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塾の教室長の立場はつらい?仕事内容を知って欲しい!!!

今回は学習塾の教室長の仕事内容です。一見一国一城の主のような気になりますが、実はめちゃくちゃ辛い仕事も待ってます。

経営方針は独立系中堅塾、個別指導型のフランチャイズ塾では違いますが、どちらにも共通するところがあります。

まずは仕事できついと思ったポイントをまとめます。

 

  • 生徒募集と電話営業ノルマ
  • 教室運営に関する本部会議
  • 授業研修とバイト研修
  • 教室別の広報の作成
  • 生徒出席管理の確認
  • 講師のコマ割り管理・生徒面談管理
  • 仕事後の採点や掃除などの後片付け
  • 模試監督や会場整理
  • 受験への応援や学校訪問

    このような授業以外の雑務の時間が膨大にあり、ほとんど残業代には含まれないのが現実なんです。

    目次

    教室長で一番きつかったのは人材管理と営業

    教室運営で私が一番つらいと思ったのは、人材管理と営業です。

     

    基本塾の先生って「授業」がしたくてこの業界に入ったのだと思いますが、実際入ってみると、授業以外の仕事に忙殺されてスキルが上がりにくい。

    スキル特化の大手塾に採用される人は良いですが、そこでも生徒の増減は相当厳しく管理されており、生徒人数が減ると思いっきり減給と降格が待っています。

    教育者ってあまり顧客を金づるみたいに割り切りたくないのでここで心が病む人が多いのです。私も営業重視の塾にいたことがあるけれれど、退会を止める電話とか本当に嫌でした・・・。

    本当に入る前にこの漫画は読んだ方が良いかと思います。漫画なのでかなり誇張している部分もありますが真実も多分に含まれます。

    フランチャイズの塾は室長との距離感が遠い

    同じく人間関係が本部と支部で分かれるのがフランチャイズ系です。大体アントレとか見ると開業資金100万ぐらいでオーナーになれる!売り上げによっては月収100万もゆめじゃない!

    なーんて甘い言葉が躍ってますが、本部に連絡してもそこまでサポートはなく、毎月の売り上げばかり言われて嫌になる人もいるかと思います。

    辛いのは生徒をお金に換算してみてしまうこと

    これは教室長だけではないのかもしれませんが、上に上がれば上がるほど結構「金」「金」って言われます。

    二月の勝者じゃないけれど、有名学校向けの塾の費用は年間150万円です。正直大学の学費よりも金がかかる。

    一人辞めるだけでかなり損失があるのは否めないところです。

     

    もともと私学というのは自分の想いに基づいて作ったのに、今や受験業界は金もうけの手段になってしまった部分もあり、理想とのギャップが嫌になって辞めていく人も多いです。

    教室長はほぼ休みなし!無料補習とサービス残業が当たり前

    後は「土日休み」「週休or隔週休み」と募集要項に書いてあるようなところでも、実際に入ってみると「開放教室」「自習室部屋の設置」ついでに「テスト前の特化補習」が残っていて、ここはサービスで出勤している塾も多いです。

    ブラックなところになると、この日は「あくまで善意で教室を開放しだけであり仕事ではない」という誓約書みたいなのを書かされている所も知ってます。

    正規の授業のコマではなくても、生徒が来れば質問を受けますし、場合によっては黒板を使った授業にもなりますが、ここに残業手当などはほぼ発生しません。

    テスト期間がズレる複数地域の学生が通う学校となると、テスト期間が1か月以上も続き、土日も休みもなく働き続けるので本当に疲れ果ててしまうのです。

    名ばかり店長のような管理職にされている教室長も多い

    ファーストフードやコンビニで社会問題になった「名ばかり店長」のようなことが現実に塾業界では起こっています。

    教室長=役員ということにしておいてサービス残業代が払われない現実は知っておいて欲しいです。

    教室長候補もすぐ!なんて募集しているところは要注意です。金銭的に苦しむ羽目になりますよ?

    経費削減で清掃スタッフの肩代わりもさせる塾もある

    後は意外と時間がかかるのが掃除です。特に小さい個別指導塾に多いのですが・・部活で泥だらけ、軽食の持ち込みが許されている塾は多く、なんだかんだ生徒が数十人集まった教室というのは汚れます。

    その清掃業務を教室長に押し付けるというところもあります。

     

    予備校は結構清掃スタッフを雇ってくれますが、階段周りから教室の床や机の中清掃、校舎周りの掃き掃除までやっているところもありますよ?

    送り迎えと自転車整理の仕事も多い

    少子化で激戦と化した塾業界においては、遠方から生徒を通塾させる必要もあり、そのために送り迎えの送迎サービスを展開している所もあります。

    その仕事も教室長が請け負うことも多い。募集要項で【要自動車免許】と書いてあったらそういうことです・・。

    他にも地域密着型のところは自転車で大量に生徒が押し寄せるので、近隣住民のクレームが出ないように自転車整理と声掛けの仕事が課されている所もあります。

    家庭連絡関連の雑務や室長レター必須の塾もある

    後は、保護者への家庭連絡です。休みが続いた場合、成績が下降した場合は事前の面談や電話でのサポートがあります。ここに相当時間が取られます。

    オリジナルの室長通信のようなレター作成を毎月作るところも多く、意外と広報活動で体力を消耗している人も多いのではないでしょうか?

    模試作成やテスト対策プリントの作成やチェックの時間も多い

    模試作成や中間・期末テスト対策のオリジナルプリント作りもベテラン講師と教室長の仕事です。

    地域に合わせた都立・公立学校を対象とした学習塾は成績UPのために各学校の進路や教科内容に合わせたオリジナルの教材作成が必要になってきます。

    学校の先生によっては全く教科書を使わず独自のカリキュラムで進める方もいます。そういう授業に合わせて臨機応変に対応することが求められます。

    これが結構大変で、文字お越しから改編の問題集まで作るとなると最悪徹夜ということも考えられます。

    何だかんだ学校の先生も客観的なテスト結果を成績に反映させますし、そこに合わせた対策業務も室長には課されるのです。

    進学先への学校訪問や文化祭・体育祭への出席業務もある

    これは地域によって格差があるかと思いますが、生徒が通うイベントの写真を撮るために出席するケースもあります。

    これで普通塾の出勤時間は午後からですが、こういう日は特別に朝から一日がかりでカメラマンに徹します。

    生徒の写真に偏りがでないように複数学校に訪問することも。

    塾講師用の受験説明会にも参加する

    これは主に私立学校だと思いますが、来年度の進学用に私学が説明会をひらくことがあります。

    ココに出るかどうか?で内部資料や進学実績、細かい来年度のカリキュラム内容を教えてくれることもあり、受験間際には出席させられている教室長もいました。

    今はどうか分かりませんが足代としてタクシー代をくれる私学もありましたね・・・。

    とにかく教室長は忙しい!休みが取れず辞めたくなる

    このほかにも、教室長の仕事は沢山あります。

     

    • 新しく入ってきた講師への研修
    • 事務さんとの連絡
    • 休校の管理
    • 近隣トラブルの対応

    数々の雑務が課されており、それが給料に見合っていないと感じる人も多いのではないでしょうか?

    本当はこういうことは塾に努める前に知るべきなのですが、なかなか外には出てこない。生徒の笑顔は最高ですが、こういう現実もあるということはしっておくべきではないでしょうか?



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