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日本語教師を辞めた後の転職事例!面接で何を聞かれたのか?

今回は日本語教師を辞めて転職した人がその後どんな人生を歩んでいるのか?8人にアンケートを取りまとめてみました。

また面接時に聞かれたこと、収入面の変化も語ってもらいました。実際に日本語教師は転職が厳しいと言われながらも、逆境をはねのけて成功している人も多いです。

目次

日本語教師を辞めても就ける仕事は沢山ある!

では実際の具体例です。やっぱり転職って不安ですが、受かりやすいところを重点的に受ける人、新しい職場環境を重視する人、今までのキャリアを活かせる仕事を選ぶ人など、見えてくるものが有るかと思います。

 

1、日本語教師を辞めて運送業に転職

自分は、国内の日本語学校に勤めており、外国人たちに日本語や日本の文化、習慣、歴史などを教えていました。日本語教師になるためには、別に特別や資格がいるわけではなく、あえて云うなら「日本語能力検定試験」の資格を取っておく方がいいくらいです。

自分は、日本語学校の日本語教師から転職して全く異業種の「運送業のトラックドライバー」になりました。日本語教師を辞めた理由は「給料面」です。

日本語教師の給料は、自分は常勤だったので、「20万円前後」でした。

しかし、結婚して子供が生まれてから「これでは生活できない」と思い、もっといい給料を貰えて、すぐに転職できそうな業種を探していると「運送業」が見つかりました。給料も日本語教師よりも良く、「237万円」ほど貰えるので家計的にも楽になりました。

勤務体制も日本語教師の時は、テストの採点やプリント作成、個別面談などで仕事が終わるのが「20時を回る」ことが多かったのですが、運送業に勤めてからは「18時くらい」には終わるようになったので、身体的にも精神的にも楽になりました。

面接で聞かれたこと

面接で「なんで日本語教師から運送業に勤めようと思ったの?」から始まりました。当然の疑問だったと思います。自分は素直に「給料面のこと」を話しました。今勤めている社長は、給料面のことを言うと納得してくれました。

自分は、外国人を相手に日本語を教えていたため、わからないことも辛抱強く教えなければなりませんし、間違った知識を教えてはいけないので、自分のPRとしては、「何事にも辛抱強く、耐えることができる」ことをアピールしました。

今後、日本語教師から異業種に転職しようと考えている人にアドバイスとしては、日本語教師自体、勤めるのが難しい業種ではないので、IT関係など高給な業種に転職はなかなか難しいと思います。

なので、ハードルの低い「運送業」や「建築業」など身体を使う仕事の方が転職しやすいと思います。

 

2、日本語教師をやめて貿易業に転職

企業の貿易事務の仕事に転職しました。

日本語教師をしていたときとは、組織的に働くと言うよりは、外国人の生徒さんがどのようにすれば日本語を早く習得できるかを考えるのがメインで、フリーランスのような働き方をしていました。

しかし、企業の貿易事務の仕事では、それぞれの役割分担が決まっていて、私の仕事の後には後工程があり、納期が何よりも大切になって組織的な働きをする必要があります。

年収は、日本語教師の時よりも3倍ほどになりました。勤務体系については、日本語教師の時は生徒さんの都合に合わせて、ある程度自由に働く時間が決めれましたが、企業で働くと、基本的には朝9時から夕方5時までは会社にいる必要がありますので、拘束時間は大変長くなりました。

人間関係も、日本語教室の時はおおらかな感じでしたし、外国人の生徒さんの理解に努めようと、柔軟な対応をしてきましたが、企業で働くと、どちらかというと上司や部下の関係、いわゆる縦の関係が主になってきますので、少し窮屈に感じます。

 

面接で聞かれたこと

面接の時には自分の持っているスキルについて聞かれました。私は英語が得意で、日常会話やビジネス会話の簡単なものができましたので、その点をアピールしました。

また、日本語教師をしていたので、色々な外国の文化や風習について理解が深いことで、色々な国の人とコミュニケーションが取れることを話しました。

私の転職先は製造工場を中国から東南アジアにシフトするために、人材を募集していましたので、私は日本語教師としてインドネシア、ベトナム、そしてマレーシアの生徒さんに日本語を教えた時に、彼らから教わったことを

その時に苦労した点やそれをどのように克服したかをアピールして自分がいかに国際的なコミュニケーション能力があるかをアピールしました。

日本語教師をされている方は、他の職種の方よりも、国際的なコミュニケーション能力が高く、海外の風習や文化の理解が深い方が多いと思いますので、その点をアピールすれば良いと思います。

 

3、日本語教師を辞めて外資の貿易事務に転職

アメリカで10年日本語教師をしていました。英語も得意だったため、日本に帰国後外資系の会社の事務職に就きました。派遣社員も含め、IT、金融、貿易の事務をいたしました。
平均年収は600万ぐらいでした。

