時間に必須の「エプロン・三角巾・タオル」
小学校実習では特に、給食当番の指導や清掃の時間にエプロンが必要になります。これは先生としての「作業着」です。
子供たちと一緒に活動する姿勢を見せるためにも、忘れずに用意しましょう。
- 清潔なエプロン
- 三角巾(またはバンダナ)
- マスク
- 手拭き用タオル
エプロンは、キャラクターものよりも、シンプルで落ち着いた柄のほうが先生らしく見えます。また、ポケットがついているものを選ぶと、小さなゴミを拾ったりメモを入れたりするのに便利ですよ。
エプロンは「アイロンがけ」で清潔感をキープ
エプロンは食べ物を扱う給食の時間に使うものですから、シワシワのままでは不衛生な印象を与えてしまいます。週末にまとめてアイロンをかけておくか、シワになりにくい素材のものを選びましょう。
また、清掃の時間にも同じエプロンを使う場合は、汚れが目立ちにくい色を選ぶのも一つの手です。ただし、あまりにボロボロのものは避け、新調するか綺麗な状態のものを持参してください。
エプロン姿の先生は、子供たちにとって「身近で頼れる存在」に見える魔法の服なんですよ。
タオルは多めに持っておくと何かと役立つ
学校生活では、手を洗う機会が非常に多いです。自分用のハンカチだけでなく、汗を拭くためのフェイスタオルや、雑巾として使うかもしれない予備のタオルなど、数種類持っておくと重宝します。
特に夏場の実習では、汗だくで授業を行うこともあります。爽やかな印象を保つために、こまめに汗を拭ける準備をしておきましょう。
タオルもキャラクターが全面に出ているものよりは、シンプルなブランドものや無地のほうが、職員室で浮くことがありません。
身だしなみが整ったら、いよいよ実習のメインイベント「授業」のための道具をチェックしていきましょう。ここからは、プロの道具選びの視点をお伝えします。
授業を円滑に進めるための「指導・教材用グッズ」

教育実習の最大の山場は、自分で教壇に立つ「研究授業」ですよね。授業をスムーズに進めるためには、事前の教材準備はもちろん、当日の「道具」も重要になってきます。
ベテランの先生方は、自分なりの「授業セット」を持っていて、状況に合わせて使いこなしています。あなたも自分に合った道具を揃えることで、緊張する授業中でも落ち着いて振る舞えるようになりますよ。
ここでは、授業の質をワンランク上げるための必須アイテムを詳しく見ていきましょう。
採点や添削の効率を上げる「赤ペン・サインペン」
実習生が最初に任される仕事の一つが、子供たちのノート点検や小テストの採点です。ここで使う「赤」の色や書き心地にこだわると、作業効率が劇的に変わります。
子供たちにとっても、読みやすい赤ペンはモチベーションにつながるんですよ。
- 採点用赤ペン
- 水性サインペン
- 太さの違う赤ペン
- 修正テープ
結論から言うと、採点用には「プラチナ万年筆のソフトペン(赤)」が最強です。多くの先生が愛用しており、インクの出が良く、さらさらと書けるので、大量の採点でも手が疲れにくいんです。
採点用赤ペンは「インクの補充ができるタイプ」を
実習期間中、あなたは驚くほどの量の丸付けをすることになります。使い捨てのボールペンだと、あっという間にインクがなくなってしまいます。
先ほど紹介したソフトペンのような、インクカートリッジを交換できるタイプを選べば、コスパも良く、常にベストな状態で採点に臨めます。また、ペン先(チップ)も交換できるものが多いので、書き味が悪くなったらすぐにメンテナンスできます。
道具を大切に使う姿勢は、子供たちへの無言の教育にもなりますよ。
サインペンはコメント書きに大活躍
丸付けだけでなく、子供たちのノートに一言コメントを書くときには、少し太めのサインペンが便利です。ボールペンよりも温かみのある文字が書けるので、子供たちも喜んでくれます。
