教師におすすめの転職サイト決定版

チューターの正社員とバイトって何が違うの?仕事内容に差はある?

大学を卒業してゆくゆくは教育業界で働きたいと考えている方もいると思います。

その中には塾や予備校業界に興味がある方もいらっしゃると思います。

「大学受験の時にお世話になった塾の先生みたいになりたい!」

だから、まずは足掛かりとしてチューターのバイトをしている方もいると思います。

今回はそんな方に向けてチューターの正社員の世界をお伝えします。実際バイトと内容がどうちがうのか知ってください。

目次

チューター正社員とバイトの仕事内容の違い

予備校というのは役割分担がしっかりされています。予備校講師が校舎運営をして授業もしているなんてことはほとんどありません。

予備校講師の仕事は生徒にわかりやすい授業を提供することです。

それに対してチューターの仕事は予備校の運営を行うことです。

運営の仕事というのは多岐にわたります。生徒からの質問対応だけではない様々な業務があります。業務の一例について紹介させていただきます。

生徒マネジメント (担任、講師 など)

教育コンテンツ開発・制作 (教材制作・模試制作 など)

システム開発 (ITによる学習支援システム・データベースの開発・運用)

WEB制作 (ホームページ企画・制作)

紙面広告制作(進学情報誌、パンフレット等の広報宣伝物の企画・制作)

高校営業 (学校に東進模試を導入する提案営業)

大学営業 (大学支援事業・リメディアル教育の提案営業)

企業営業 (企業に語学研修の導入 他)

海外営業 (中国・台湾・マレーシア等のアジア、米国)

映像コンテンツ制作 (映像授業、映像番組制作)

出版企画・編集 (東進ブックスなどの書籍企画・編集、アプリ開発)

経営企画 (人事・総務 など)

引用元:東進ハイスクール採用ページ

こちらは東進ハイスクールのHPから引用させていただいた仕事内容の一例です。想像以上にやることが多いですよね?

他の予備校も多少の違いはあれど同じような仕事をします。

チューターの正社員の仕事とバイトの仕事内容は全く違うということがわかってもらえると思います。

業務量が増えるという以外にも正社員とバイトでは大きな違いがありますので紹介させていただきます。

正社員は保護者とお金に関する話をする機会が増える

 

正社員になると保護者面談を行う回数も増えますし、お金に関する提案を保護者にする機会も増えます。冬期講習や夏期講習の時期には必ずお金の話はします。

予備校も営利企業ですので売上がないと潰れてしまいますからね。仲の良い生徒に対してお金の話をするというのは気持ちの良いものではありません。

自分が必要と思わない講習を提案しないといけないなんて場合もあります。それでも仕事だと割り切って働ける人でないと難しいかもしれません。

生徒の合否に対する責任が重くなる

正社員になると生徒に対する責任は重くなります。バイトであれば生徒の合否についてそこまで気にすることはありませんが、正社員はそんなわけにはいきません。

しっかりと結果にコミットする必要があります。予備校での合格実績が今後新たな生徒を呼び込めるかどうかを大きく左右するからです。

また、直接親御さんと話す機会も多くなりますし、自然と生徒に対しての責任や思い入れも深まります。一人一人の生徒に対してしっかり向き合う必要があります。

休日が土日祝日というわけにはいかない

予備校というのは土日祝日も関係なく開館していますし、予備校によっては盆正月も開館しています。開館しているということは誰かが出社する必要があるということです。

他の職種であれば土日祝日が休みである場合も多いですが、塾業界はそんなわけにはいきません。友人との休みが合わなかったり、子どもが休日の時も出社なんてケースは多くなりそうです。

チューターの正社員は土日もどちらかに出社しているケースが多いです。生徒の自習のために教室を開放ている所は大体そうですね。

チューターの正社員とバイトの給料の違い

業務量も増えて生徒に対しての責任も大きくなるので給料はめちゃくちゃいいんじゃないの?

と思われるかもしれませんが残念ながらそんなことはありません。

厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、大卒者の初任給の全体平均は21万200円でした。

では、大手予備校の河合塾、代々木ゼミナール、駿台予備校、東進ハイスクールの初任給について紹介させていただきます。

チューター正社員の給料平均

河合塾

給与

初任給 大学卒:210,000円、大学院卒:220,000円

河合塾の採用HP

代々木ゼミナール

初任給(実績)

モデル月収例

総合職(世帯主の場合)

266,100円

基本給 211,000円+住宅手当25,100円+30,000円(時間外15hの場合)

※上記住宅手当は首都圏・近畿圏・名古屋エリアの金額となります。

※札幌、新潟、福岡エリアの住宅手当は18,800円です。

代々木ゼミナールの採用HP

駿台予備校

初任給

大学卒業(四年制)205,000円、大学院修了 215,000円

いずれも別途各種手当を支給

駿台予備校の採用HP

東進ハイスクール

初任給

【月給】

学部卒 24万3400円 (一律手当37,400円含む)

修士卒 26万0000円 (一律手当40,000円含む)

博士卒 27万4500円 (一律手当42,200円含む)

※一律手当は、25時間分の固定残業手当です。

※25時間を超過した時間外労働には手当を別途支給します。

東進ハイスクール採用HP

大手予備校の給与を見てもらいましたが、基本給は全体平均と同程度のようです。特別高いというわけではなさそうです。

 

最後に

今回は予備校のチューターの正社員とバイトの違いについて紹介させていただきました。参考になりましたでしょうか?

どこの業界でも同じだと思いますが、正社員として働くということは責任がとても重くなります。また、業務量も圧倒的に増えます。

予備校の場合は出社時間も様々ですし、休日も不定休の場合が多いです。普通の会社員のような生活はできないと思います。

それでも塾業界で働きたいという人でないと長続きしないかもしれません。予備校の仕事はやりがいはありますが大変です。しっかりと考えて仕事は選ぶようにして下さいね。



気軽にどうぞ♪

コメントする

目次