日系の金融業界でお仕事していた時は『The昭和』な雰囲気(毎日、起立しての朝会、上下関係の厳しさ、残業の多さ等)もありましたが、それはそれでその状況を楽しめましたし、残業代も助かりました。いわゆる企業の元の就業は初めてだったので会社員の在り方、ビジネスマナーや事務職の基本を働きながら学べよかったです

外資系ではどの業界でも同僚は上、下問わずフランクな方が多かったため、周りを気にする事も少なく自分のプランで仕事も進みやすかったので働きやすかったです。

面接で聞かれたこと

『教職免許をもっているのにどうしてオフィス系のお仕事に転職するのか』と聞かれました。教師時代は仕事と私生活のメリハリがあまりついておらず、家で生活していても、どこに出かけても、『あ!この場面レッスンプランに組み込める!』(授業でシチュエーション会話を中心に教えていたので)等、四六時中授業の事ばから考えていました。

教師10年を言う節目もあり仕事と私生活のメリハリをつけたい、オフィスにいるときだけが就業時間と決まっていればその時間内に効率のいい仕事ができるからと回答しました。

実際もくもくPCに向かうのも好きだったため事務処理も早くて助かると就業後上司にも声掛けしていただきました。

教師以外の職歴がなかった時は面接の際に『教師は教えるだけではなく、レッスンプランをPCで作成しているため、Wordに精通、成績を付けるためにもExcelは基本操作可能、授業ではパワーポイントで進める事もあり、パワポでの資料作成も得意です』とアピールしました。

中途採用は求められるものも多く今は難しい時期でもあるかもしれませんが、第一希望の職種でなくとも自分のスキルアップできる場であるなら挑戦してみるといいと思います。その職歴、経験は次へ次へとつながっていきます。頑張ってください!

4、日本語教師を辞めて製菓会社に転職

日本語教師からお菓子工場の作業員に転職しました。転職先にこちらを選んだ理由は、外国人が多く働いていること、日本語教師として外国人に教える話すことが仕事で活かすことが出来ると思ったからです。

私自身が単発派遣でお菓子工場に勤務していた時に、外国人の従業員が日本人の従業員よりも一生懸命に仕事している姿に刺激を受けたと話したことも就職先の決め手だったと思います。

契約社員として働いています。日勤、土日祝日は基本休みですが繁忙期は交代で出勤あります。年収は350万円位、外国人の方が知人に話しかけてくれるし、知人も外国人の同僚や先輩方に仕事の相談をしているので、人間関係は良好です。

面接で聞かれたこと

日本語教師を5年以上経験してきたので、外国人と会話力があること、外国人の方に日本語を教えることが出来ます。

外国人の方と日本人との架け橋になる事が出来るし、英語力もありますと伝えました。

再就職先として同じ日本語教師に就くことも考えましたが、工場で働くことで、今まで世間知らずだった自分を変えたいと思ったのもあります。

友達がお菓子工場で働いていて楽しく仕事の話しをするのも再就職先の決め手でした。

再就職で同じ仕事に就くことも良いですか、考え方次第では異業種の仕事を経験した方がいいです。再就職先に何を求めるのか、あなた自身で考えて納得した再就職先を決めてほしいです。

 

5、日本語教師を辞めてコールセンターに就職

私の職場に元教師で日本語教師がいます。私の職場はコールセンターでいわゆるしゃべりを仕事にする仕事です。

その方は、50代くらいで今はアルバイトとして働いてくれています。おそらく年収は300万くらいではないかと思います。

勤務形態はフルタイムの週5日の勤務をしています。その方に話を聞いたことがありますが、教師はプレッシャーも多く長時間拘束や休みでも部活の対応や親との対応などで心を疲弊していたそうです。

50歳になって子供の社会人になり、自分自身の仕事とプライベートのことを考えたいとのことで今の職場にいます。

すごく穏やかで、口数が多い方ではないですが、時折見せる言葉遣いや単語のチョイスは日本語教師だったんだなと思わせます。

面接で聞かれたこと

アルバイトで面接をしたとのことで、2,3次面接といったことは行われずに、一次面接だけで終わったはずです。

聞かれたことは、ごく一般的なことで、週どのくらい入れるか、何時から何時まで勤務出来るか、いつから働けるかといったことらしいです。

アピールした点は、国語教師をしていたとのことでいわゆる言葉のプロで日本語の漢字の読みや単語の意味や語意力は高いと思うと話したそうです。

また、教師は様々なプレッシャーがあるそうで、そのプレッシャーに耐えてきたストレス耐性は高いと話したとのことです。

アドバイスとしては、あまり教師としての経験などは塾講師など以外では使えないと思うので、ストレス耐性や、忍耐強さなどそういった面を強調したほうが良いのではと思います。

 