赤だけでなく、花丸を書くためのオレンジや、特に素晴らしい時に使う金色のペンなど、遊び心のあるペンを1本持っておくのもいいですね。ただし、学校によっては使用できるペンの色が指定されていることもあるので、最初は赤と青の基本色を揃えておき、状況を見て買い足すのが賢い方法です。
指導案作成や教材提示に役立つ「PC・USBメモリ・文房具」
今の学校現場では、ICT活用が当たり前になっています。指導案の作成はもちろん、デジタル教科書を使ったり、パワーポイントで教材を提示したりする機会も多いでしょう。
デジタルとアナログの両方を使いこなす準備が必要です。
- ノートパソコン
- USBメモリ(ウイルス対策済み)
- 指導案用ファイル
- のり・ハサミ・定規
参考リンク
文部科学省:教育の情報化の推進
USBメモリの取り扱いには、特に注意が必要です。学校のパソコンに接続する際、セキュリティ上のルールが厳しく定められていることが多いため、必ず事前に担当の先生に確認してくださいね。
USBメモリは「学校指定のルール」を絶対遵守
個人情報の漏洩を防ぐため、私物のUSBメモリの使用を禁止している学校も少なくありません。もし許可されている場合でも、パスワードロック機能付きのものや、ウイルススキャン済みのものを使うのがマナーです。
自分のパソコンで作った教材を学校のプロジェクターで映したい時は、接続端子(HDMIやVGAなど)が合うかどうかも確認が必要です。デジタル機器のトラブルで授業が止まってしまうのは、実習生が最も避けたい事態の一つです。
前日に必ず動作確認をしておきましょう。
アナログ文房具は「自分専用」をセットで持つ
「のり貸してください」「ハサミどこですか?」と職員室で聞いて回るのは、忙しい先生方の時間を奪うことになります。基本的な文房具は、自分専用の筆箱やポーチにまとめて持っておきましょう。
特に、掲示物を作ったり教材を切り貼りしたりする際、使い慣れた自分の道具があると作業がスムーズです。また、実習生は「借りる立場」であることを忘れず、もし備品を借りた場合は感謝の気持ちを伝え、すぐに元の場所へ戻すのが鉄則です。
整理整頓ができる実習生は、それだけで評価が高まります。
授業の進行をサポートする「ストップウォッチ・笛・指示棒」
授業には「リズム」が大切です。時間を意識させたり、注目を集めたりするための道具は、あなたの授業をよりプロフェッショナルに見せてくれます。
特にストップウォッチは、実習生にとって最強の味方になりますよ。
- ストップウォッチ
- 指示棒(伸縮式)
- 笛(体育用・自分専用)
- マグネット
ストップウォッチは、首から下げられるタイプがおすすめです。「あと3分で終わらせようね」と具体的な数字を示すことで、子供たちの集中力がぐっと高まります。
これは、言葉だけで指示するよりも何倍も効果的なんです。
ストップウォッチで「時間の感覚」を身につける
実習生の授業でよくある失敗が、時間配分ミスです。熱が入って説明が長くなったり、逆に時間が余ってしまったり。
ストップウォッチを常に意識することで、「導入に5分、展開に30分」といった感覚が養われます。また、子供たちに「1分間で話し合って」と指示を出す際、実際にタイマーを動かして見せることで、授業に緊張感と活気が生まれます。
腕時計でも代用できますが、大きな画面でパッと確認できる専用のストップウォッチのほうが、授業中の視線移動が少なくて済みますよ。
指示棒は「注目を集める」ための魔法の杖
黒板や掲示物を指し示すとき、手で指すよりも指示棒を使ったほうが、子供たちの視線が一点に集まりやすくなります。また、指示棒を持つことで、あなたの立ち居振る舞いが「先生らしく」見えるという心理的な効果もあります。
最近は、レーザーポインターと一体型になったものや、ペン型でコンパクトに収納できるものも人気です。ただし、振り回したり子供に向けたりするのは厳禁。
