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教師の副業ハンドメイドは稼げるか?家庭科教師が本音と実例を語ってみる

教師の中には、様々な副業を持っている人がいます。

中でも、非常勤講師はアルバイトと同じ、社会保険にも入ることができないため、周囲が思っている以上に貧乏なのです。

教師の副業にも様々なものがありますが、今回は芸術系・実技系の教師が多く行っている副業、ハンドメイドについてご紹介しましょう。


目次

教師と相性の良いハンドメイドの副業について

美術や家庭科の教師はもちろん、英語や社会など教師の中には器用な人が大勢います。安月給なのに社会保険に入れない非常勤講師、社会保険に入っても、数年で解雇されてしまう常勤講師の中には副業を持つ人も大勢います。

教師の副業で良くあるのはドリルや参考書、教科書の執筆です。

これも、教師ならではのハンドメイドかもしれませんね。

上位進学校の教師の中には、こういった仕事を依頼されて、副業する人が大勢います。中でも、東大や早慶などの合格実績が高い学校の教師が書いた参考書は、予備校の先生の授業に匹敵する価値があると人気です。

しかし、今回はいわゆるハンドメイド、例えば手芸、芸術、スイーツなどについてご紹介しましょう。

ハンドメイド作家の平均収入は?

実際にどれくらい稼げるのか?ミンネ・カラーミーなどのネットショップサイトを運営するGMOグループに平均収入がでています。

「minne」が「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」を実施 ~専業主婦・主夫作家の80%以上がものづくりで収入を得ていた~

これを見ると2~3万円かせぐひとは3割程度いて、月に5万円以上でも15%ということですから、本気で取り組めば副業でもそれなりの収益になることがよくわかります。

ハンドメイド作家の仕事内容は実は多い

ハンドメイドでお金を稼ぐといっても、ただ作って販売するだけが仕事と思っていませんか?

実は、ハンドメイド作家の仕事には、作って販売するだけではありません。

作品のレシピを本やYouTube動画で配信する

ワークショップやカルチャーセンターで指導する、といった仕事もあります。

こういった意味では、学校で美術や書道、家庭科で教える教師の仕事もハンドメイド作家に値するのかもしれません。

しかし、ハンドメイド作家だけで食べていくことができるだけの収入を得られるのは、ほんの一握りです。

これは芸術活動をしている人達と共通するものになります。

そのため、ハンドメイド作家や芸術家の中には、教師をしながら副業で収入を得るという人もいます。

さらに、芸術家の中にもハンドメイドとの垣根を超えた活動を展開している人もいます。

自分が描いたイラストを刺繍したバッグを販売したり、プリントした傘を販売するといったこともできます。

このようにハンドメイド作家の仕事は多種多様です。

しかし安定した収入が約束されていないため、安定した収入を得られる教師という仕事との掛け持ちは、手堅いのかもしれません。

料理・スイーツやパン作り

リモートワークが増え、男性でも家で料理をする機会が増えてきました。

しかし、家庭科が男女共修になる前の世代、40代、50代の男性の中には家庭科をやったことがない人がほとんどです。

しかも、この世代は母親が専業主婦だった人が一番多い世代。料理はもちろん、家事さえ子供時代にやっていない、という人もいます。

こんな人向けに、簡単な料理から本格的な料理まで、スイーツ職人やパン職人、料理研究家という仕事を、副業にしている人がネットを利用して、教えるという仕事をしています。これも、スイーツやパンを作るハンドメイド作家の仕事の一つです。

学校では、小学生や中学生の子供に、家庭科はもちろん、色々なことを教える教師たちです。子供にもわかりやすく教えることは得意な人ばかり。そこで、素人でもわかりやすいレシピを作ったり、配信することができるのかもしれません。

特に、男性向けの料理教室は大人気で、大手の料理教室で開催されるとすぐに定員が埋まってしまうほど。教師の傍ら、「ABCクッキング」や「ベターホーム協会」で料理を勉強し指導する資格を取ると、こういった教室で指導することができます。

さらに、スイーツやパン職人として、イベント販売などをしていた人は、コロナ禍イベントの中止により仕事が激減してしまいました。こういった人達の間で広まったのが、ネットを使った販売や、講習会ということです。

DIYハンドメイド

近年、様々な工具が素人でも安全に扱えるようになり、DIYをする人が増えています。こういった人の中には、自分が作った思わぬ便利グッズが他の人からも好評で、ハンドメイド商品として販売に至ってしまった人もいます。