6、メキシコの日本語教師を辞めて英会話講師に転職

日本の大学を卒業した後、メキシコの私立大学で4年間、常勤の日本語講師として勤務しました。その後、8か月間のイタリア語学留学を経て、日本に帰国し、大手英会話学校の英会話講師になりました。

非常勤だったので、1日に3クラス程度、週に5~6日働いて、年収は多い時で200万円くらいでした。

人間関係はに関しては、主に対生徒だったので、ほとんどありませんでしたが、英会話スクールでの講師業だったため、生徒を継続させるためにカウンセリングと称した営業トークをしなければならなず大変でした。

継続人数のノルマなどもあって、その営業トーク込みのカウンセリングで、せっかく築いた生徒との信頼関係にヒビが入ったことが難点だったと思います。

面接で聞かれたこと

採用時に聞かれたことは、あまり覚えていませんが、英会話講師としての仕事をする上で、一番大切にしたい点を聞かれた気がします。

その答えとして、「何度も帰ってきたい場を提供することである」と答えた気がします。

自分は、スペイン語専攻で、スペイン語圏の国に4年間住んだ後で、イタリア語を学ぶためにイタリアに留学した後で、日本で英会話講師職に就いたたので正直、自分の英語力にあまり自信が持てない状態での転職活動でした。

なので、その際に初めてTOEICを受けてみたり、英語の復習を猛スピードで短期間でやったり、とにかく、自分の英語力の向上に全力で向き合いました。

それまでに得た日本語教師という「教える経験の土台」は、次の仕事が講師業であれば、絶対にプラスになるものだと思います。

 

7、日本語教師を辞めて保育士、その後物流に転職

私の後半が元日本語教師、女性、30代。日本語教師から保育士に転職し、その後保育士を辞めて物流関係の職に付きました。

もともと何かを教えたりする事が好きであり、子どもも好きとの事で保育士資格を働きながら取得。保育士として働きながらも彼女は夢に向かってつき進む事を決意。

いずれは、保育施設を開設して、そこで今まで培ったノウハウを生かして日本語を教えたい。日本語を母国語として扱う日本人にも温かみのある日本語を教えたいと話していました。

保育士としてのお給料(当時17万)ではお金が貯まらないのと、教職、保育士を離れて外の世界を観て勉強もしたいとの事でこの春退職されました。今は冒頭にも記しましたが、物流関係の職についてフルタイムで働いておられます。

面接で聞かれたこと

育園で採用する時に私もその場に同席していました。

その時上司が質問したのは4つです。

  • なぜ保育士を選んだか?
  • 何が得意か?
  • 子どもが好きかどうか?
  • ピアノが弾けるか?

ということでした。

又、働きながら保育士資格を取ることは、せっかく働くなら知識を深めより子ども達により良い保育を行いたいという事でした。PRされた事を総合すると、探究心でした。

転職するにあたってですが、今自分が何をしたいのか、今後どうなりたいのか、未来の自分をまず思い描いてみる事、そして目標を定めてそれに向けて日々アンテナを広げながら努力していく事が大切だと思います。

そして自分の気持ちを偽らない事です。世間的にどうかな?同期に比べてこれは…などと思わないで、自分を信じていくと良い結果に繋がるのではと思います。

8、日本語教師を辞めて飲食店に転職

日本国内、海外で6年程日本語教師をしていましたが、この夏から飲食店に転職しました。
時給だけでいうと日本語教師の方が約2倍といいですが、授業準備、採点諸々時間外業務が多かったので拘束時間と時給で考えると、収入はほとんど変わらないと思います。

教師時代は、帰宅後も休日も準備や学生対応に追われ休まる時間がなかったので、転職してから休みの日はきっちりとプライベートの時間がとれることになり、とても満足しています。

また、日本語学校は子育てを終えられた主婦や定年退職されたご年配の方が多かったので30代の私にとってはあまり居心地がよくないものでした。

転職先は若い世代が多く、エネルギッシュな職場で自分もパワーをもらっているといった感じです。

面接で聞かれたこと

特にこれといって特別な質問はありませんでした。日本語教師だったと伝えると外国語に堪能なイメージがあるようで外国語レベルはどこの面接でも聞かれました。

日本語教師としてしか働いてこなかったので教える以外のスキルがなく不安でしたが、留学生のアルバイトも増えてきて、コロナが終われば旅行者も戻ってくると思うのでそういった外国人対応をしてもらいたいと言われました。

外国人対応に慣れているのは日本語教師の強みだと思います。

レベルに合わせて言葉を選んだり、言い換え、説明など日本人でもなかなかできない人は多いのでそういった点は転職先でも活きてくると思います。

私の場合、英語もろくに話せない、あるのは日本語教育の知識だけだったので転職をお考えの方は、語学などなんでもいいので他のスキルを身に着けておくことをおすすめいたします。



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