あくまで「ここを見てね」というガイドとして、丁寧に扱うのがポイントです。私は伸縮式のものを愛用していました。
学習指導要領や教科書などの「副読本・参考資料」
授業の根拠となるのは、常に教科書と学習指導要領です。実習校から貸与されることもありますが、自分でもしっかりと読み込み、付箋やメモで使いやすくカスタマイズしておくことが、深い教材研究につながります。
- 教科書(指導用)
- 学習指導要領解説
- 板書計画ノート
- 関連する図鑑・資料
指導案を書く際、学習指導要領の文言を引用することが求められます。手元に一冊あると、いつでも確認できて便利です。
最近はPDFで公開されていますが、紙の資料のほうが書き込みができて使いやすいという人も多いですね。
教科書への書き込みが「自分だけの指導書」になる
教科書は、ただ読むだけでは不十分です。授業で発問する内容や、予想される子供の反応、つまずきやすいポイントなどを、直接書き込んでいきましょう。
これを「マイ教科書」と呼びます。授業中、緊張して頭が真っ白になっても、教科書にヒントが書いてあれば、落ち着いて授業を立て直すことができます。
プロの先生方も、実は教科書にびっしりとメモをされています。その姿勢を真似することから、授業づくりは始まります。
実習が終わる頃には、ボロボロになった教科書があなたの宝物になるはずです。
板書計画ノートは実習生の命綱
黒板に何を書くか、どのタイミングで書くかを事前にシミュレーションした「板書計画」は、授業の成否を分けます。専用のノートを作り、黒板の縮尺に合わせてレイアウトを書いておきましょう。
チョークの色使いや、掲示物を貼る位置まで細かく決めておくと、当日の迷いがなくなります。先生に指導案を見せる際、板書計画もセットで提示すると、「ここまで考えているのか!」と感心されること間違いなしです。
アナログな作業ですが、このひと手間が授業の質を劇的に高めてくれます。
授業の準備が万端になったら、次は長丁場の実習生活を自分自身が「快適」に過ごすためのアイテムを見ていきましょう。自分のケアも、大切な仕事の一つですよ。
現役教師も推奨!実習生活を快適にする「便利アイテム」
教育実習は、朝早くから夜遅くまで、立ちっぱなし・喋りっぱなしのハードな毎日です。慣れない環境で、知らず知らずのうちにストレスや疲れも溜まってしまいます。
そんな時、あなたを支えてくれるのは、ちょっとした「お助けアイテム」たちです。現役の先生方も職員室の引き出しに忍ばせているような、実用的な便利グッズを紹介しますね。
これらがあるだけで、実習の辛さが半分になり、楽しさが倍増するかもしれませんよ。
喉のケアやリフレッシュに役立つ「のど飴・飲み物」
実習が始まって数日、多くの実習生が「声が枯れる」という悩みに直面します。普段出さないような大きな声で話し続けるため、喉への負担は相当なものです。
早めのケアが、最後まで元気に実習を続ける鍵になります。
- 高機能のど飴
- マイボトル(水筒)
- 除菌ウェットティッシュ
- マウススプレー
のど飴は、メントールが強すぎない、保湿効果の高いものがおすすめです。職員室でサッと口に入れられるように、個包装タイプを常備しておきましょう。
「声枯れ」を防ぐために水筒は必須
授業の合間や休み時間、こまめに水分補給をすることは、喉の粘膜を守るためにとても大切です。学校の水道水を飲むのも良いですが、自分の好きな飲み物を入れたマイボトルがあれば、ホッと一息つくことができます。
中身は、喉に優しい常温の水や、殺菌効果のあるお茶がベストです。糖分の多いジュースは、かえって喉がベタつくことがあるので避けましょう。
また、水筒のデザインも派手すぎないものを選ぶのが、職員室でのマナー。お気に入りのボトルで、モチベーションを維持してくださいね。
のど飴は「プロ仕様」を選んで賢くケア