普段、学校の授業で「あったらいいな」と思ったものを、手作りしたところ、他の人からも好評になる、といったものですね。

中には、目に見えないアプリを作る教師も増えていますが、こういった点では、これもハンドメイドかもしれません。

非常勤講師の副業としてハンドメイドをする人もいる

芸術科の教員は、半分以上が非常勤講師です。

元々、芸術の教員の中には「子供のころから芸術の道で食べていきたい」と考えていた人が大勢います。

しかし、ピアニストや声楽家、作曲家やアーティスト、画家、陶芸家、デザイナーとして生活できる人はほんの一握りです。

これは、体育大や体育学科の学生に中にも多く、そのほとんどは指導者や関係企業に就職をしています。

指導者になる人は、体育ならテニススクールやゴルフのレッスンプロ、スイミングスクールのコーチ、芸術ならカルチャー教室での指導や教室運営になります。

しかし、これでは安定していない、生活できないという人も多く、そこで、教員免許を持っている人が選択するのが、非常勤講師という仕事です。

中には、夢を諦めたくないと芸術活動などの傍ら、非常勤講師の仕事をしている人もいます。

体育教師は年齢によって、プロとして生活することは難しいため、部活指導などで自身の夢を受け継いでもらいたいと願っている人もいるようです。

しかし、年齢を問わない芸術教師のほとんどは、芸術活動をしながら教師の仕事をしている人がいます。

実際に、元教師で有名になった芸術家は多くシューベルトも音楽で生活ができなかったころ、学校の先生をしていたということです。

日本でも日本画家の島田墨山、山口華楊、安野光雅などは、元学校の教師です。

中には、星野富弘のように体育の教師からケガで手足の自由を奪われてから、画家となったという人が、その多くは美術教師や小学校の教師。

もしかしたら彼らにとって、芸術活動が本業で、非常勤講師の仕事、教師の仕事が副業なのかもしれません。

美術講師にもハンドメイドの副業は相性抜群

美術の教師のほとんどは、陶芸や油絵、水彩画、写真家、彫刻家などのスペシャリストです。

中には、ファッションや建築デザイナーとしての仕事を目指していた人もいます。

そこで、美術の教師の中には、教師業の他に自分の作品を販売して、副業にしている人もいます。

美術だけでなく、書道の教師の中にも、書家を副業としている人もいて、小さなギャラリーで個展を開いていたり、お店の看板などを依頼されて作る人もいるようです。

こういった芸術活動をしている教師の数は、決して少なくありません。

むしろ、芸術の仕事をするために会社などの所属するよりも、理解ある学校で芸術活動をしながら、子供たちに教えることが一番自分の力を活かせる生き方なのかもしれません。

芸術活動では、個展を開いたり、展覧会に出品したりしています。

全国の美術館やギャラリーでは、様々な芸術作品を公募もあります。しかし、出品料がかかるだけで収入にはつながらないことがほとんどです。

そこで、こういう王道の芸術活動の他に、地元のイベントやフリーマーケットで、作った作品を商品化し、販売している人もいます。

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自分が描いた絵をポストカードにしたり、陶芸作品を作って販売するようです。

中でも、デザインや水彩画、可愛いイラストやきれいな風景は、絵を買うのは高額でも、ポストカードやミニ画集なら手が出しやすいという人もいます。

そこで、イベントなどで、手作りのポストカードやミニ画集作品を出品して販売しています。

やがて多くの人の目に留まって、ファンが付くことで、その後の芸術活動につなげています。

主要科目の教師でもハンドメイド作家になる人もいる

意外性のある教科の教師がハンドメイド作品を得意としています。

皆さんは、ハンドメイドというと女性の仕事、家庭科の教師というイメージが強くありませんか?

実は、スイーツや手芸は、数学や理科が得意な人ほど上手に作ることができるのです。

それを裏付けてくれているのが、「佐倉編物研究所」で大人気の伊藤直孝先生です。

伊藤先生は東京大学大学院理学系研究科修士課程修了後、長年化学系の研究職を経て、「編物は数学」という論理的な考え方から、今では編み物講師を勤めていられます。

編物だけではありません。美味しいスイーツは、科学実験と同じと理系の男性がパティシエになる、ということも良くあります。

そこで、数学や理科、国語、英語、社会と主要五教科と呼ばれる教師の中にも、こういったハンドメイドを趣味としている人は大勢います。

初めは、学園祭のワークショップがきっかけという人も、やがてイベントなどで販売する人もいるようです。

中には、学校の教師の傍らサークル活動やカルチャーセンターで講座を持って、ハンドメイドのプロとして指導し、伊藤先生のような人を目指す人もいることでしょう。特に、食のハンドメイドからプロに転職した人もいます。

教師がハンドメイドをする時間はあるのか?

ここまでお話すると、教師はよほど暇なのでは?と思われてしまうかもしれません。

しかし、普通のサラリーマンがそうであるように、教師たちにも趣味を持った方が、気分転換にもなります。教師は他の業界と比較してもブラックです。

それでも、隙間時間を探して色々な活動をしています。

決して時間があるわけでもないけれど、ほんの少しの隙間時間に、趣味のハンドメイドや作品作りをしています。

また、教師の中には自分で作家として文章を書くことで、「日本史」や「国語」の授業に生かしたり、ハンドメイドの作品作りを通して、新しい教材研究をしている人もたくさんいます。

そして、全国の半数近い教師は、常勤講師のように数年で契約が切れてしまう、非常勤講師のように社会保険の加入が認められていないという立場です。

そのため、手に職の副業を身につける必要に迫られていることも事実です。

そこで、生活をしていくために、ハンドメイド作家としての副業を持たざるを得ない、という人がいることを知ってください。

隙間時間でまずは作品発表SNSとブログを作ってみよう

ハンドメイドに興味があるのだけど、そこまでたくさんの作品は作れないし、売り上げに関してもネットショップを運営するスキルもないという人もいるかと思います。

そういう方はまずは作品制作の過程をブログに書き、出来上がった作品をインスタやTwitterにUPするなどの活動からスタートしてはいかがでしょうか?

やってみないと自分の適性は分かりませんし、実際にドはまりして人生が充実するかもしれません。

定年退職後の趣味の仕事としても長くできますし、まずはチャレンジしてはどうでしょう?



気軽にどうぞ♪

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