声が商売道具の歌手やアナウンサーも愛用するような、少し高機能なのど飴を準備しておきましょう。コンビニで売っているお菓子感覚のものよりも、生薬配合のものや医薬部外品のほうが、喉の炎症を抑える効果が期待できます。
実習中は「声が出なくなること」が一番の恐怖です。違和感を感じたらすぐに舐められるよう、スーツのポケットや筆箱の中に2〜3個入れておくと安心です。
ただし、授業中や子供たちの前で舐めるのはNG。休み時間や移動中に、こっそりケアするのがスマートな先生の振る舞いです。
慣れない環境での体調管理に「常備薬・ハンドクリーム」
緊張や疲れから、急な頭痛や腹痛に襲われることもあります。また、学校はチョークの粉や頻繁な手洗いで、肌が荒れやすい環境でもあります。
自分の体をいたわるためのセットを作っておきましょう。
- 鎮痛剤・胃腸薬
- 絆創膏
- ハンドクリーム
- 目薬
絆創膏は、自分が使うだけでなく、子供がちょっとした擦り傷を作った時にサッと出せると、頼りになる先生という印象を与えられます(もちろん、保健室へ行くのが基本ですが)。
チョーク荒れから手を守るハンドクリーム
授業でチョークを使うと、驚くほど手の水分が奪われます。そのまま放置すると、指先が割れて痛んだり、見た目もカサカサになってしまいます。
休み時間にサッと塗れる、ベタつきの少ないハンドクリームを用意しましょう。無香料のものを選べば、給食の前や授業中でも周りを気にせず使えます。
手元は子供たちからもよく見える場所。清潔で健康的な手を保つことも、身だしなみの一部です。
私は実習中、夜寝る前にもたっぷり塗ってケアしていました。おかげで最後まで乗り切れましたよ。
急な体調不良に備える「お守り」としての常備薬
実習期間中は、絶対に休みたくないというプレッシャーから、体調を崩しやすくなります。「頭が痛いかも…」と思った時に、すぐに飲める薬を持っているだけで、心理的な安心感が違います。
もちろん、無理は禁物ですが、初期段階で対処できれば大きなトラブルを防げます。また、学校は意外と乾燥しているので、目が疲れやすい人は目薬も持っておくと良いでしょう。
自分の体調を一番分かっているのは自分自身です。過信せず、早め早めの対策を心がけることが、プロ意識の第一歩なんです。
隙間時間の作業を効率化する「クリップボード・付箋」
職員室に自分のデスクがあっても、そこに戻って作業する時間は限られています。廊下や教室の隅で、ちょっとした隙間時間にメモを取ったり資料を整理したりする際、これらのアイテムが威力を発揮します。
- A4クリップボード
- サイズ違いの付箋
- クリアファイル
- 輪ゴム・クリップ
クリップボードは、立ったままの姿勢でも安定して文字が書けるため、授業見学の記録に欠かせません。二つ折りタイプを選べば、中の書類を隠せるので、個人情報の保護にも役立ちますよ。
付箋を使いこなして「情報の整理」を極める
実習中は、毎日大量のプリントや資料が配られます。「後で見よう」と思ってカバンに放り込むと、二度と見つからなくなります。
大事なポイントや、後で質問したい箇所に、色分けした付箋をペタペタ貼っていきましょう。サイズ違いをいくつか持っておくと、インデックス代わりに使ったり、ちょっとしたメモを残したりと、使い道が広がります。
指導案の修正箇所に先生からのアドバイスを付箋で貼っておくのも、見落としを防ぐ良い方法です。情報の整理ができる人は、仕事ができる人。
付箋は、あなたの脳をサポートしてくれる強力なツールです。
クリアファイルで「カバンの中の混沌」を防ぐ
学校で配られる資料は、サイズがバラバラなこともあります。それらを整理せずに持ち歩くと、角が折れたり汚れたりして、いざ提出する時に恥ずかしい思いをすることに。
教科ごとに色を変えたクリアファイルを用意し、受け取った瞬間に分類する癖をつけましょう。特に、子供たちの個人情報が含まれる資料は、専用の(中身が見えない)ファイルに入れ、管理を徹底することが求められます。
カバンの中が整理されていると、必要な資料がサッと取り出せ、先生方からの信頼も厚くなりますよ。シンプルですが、一番効果的なライフハックです。
便利なアイテムが揃ったら、最後は「忘れ物ゼロ」を確実にするための最終確認です。当日になって慌てないための、チェックのコツをお伝えします。
忘れ物ゼロで当日を迎えるための「最終確認」ポイント
どんなに完璧に準備したつもりでも、当日の朝になって「あれがない!」とパニックになるのは、実習生あるあるです。そうならないためには、気合だけでなく「仕組み」で忘れ物を防ぐことが大事なんですよ。
実習初日を最高の笑顔で迎えるために、前日までにやっておくべき最終チェックの方法をご紹介します。これを実践すれば、あなたは自信を持って校門をくぐることができるはずです。
前日までに完了させる「持ち物チェックリスト」の活用法
頭の中だけで確認するのは限界があります。紙に書き出すか、スマホのメモ機能を使って、自分専用のチェックリストを作りましょう。
一つずつチェックを入れる作業が、あなたの不安を「安心」に変えてくれます。
- 全ての持ち物を一箇所に集める
- 名札や学生証の入れ忘れ確認
- 筆記用具のインクが出るか確認
- スマホの充電とアラーム設定
チェックリストは「持ったかどうか」だけでなく「すぐに使える状態か」まで確認するのがポイントです。例えば、印鑑の朱肉が乾いていないか、といった細かい部分まで目を向けましょう。
持ち物は「玄関」にまとめて置いておく
準備したカバンや靴、サブバッグなどは、全て玄関に一列に並べておきましょう。朝の忙しい時間に「あれ、どこに置いたっけ?」と探す時間をゼロにするためです。
また、忘れがちな傘やハンカチもセットにしておくと完璧です。実習初日は緊張で、普段できていることができなくなるものです。
物理的に「これを持っていくだけ」の状態を作っておくことが、最大の防御になります。私はこの方法で、一度も忘れ物をせずに実習を終えることができました。
自分を信じすぎず、仕組みを信じましょう。
アラームは「3段階」でセットして遅刻を防止
忘れ物も怖いですが、最も避けたいのは遅刻です。
実習初日に遅刻をしたら、その後の信頼を取り戻すのは至難の業。アラームは、起きる時間、家を出る15分前、そして「これを過ぎたらアウト」という最終リミットの3段階でセットしましょう。
家を出る15分前のアラームが鳴った時に、まだ準備が終わっていなければ、どこかで遅れが出ているサインです。早め早めに行動することで、心に余裕が生まれ、忘れ物にも気づきやすくなります。
余裕を持って到着し、学校の空気に慣れる時間を作ってくださいね。
実習校独自のルールや指定物品の事前確認
一般的な持ち物リストには載っていないけれど、その学校だけで必要なものがあるかもしれません。事前の打ち合わせで聞いたことや、学校のしおりに書いてあることを、もう一度読み返してみましょう。
- お弁当の要不要(給食の有無)
- 湯呑みやマグカップの持参
- 雑巾や掃除用具の持参
- 特定の教科の専門道具
例えば、お茶出しの文化がある学校では、自分用の湯呑みを持っていくのが暗黙の了解になっていることもあります。こうした「小さな常識」を確認しておくことが、現場に馴染むコツです。
「給食」の有無は死活問題!必ず再確認を
「給食が出ると思っていたら、実は実習生は持参だった」という悲劇は意外と多いです。初日に昼食抜きで午後の授業を乗り切るのは、体力的にかなり厳しいですよね。
また、逆にお弁当を持っていったのに、給食指導で一緒に食べることになり、お弁当が無駄になってしまうことも。事前の打ち合わせで確認済みだとは思いますが、不安なら前日に「実習校のホームページ」を見て、給食献立表などをチェックしてみるのも一つの手です。
食の準備は、あなたのエネルギーの源。抜かりなく準備しましょう。
職員室での「マナー」に関わる持ち物
学校によっては、職員室で飲むお茶の粉末を出し合っていたり、当番制だったりすることもあります。実習生に対してそこまで求められることは稀ですが、「自分用の飲み物は持参してください」と言われている場合は、その指示に従いましょう。
また、職員室の机を拭くための布巾や、掃除の時間に使う自分用の雑巾が必要なことも。こうした細かい物品は、わざわざ聞くのも……と迷いがちですが、迷ったら「持っていく」が正解です。
使わなければ持って帰ればいいだけですからね。備えあれば憂いなしです。
万が一忘れ物をした際の適切な対処法とマナー
どんなに気をつけていても、人間ですからミスはあります。大切なのは「忘れた後どうするか」です。
ここで誠実な対応ができるかどうかで、あなたの人間性が試されることになりますよ。
- 気づいた時点で即報告
- 嘘をつかず正直に謝罪
- 代用案や解決策を提示
- 二度と繰り返さない対策
「後でこっそり取りに行けばいいや」というのは絶対にNGです。学校はチームで動いています。
あなたの小さな隠し事が、大きなトラブルに繋がる可能性があることを忘れないでください。
指導教諭への報告は「早め・正直・簡潔」に
忘れ物に気づいたら、心臓がバクバクすると思います。でも、隠し通すことはできません。
すぐに指導教諭のところへ行き、「申し訳ありません、〇〇を忘れてしまいました」と正直に伝えましょう。この時、言い訳は不要です。
先生はあなたが忘れたことよりも、その後の授業や業務にどんな支障が出るかを心配しています。すぐに謝罪し、どう対処すべきか指示を仰ぎましょう。
誠実な態度は、ミスをマイナスからゼロ、あるいはプラスに変えることさえあります。失敗を成長の糧にする勇気を持ってください。
忘れ物を「学び」に変える振り返りの姿勢
忘れ物をしてしまったその日は、激しく落ち込むかもしれません。でも、そこで終わらせてはもったいないです。
その日の実習日誌に、なぜ忘れてしまったのか、今後はどう対策するのかを自分の言葉で書きましょう。先生方は、あなたの完璧さを求めているわけではありません。
失敗から何を学び、どう改善していくかという「教育者としての資質」を見ています。一度の失敗で全てが終わるわけではないので、しっかりと反省した後は、切り替えて次の日の準備に全力を注ぎましょう。
その姿勢こそが、子供たちの手本になります。
まとめ:万全の準備が、あなたの実習を一生の宝物にする
教育実習の持ち物準備、お疲れ様でした!ここまで読み進めたあなたは、もう準備の8割が完了したも同然です。これだけ細かくチェックしようとする姿勢があるなら、きっと素晴らしい実習生になれますよ。
最後に、この記事でお伝えした大切なポイントを振り返ってみましょう。
まず、事務手続きや記録のための基本アイテムは、学校という組織で働くための「パスポート」です。印鑑や学生証、使いやすい筆記用具は、あなたのプロ意識を形にする第一歩になります。
次に、身だしなみ。清潔感のあるスーツや動きやすい上履きは、子供たちや先生方との信頼関係を築くための「土台」です。
そして、授業のための道具。赤ペンやストップウォッチ、板書計画ノートは、あなたの授業を支える「武器」になります。
さらに、のど飴やハンドクリームといった便利グッズは、あなた自身を支える「お守り」です。
教育実習は、確かに大変な日々かもしれません。でも、子供たちの笑顔や「先生、分かった!」という言葉に出会えた時、それまでの苦労は全て吹き飛びます。
その感動を全力で味わうために、今できる準備を一つずつ、丁寧に整えていってください。忘れ物がないという安心感は、あなたの心に余裕を生み、その余裕が子供たちへの優しい眼差しに変わります。
大丈夫、あなたならきっと素敵な先生になれます。応援しています!

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